ほんのりと怖い話スレ その44at OCCULTほんのりと怖い話スレ その44 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト700:2/6 07/12/08 19:02:10 rNlF2IJj0 今から四十余年前、俺の歳がまだ一桁の頃に住んでた場所なんだが、 何と言うか、一番記憶に残っている華やかな出来事が、コンビニができた事だ。 二十四時間営業。夜中でも電気がついて、物を売っている。衝撃だった。 是非夜中に直接見たいと親に頼んだ所、彼らも興味があったのか、すぐに承諾してくれた。 感動したわけではないが、実際、見てみると軽くハイになった記憶がある。 冬に備えて、薪を拾っていた事もあった。 弟と二人で拾いに行き、いびつな薪を弟に、まっすぐな薪を自分が背負う。 重労働ではあったが、必要な仕事であった。 今、周りの同僚や友人に聞いてみても、私のような経験を持っているものはいない。 私の住んでいた村は、それなりに発展が遅れていたのだろう。 とはいえ学校もあったし、上下水道も当然あった。 日本昔話に出てくるような、『昔々の日本の村』では決してないので、勘違いしないでいただきたい。 藁を編んだりはしていたけれど。 701:3/6 07/12/08 19:02:59 rNlF2IJj0 夏のある日の事、村で女の子が一人行方不明になった。 近くの山で道に迷ったか、誤って川に落ちたか。 頻繁にある話ではなかった。 だが両親の話では、子どもが行方不明になる事は、たまにあったらしい。 同い年で俺も良く知っている子だったので、心配でならなかったが、子どもは捜索に加われなかった。 村の大人たちが総出で捜索し、村長(村長の息子だったかもしれない)が、 その子どもの靴だか帽子だかを川辺で見つけたらしい。 その川は皆、大人たちに近づかないよう言われていた。流れが速く、深かったそうだ。 それから川の捜索を重点的に行ったが、しばらくして下流の方で女の子が着ていた上着が見つかり、 そのすぐ後に捜索は打ち切られた。 しばらくの間、俺たちは川にかなり注意していて、近づこうとする奴はいなかった。 俺は特に臆病で、それ以来川へは近づかなかった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch