08/03/05 15:40:11 Utz0RliA0
推理小説、確か短編ところどころうろ覚えの部分があります。
とある列車で、席に着いたままの状態で死んでいる男性が発見される。
そこは指定席で、終点になっても降りない乗客に駅員が声をかけて発見、服毒自殺だった。
同じ車両にいた主人公の小説家は取材旅行の帰りだった、先に列車から降りたのだが、この男性が死ぬ少し前に男性に
「申し訳ないが、日差しが強いのでブラインドを閉めさせて欲しい」
と声をかけてきたのを覚えていた、その発言でこれから死ぬのに日差しを気にするなんておかしい、
それに男性がひどく穏やかだったことを思い出し、これは事件の匂いがする、と調査を開始。
すぐに主人公は、その列車とすれ違う下り列車で、同じように服毒自殺をした女性がいることを突き止めた。
しかも、死亡推定時刻はほぼ同じ、列車がすれ違った瞬間だ。
状況・使われた毒が同じことから、きっとこれは心中に違いないと主人公は判断。
だがその女性と、主人公の出合った男性に接点はなく、捜査は行き詰る。
男性には確かに愛人がいたが、死亡した女性ではない、ならばと愛人の方にアプローチをかける主人公。
愛人は男性の保険金で優雅に暮らしている、調べているうち、その女性と愛人が一緒に列車に乗っていたことが発覚。