07/12/29 23:36:36 jMbuEV9L
北信・北陸など、国境を越えてすぐの近い戦場では
ほとんどが作荒しか収穫狙いの短期決戦であった
それに比べると、春日山から遠い関東の戦場では、秋の収穫狙いから
冬季の出稼ぎ型の長期戦争(口減らし型)が多かった
農閑期になると、謙信は豪雪を天然のバリケードにし、
転がり込んだ関東管領の大看板を掲げて戦争を正当化し
越後の人々を率いて雪の国境を越えた
収穫を終えたばかりの雪もない関東では、かりに補給が絶えても何とか食いつなぎ
乱取りもそこそこの稼ぎになった
戦いに勝てば、戦場での乱取りは思いのままだった
こうして、短いときは正月まで、長いときは越後の雪が消えるまで関東で食いつなぎ
なにがしかの乱取りの稼ぎを手に国へ帰る