08/02/05 01:25:12
久しぶりに書き込もう。
本夕、我が家の雉虎兄が旅立った。漏れと元嫁が離婚し、元嫁にも仕事が決まって新しい部屋を見つけた矢先だった。
賢い子だったので、自分が元女房に連れて行ってはもらえない事を、電話口の会話を聞いて理解していたようだった。
漏れとはイーブン、元嫁は母親といった感じの付き合いだったが、漏れが新しい彼女の部屋に出て行き、嫁にも新しい彼氏が出来た頃からは塞ぎこみがちだったらしい。
元嫁とは、雉虎兄と茶白妹は漏れと彼女が引き取る事で話が付いていたのだが、やはり元嫁と離れるのは耐えられなかったようだ。
最後に逢ったのは一昨日の夕方だったが、漏れを見ても関心も持たずに炬燵にもぐりこんでしまった。
その後、元嫁が新しい部屋へ引っ越すための敷礼金などを不動産屋に振込み、契約を済ませて帰宅したのを見計らったように死んでしまったそうだ。
元嫁から連絡を受けた時、あまりの潔さに感動したとともに、あいつは本当に何でも分かってたんだな、と改めて感じさせられた。
漏れの彼女も猫好きなので、多少時間はかかるが馴染んでくれるだろうと思っていたが、あいつはその途を選択しなかった。
最後の最後まで自分の意思を貫いたなんて、いかにも あいつらしい。
なので、涙を以って送る事はしないでおこう。