07/09/15 10:56:43 AOuTKWn+
>>144
和田城合戦
多賀右兵衛尉、ただ一騎にてしんがりを務め、大槍をひっさげ山の曲がり角にて北条勢300を迎え撃つ
馬上7,8騎。徒数十人を叩き伏せ、その武威に北条勢の足は止まったという。
北条方、山中左衛門尉と伊達与兵衛が左右に詰め寄り同時に矢を放つ
左から射た山中の矢は外れ、伊達の矢は脇腹を突き抜けた。
外した山中は同僚達に笑われたという。
さて戦功の恩賞が与えられた。一番の賞は敵を一撃で射殺した伊達与兵衛。
第二の賞は山中だった。他の武士から意義を申し立てられたが北条氏康が言うには
「山中は強敵の射向いより雌雄を決しての振る舞い。同時に詰め寄ったのが幸いしたのだ」とした。
近習外様の面々はこの粋な仕置きを聞き「山中を嘲ったは心得違いであったか」と反省したそうな
めだたしめでたし。
(=゚ω゚) こーゆーのが戦国東国の弓馬の道だったのではないか?