死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?191at OCCULT
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?191 - 暇つぶし2ch850:本当にあった怖い名無し
08/04/11 03:49:16 zPqDyoYKO
>>958
埋めついでに書いチャイナYo!
フリーチベット!
チャイナフリー!

851: ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:03:33 HLtOgiIW0
ありゃ…>>958さん待ちかな?
空気読まずにちょっとだけお邪魔しますね。

852:辿り着かない 1/2 ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:04:34 HLtOgiIW0
従姉は俺が高校生の頃既に社会人だったから、今はもう30をとうに過ぎている筈だ。
特に若作りな印象も受けないのだが、おっとりしているせいか妙に子供っぽい。
彼女は、休日には自宅から坂を上がる片道30分程のコースを散歩して、
桜並木の続く山の上の住宅街のパン屋で朝食を仕入れて来るのが習慣だそうだ。

従姉の家でお彼岸の人寄せがあって、俺がそのまま泊まった年があった。
彼女の弟とはオタ友でもあるので、泊まり自体は珍しくはないのだが。
因みにどちらも「いとこ」で紛らわしいので名前を出すと、
姉の方が亜矢、弟の方が智宏だ。

前日の飲み会の席で、この姉弟の父親が俺のオヤジに言った。
「××の方に、変な家があるんだよねぇ。」
話によるとそこは畑の中の一軒家で、大分前から空家らしい。
事件があったとは聞かないが、住む者もなければ取り壊されもせずそこに在る。
そして、後からその家を囲む様に建て売り住宅が出来た。
売りに出されたその家を見に行ってみたところ、
四軒とも、中心のその家に面している側にだけ一切窓がないのだと言う。
俺が興味津々で聞き耳を立てていると、伯父さんは苦笑いを浮かべた。
「ナオは行くなよ。お前そう言う話好きだからなぁ。」
俺はぶんぶんとかぶりを振った。ありえない。
凸とかする様なタイプではないのだ、俺は。寧ろ避けて通るくらいだ。

朝目が覚めると、前夜飲んだくれていた智宏はまだ夢の中だった。
先に洗面所で顔を洗っている時に、亜矢ねえが現れた。
例の散歩に行くところらしい。
智宏はまだ起きないだろうし、俺は彼女について行く事にした。
その道すがら、こんな事があった。

853:辿り着かない 2/2 ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:05:12 HLtOgiIW0
通りを逸れて脇道に入ると、そこは田畑の間に点々と真新しい家が建つ住宅地だった。
今来た道と交差する県道に向かって、斜めにショートカットするらしい。
俺は昨日の伯父の話を思い出して、亜矢ねえに場所を聞いてみた。
すると、目的地近くまで県道に出ないで住宅地の中を上がって行っても、
坂の上に出る筈だから行ってみようかと言う。
目の前まで行くのは嫌だが、遠くからどんな感じか確認したかった。
俺は怖いのと好奇心を秤に掛けて、朝で明るい事に背を押され、彼女に従った。

畑と住宅の間をぐるぐる回り、畑が途切れる辺りで向こうに団地が見えた。
あれぇ…?と亜矢ねえが呟く。
「何?」
「アレ、●が●団地。あそこまで行くと住所が●が●なんだよね…。」
従姉の視線につられ顧みるが、後方には五軒固まって建つ家は見えない。
しかし道はもう県道へ出る通りか、団地へ向かう急坂しかない。
「ごめん、方向音痴…。」
俺は「帰り道でいいよ。」と答えたが、彼女は何だか不安げだった。

結論から言うと、帰り道も全く同じ事が起こった。
県道から横道に入って、ぐるぐる歩くうちに気付けば大通りに出てしまっている。
何だかおかしいなぁとは思ったのだが…。
昼近くなって起きて来た智宏がパンを齧っているところで聞いてみたら。
「アネキのあれねぇ…何てか、“辿り着けない”っての?それなんだよね。」
本当に危ない所には、行きたくても何故か辿り着けない。
そんな人っているんだよね、と従弟はこともなげに言った。
後でオフクロに聞いたら、どうやらバアちゃんもそんな体質?らしい。
つまり窓のない壁に囲まれた家は、洒落にならない様な…。
俺は結局、その家の場所が未だに分からない。

854:ほんの少し1/3 ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:08:07 HLtOgiIW0
美術系の専門学校に通っていた頃の話。
一年の前期は基礎学科で、専攻がどの分野でもデッサンや色彩学なんかをやる訳だが、
この時期は課題提出が死ぬ程多かった。
加えて、授業で使う水張りパネルなんかを事前に用意しないといけない。
片道一時間半の通学時間、朝から6コマ授業に出て、バイトして、夜中に課題と準備。

そんな生活をしていた俺が当時住んでいたマンションは、
駅からバス停2つ離れていて、帰りはコンビニに寄りがてら歩く事が多かった。
コンビニを出て、1つ目のバス停の手前辺りから住宅街になる。
車道を挟んで向かい側の川べりに造園業の事務所があって、
バス停の斜め後ろには重機の入った車庫と、石や植木が並んでいる。
歩きながら何とはなしに見ると、歩道寄りにある岩の前に男がいるのが分かった。
初夏の夜8時前、まだほんのりと闇は浅く、人通りもある。
バスを待っている間に煙草でも吸っているのだろう。
白っぽいポロシャツを着た、小柄でやや太めのおっさんの背中だ。
ちりりりりん!
ベルの音がして、俺は後ろから来た自転車に振り向き、少し避けた。
そのまま自転車の行く先を目で追うと…何だか、違和感があった。
よく見ると、ついさっきまで見えていたおっさんの背中がない。
目を離したのはほんの数十秒の事だ。
奥にも手前にもおっさんの姿はなく、車庫はシャッターがぴったりと下ろされている。
通り過ぎながら敷地の中を覗いてみたが、やっぱり誰もいない様だった。

その時点では、俺が知らないだけでどこかに入れるか、見間違いだろうと思った。
週の後半で、疲れも溜まっていたし。

855:ほんの少し2/3 ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:09:09 HLtOgiIW0
夕食と風呂を済ませた後、俺はリビングで絵の具と格闘していた。
机では大きなパネルと画材は広げられないので、テーブルで作業する日が多い。
一度リビングを出て北側の廊下に面した2部屋が両親の部屋で、
俺の部屋はリビングと並びの和室だったから、
リビングと自室の往復をしても、先に寝ている親に迷惑をかける心配もなかった。

日付けが変わって大分経った頃。
テーブルに向かっていると、廊下に続くドアが右側の視界に入る。
格子にガラスの入ったドアで、親が寝ている時間、向こう側は真っ暗だ。
そこに、さっきからちらり、ちらりと動く物がある。
しかし、顔を向けるとそれはぱっと引っ込む。
気が散る。
何もない筈の廊下で、確かに何かが動いている。見ると引っ込む。
手は作業を進めながら、そっと視線をずらしてみる。


心臓が跳ね上がった。
ガラスの向こうの暗がりに、くすんだ肌色の手があった。
出ようか戻ろうか…逡巡して、レバー型のドアノブに乗る。
更に向こうには当然、手の持ち主の肩が見えている。
ポロシャツ。丸い肩。白い。襟からは首が覗く。
平静を装おって作業を続ける俺の視界の隅で、そいつは様子を窺う様に首を傾げた。
ぐうっと頭が下がって来て……

浮腫んだ顔のおっさんが、精気のない虚ろな目で部屋の中を見ていた。

856:ほんの少し3/3 ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:09:58 HLtOgiIW0
「あああああああああああああ!」
俺は叫んで立ち上がった。
実際には、さほど声は出ていなかったかもしれない。
苦情も来なかったし、親も起きて来なかった。
我ながら馬鹿みたいだが、喉に張り付いた声を振り絞って、俺は宣言した。

「幻覚が見える!もう本気でやばい!俺は寝るっ!!!」

絵の具もパネルも放ったらかしにして、リビングもキッチンも明かりを点けたまま。
俺は自分の部屋に入ると、引き戸をぴしゃりと閉めた。
部屋の電灯も勿論点けっ放しで、ロフトベッドによじ登って毛布を被る。
俺の出す音が止むと、辺りはしんと静まり返った。
気のせいだ、徹夜続きで俺がどうかしてるんだ……。
そう思い込もうとしていた時。

「…駄目か。」

俺の部屋の戸の前で、はっきりと聞こえた。
無論父親の声ではない、知らない男の声だった。
それっきり、家の中は静かになった。

俺は結局、煌々と明るい部屋でまんじりともせず朝を迎え、
外が明るくなってからリビングをそっと覗いてみた。
勿論誰もいないし、廊下の正面の玄関は鍵が閉まっていて、チェーンも掛けてある。
ただ、リビングと廊下を仕切るドアだけが、ほんの少し開いていた。

857:気がつかないのは1/2 ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:11:47 HLtOgiIW0
“辿り着けない”従姉がいる。
本当に危ない場所には、行きたくても行かれない体質みたいなものだ。
従姉…亜矢ねえの事で、彼女の弟の智宏が話してくれた事がある。

智宏が高校生の頃、つるんでいた友達が住んでいたマンションがある。
四方を居住区が囲み、中央にパティオがある煙突の様な構造。
エレベーターホールの横のドアから中庭に出られる、
当時としてはなかなか洒落た建物だった。
いわゆるニュータウンの中で、住人は他から来た家族ものばかり。
亜矢ねえの中高時代の同級生も何人かいたそうだ。

春先、夜の十時近くまで友達の家にいた智宏がエレベーターを降りると、
脇のドアの向こうに子供がいた。
ドアは真ん中くらいの高さで区切られて、上が透明なガラス、下が霜付きのガラスで、
街灯に照らされたパティオの中程にある、ハナミズキの木が見える。
その下の茂みの向こうで、小さな頭が行ったり来たりしていた。
ああ、こんな時間なのにまだ遊んでる子供がいるなぁ…。
そんな事をぼんやりと考えていたら、何もない場所で蹴躓いた。
体勢を立て直してもう一度見ると、さっきの子供がドアの間際まで来ていた。
仕切りの上、透明なガラスにぴったりと顔を寄せて、智宏を見て笑っている。
転んだ所を見ていたのだろう。
智宏はバツの悪い思いで膝の汚れを払い、苦笑いした。

858:気がつかないのは2/2 ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:13:34 HLtOgiIW0
そこでふと気がついた。
ドアの上にある蛍光灯に照らされた、青白い子供の顔。
でも、仕切りの下、霜付きガラスには何も映っていないのだ。
映っていない!
そこにあるべき子供の首から下が映り込んでいない。
パティオの床の赤茶色の素焼きタイルと、茂みの緑しか見えない。
子供はべったりとガラスに顔をつけているのに。笑っているのに。

うわっ!と小さく悲鳴を上げて、智宏はエレ-ベータ-ホールから転げ出た。

帰宅して姉にその話をすると、亜矢ねえは首を傾げたと言う。
「…中庭に出るドアなんてあったっけ…?」
ドアは確かにあるそうだ。
後日智宏がそこに住んでいる友人に確認すると、
その中庭はいくつかのパターンの“出る”話があると聞かされた。
中庭だとか鯉のいる池だとか、そんな物が大好きな子供っぽい姉が、
パティオの存在に気がつかない訳がないと智宏は思った。
気がつかないのなら、やっぱりそこには…。

859: ◆BxZntdZHxQ
08/04/11 04:14:23 HLtOgiIW0
何か焦ってたみたいで、初めて連続投稿に引っ掛かった…カッコ悪orz
長々とスミマセン。
以上です、ありがとうございましたm(_ _)m

860:本当にあった怖い名無し
08/04/11 04:41:29 7D826iqUO
乙です。
おもしろかった。
亜矢さんは守護霊か何かに守られてるのかもね

861:本当にあった怖い名無し
08/04/11 05:35:06 /4iinN6/0
「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」というスレが洒落にならないと
お前らが本気で思ってるとしたら、それはしょうがない(呪いのセンスないけどね)
俺は俺の思った通りに丘板を変えていく

862:本当にあった怖い名無し
08/04/11 07:15:39 PmFAJyPvO
何の話や

863:本当にあった怖い名無し
08/04/11 08:44:42 MmfBJY420
◆BxZntdZHxQさん 面白かったー
おっさんの「…駄目か。」ってなんだったんだろうね。
その後何もなかった所を見ると、遠慮しがちにでも頼ってついて来てしまったけど
あきらめたって感じ?

864:本当にあった怖い名無し
08/04/11 12:20:26 VrzRuHrmO
>>976
乙ですノシ
面白かったですよ~。俺の知り合いにも辿り着けない人がいるよ。
あるんだよね、そういうのって

865:本当にあった怖い名無し
08/04/11 18:21:21 YGGQColW0
知り合いのおっさんが小学生時代に絶対王者だったという本当に洒落にならない怖い遊びの話
だいたい8人ぐらいでやる遊びでいまでいうサバゲーみたいなの
怖いのは使う武器。なんとこれで使う武器とは毎年死者を大量に出しているスズメバチ
それも最も毒性の強いオオスズメバチでないといけないらしい
アシナガバチや普通のスズメバチでは羽を掴むと刺されるしアシナガじゃ刺してもあまり腫れない。
オオスズメバチは動きが他の連中より鈍く捕まえやすくて羽を掴んでも腹が重過ぎて後ろを刺せない
それでいてプクーと腫れるこれ以上ない理想的な武器なわけだ

あとは隠れながら後ろに回って相手の体を刺す。
ただ腕に刺しても面白くないから普通は背中や肩、ほっぺたを狙うとも言っていた。
背中や肩みたいにおしっこがかからない場所に刺すのが一番普通だったとさ
頬っぺたは腫れまくって面白いが反撃を食らうことも多かったらしい。

案外刺されても次の日には普通に登校してきて死者や入院したものは出なかったといっていた
昔は極端に自由だったようで特に問題になったこともなかったとそのおっさんは語った

しかし昔の遊びはマジ怖い

866:本当にあった怖い名無し
08/04/11 18:43:57 SuoBsDWD0
新潟じゃ結構有名な坊さんの「良寛さん」も
鞠がどっかに行ったからその代わりに猫を袋につめて、ポンとつけばニャンと鳴くと楽しんでいたというド外道ぶりを披露

867:本当にあった怖い名無し
08/04/11 19:12:10 xwgt5ign0
何言ってけつかるが。
良寛さんを悪く言うな。

868:本当にあった怖い名無し
08/04/11 19:15:15 UP66pqDw0
次スレどうする?重複スレが残ってるけどそっちを使った方が良いかな?

869:本当にあった怖い名無し
08/04/11 20:29:33 WLMHsvWL0
>>985
それで良いと思う。

次スレ
スレリンク(occult板)

870:本当にあった怖い名無し
08/04/11 21:52:02 zTjjMPqc0
おまいら これ どお?
URLリンク(jp.youtube.com)

871:本当にあった怖い名無し
08/04/11 22:14:22 tIOsGNlg0
>>987
それニュースでみたわw
毒抜きして牙抜いたかなんかで安全なコブラとじゃれつかせる健康祈願の儀式だな

872:本当にあった怖い名無し
08/04/11 22:22:31 niN1jaXe0
>>986
そんな荒らしが立てた重複スレ使えるかボケ
はやく192たてろや!

873:本当にあった怖い名無し
08/04/11 22:26:29 QMwizDl60
じゃあ自分で立てな

874:本当にあった怖い名無し
08/04/11 22:39:05 T16teh1eO
埋めまか

875:本当にあった怖い名無し
08/04/11 22:51:00 6DgJvRO00
URLリンク(jp.youtube.com)

まだこっちの方がおもろい

876:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:00:12 c2SAto5RO
うめぇ~
めぇ~
ぇ~


877:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:12:51 ffDfmDMo0
友達と遠出した時。わんこそば食おうって話になって行ったんだ
順調に20杯ほど食ったとき、口の中に「パリッ」という違和感
でもそばはどんどん追加される
合間をぬって違和感の元を確認したら…まぁ分かるよな。ヤツの破片がでてきたんだ

878:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:27:49 CjDSi8TzO
いやぁぁぁ

879:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:28:45 Xwl01WSCO
なにかおきる

880:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:33:16 C3lrRqjMO
ザ ゴキブリ

881:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:36:50 niN1jaXe0


882:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:37:11 niN1jaXe0


883:本当にあった怖い名無し
08/04/11 23:37:32 niN1jaXe0
激参上!!!

884:1001
Over 1000 Thread
                      γ
                      (
                      _ノ

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            _ノ;し  i}  {J  |
         ,、-,、'         ハ- 、
         ( .( '、_    _ ,ノ  ノ:i   )
        ,、'""`ー---‐'"フ、_ - _,、' -'"
        (  _   ,、'"    ̄
         `ー--─'"
千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・


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