07/10/14 15:18:02 gYgY+S2H
>>567
>>569を勝手に補足
動輪径を変えるもうひとつの理由は、動輪の回転数やピストンの動きの速さには限界があるから。
例えば国鉄の蒸気機関車の動輪は毎分約300回転を限度としているので、
C62の1750mm動輪なら、300rpmで時速98.9kmが最高速度。
これ以上のスピードを出すには、
・動輪径を大きくする(→加速鈍る)
・回転数を上げる(→潤滑や熱に問題が生じる)
の方法しかない。
ちなみに効率がいいのは200~240rpmの範囲。
国鉄は300rpmが限度だが、海外では500rpmに達するものもある。
国鉄の限度が低い理由はいろいろ言われているが、
ローラーベアリングの不採用と、「そこまでのスピードを必要としない/実現するには各方面の調整が面倒」という
後ろ向きの理由だったから。