07/11/21 15:15:23 Q85wZ7yu
長文で悪いが
そもそも近郊型ってのは比較的長距離を都市部から近郊部(閑散区域を含めて)に走る線区に導入する車両の設計概念
そういう線区では朝夕は通勤型ばりの客捌き(乗降時分の短縮)を求められ、それ以外では中長距離客を考えた車両空間(着席定員の増加)の実現が必要
つまり、通勤時間帯とそれ以外では快適に感じる空間が違うが、それを解決する車両設計にしなければいけないわけ
で、今の旧型近郊型車両の置き換え線区でみられる車両はほとんどが通勤時間帯への対応に比重を置きすぎている
というのも、コスト削減のために通勤型と車両の基本設計を同じにしてるから必然的にそうなってしまっているだけ
JRは通勤時間帯でのサービス改善が全体でのサービス改善に繋がるという考え方だが、それは極端な車両標準化によるコスト削減の弊害を利用者に納得させるための後付けの理由でしかない
しかも一日の大部分を占める非通勤時間帯への対応へは大幅に減らしたクロスシートの代わりに有料のグリーン車へ否応なしに誘導させることで解決したことにしている
これらは独占市場の公共交通なればこそできる利益拡大の方法
昨今の新型車は音が静かだ、揺れが少ない、省エネなどでサービス向上を謡っているが、
そんなの数十年のブランクを経ているのだから大幅な技術革新の基にある環境向上があって当たり前
客室設計は車両標準化により大幅な制約を受け、標準設計の基本である通勤型以外の車両ではサービスが低下している
新型車が出るまでにJRが学んだことは、「客は乗るしか無い」「削減できるところは直接客に関わるところ」ということ