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闇サイト仲間、人気携帯を中国人に転売
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犯罪仲間を募るインターネット上の闇サイトを通じて知り合った3人の男が、偽造印を使って購入した最新機種の携帯電話を、電話番号などを記録したICチップを抜き取り、中国人に転売していたことが、警視庁新宿署の調べでわかった。
男たちは中国人から携帯電話の機種を指定され、1台1万5000円程度で売り渡していたという。
日本製はデザイン性の高さから中国では高値で取引されており、新宿署は、中国の犯罪グループが、ICチップを差し替えれば中国でも利用できることに目を付け、機種本体だけを買いあさっていたとみて、背後関係を調べている。
携帯電話の販売代理店から携帯電話をだまし取ったとして、詐欺容疑などで新宿署に逮捕されたのは、東京都新宿区新宿の無職渡辺与四郎(51)、墨田区東向島、無職小山内和之(38)、住所不定、職業不詳秋山智史(27)の3容疑者。
調べによると、渡辺容疑者らは今年8月27日、新宿区と目黒区の販売代理店に、実在する会計事務所や映像制作会社の偽造印などを持ち込み、これらの法人名義で契約すると偽って、シャープ製などソフトバンクモバイルの携帯電話計6台をだまし取った疑い。
渡辺容疑者はこの直前、犯罪仲間を募るインターネット上のサイト「闇の職業安定所」(現在は閉鎖)に「一緒にやらないか」などと書き込み、これに応じた小山内容疑者が契約に必要な印鑑を偽造、秋山容疑者が社員になりすまして販売代理店を訪れていた。