07/12/26 19:07:43
とある港町での出来事
その町にも婆ちゃん曰く単発機(…だから艦載機かな)の空襲が何回かあったらしい
で、その日もその町にある工場を狙って空襲してきたんだが、当時、女学生でその工場に勤労奉仕していた
姉ちゃんが建物を出た瞬間、正面から熊ん蜂みたいにずんぐりした敵機(グラマン)がぐぅんと突っ込んできた
既に操縦士の姿が見えるほど近づいているので、逃げようとしても間に合わない
やられると思った瞬間に腰が抜けて動けなくなってしまったんだが、何故かその敵機は工場を狙うのには格好の射点なのに
一発も撃って来ない
そして、そのまま上昇していった
振り向いた婆ちゃんには、その操縦士が手を振っているのが見えたんだと
よく無差別に機銃掃射してくるみたいに言うけど、米兵も悪い奴ばっかじゃないと思ったそうだ
ぼのぼの …かな