05/11/01 07:44:07 4ZT/BlCT0
URLリンク(www.asahi.com)
NTTグループ、IP網一体化へ 独占回帰と他社反発も
NTTは、次世代通信の主役になると予想される「IP(インターネット・プロトコル)通信」のネットワークを、グループ一体で整備する方針を固めた。
民営化で分割されたグループ各社が再統合に向かう「再々編」論議の契機になるのは確実で、競合他社が反発を強める可能性もある。
NTTによる現在のIP通信網は、基本的に県単位でつくられて相互に接続されている。
NTT東日本と西日本がもともと、各県内の固定通信を担うことになっていたためだ。
新通信網は設備は光ファイバー回線が使われ、最終的には従来の地域分けにこだわらず網の目のようにつながれる見通し。
IP通信の大きな利点は、従来の交換機のような高価な設備を必要とせず、設備費用が安いことだ。サービスに必要な通信量にあわせて、回線を効率的に配分できるとも見られている。
NTTは99年に持ち株会社のもとで分割・再編され、グループ内での競争を求められてきた。
IP電話にも、地域固定通信の東日本と西日本、長距離固定通信のコミュニケーションズがそれぞれ取り組んできた。
グループのある幹部は、将来の組織形態について「一つの通信基盤を効率的に運営するには、1組織がいい」と話す。
NTTはすでに無線LANなどで一体化を進めており、「独占回帰だ」(KDDI)との批判も出ている。