07/11/07 01:55:06 P3y9czHFO
友人の体験談です
当時彼は地元の商社に勤めるサラリーマンだったのですが
これはある夜、彼が一人会社に残り遅くまで仕事をしていた時の話
その日彼は珍しく時間も忘れ仕事に没頭していました
時刻は既に深夜に差し掛かろうとしていた
流石に遅いしもう帰るか、と彼はデスク周りを整理し
退社をする身支度を整えていたんですが
ふと気付くと、部屋の外の廊下から何やら足音が聞こえてきたんです
「コツコツ…コツ…コツ…」
足フェチの彼はとっさにそれがハイヒールの踵を踏み鳴らす音だと感じたそうです
それはゆっくりと、足音を響かせながら廊下を移動しています
「こんな時間に誰かな?」
時刻は深夜0時を少し過ぎた頃
会社には警備員などはおらず
小さな三階建てのビル内全フロアは会社のもので
社員は自分以外全て退社したはずです
仮に誰か残っていたにしても、今まで気付かなかったはずはありません
誰かが用事を足す為に訪ねたにしても時間的にかなり無理があります
しかも足音は何処かの部屋に入るでもなく、廊下を行ったり来たり
「何か気味が悪いな…」
少し恐怖を感じた彼は、デスクに置いた鞄に手を掛けたまま
じっと息を潜めていました