08/01/09 17:44:45 mrf9XGopO
カーテンを少しずつ捲る、隙間から回りを覗く。
3人がそこに歪な存在を感じた。
髪が無く、眼の形が歪で、体の一部が黒い
それ以上の特徴はオレの記憶が拒否してて覚えていない
喉と首筋の近くに強い寒気がきた
見てはいけないモノ
ウワッ・・・
ソイツの首がグニャっと曲がって
グヘェッ
って。笑った。
よく犯罪や警察の特集番組で出る
男性の声を分からないように変声機でゴツく変えたような、そんな感じの笑い声。
人間が自然に発声できるようなものでは無い。
怖くなってカーテンを締めて3人とも自分の布団に潜った。
グヘェッ っていうさっきの笑い声が耳にこびりついてしまう。
ベランダに人影ユラユラ揺れているのが見えた。ここは二階
近づいて来たんだ、冗談じゃねぇよ。
その得体の知れない存在が何度も何度も窓ガラスを強く叩く音
それは明らかに突風の衝撃とは違い、怒り激しく規則性のある叩き方だった
普段はクラスの中で威張って先生に迷惑かけてるAの体がオレの横で額から汗を出して泣いていた
コイツも本当は起きてたのか