07/11/04 22:29:53 /GrT3qEI0
2get
3:チャッキー
07/11/04 22:30:35 iIvT+y3hO
燃やせ
4:科医 ◆QOxH42hauE
07/11/04 22:32:36 klzdW/ZbO
可愛い男の子だけは生かしておけ(。・_・。)
他は勝手にしろい!
5:イヅオ
07/11/04 22:35:39 qTNgdy5M0
酋長ファミリーの間で殺し合いをしたら
誰が勝つだろうか
6:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/04 23:39:15 ItrMMpzX0
>>1
死んだのは・・・あ、そいつアレだからいいやwwwww
>>2
犯人はキサマか?・・・え?違う?そりゃ失敬w
>>3
消化作業は怠るな!
>>4
うるせーばか
>>5
よう久しぶり!死ねぇ!
7:イヅオ
07/11/05 00:27:56 cfxDYICx0
フワワッ!!
8:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/05 01:01:03 lZ8orq200
>>7
あ、なんだ、イズオじゃなくて抜け首のほうのイズオかw
9:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/05 01:10:22 lZ8orq200
時は2007年11月。
酋長ファミリー1200名それぞれの元に、差出人不明のダイレクトメールが届いたのであった。
消印はアラスカ。
酋長以下1500名のファミリーはその内容に恐怖し、中には慟哭するものも少なくなかった。
ダイレクトメールには一人の青年の惨殺死体の写真と、髪の毛や臀部の皮膚など
、身体の一部
それと、MSゴシックのフォントで綴られたメッセージが入っていた。
「酋長ファミリーハ、2008年ヲ迎エルコトナク皆殺シダ」
写真の青年に、2000名を超える酋長ファミリーは誰一人として見覚えはなかった。
(続く)
10:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/05 01:21:17 lZ8orq200
脅迫めいたダイレクトメールにいち早く反応したのは、他ならぬゲレンであった。
他のファミリーが狼狽、憔悴し、他のファミリーに鞍替えし、アンチ酋長ファミリーへと転向していく中、
ゲレンは酋長と連絡を取るべく、数年前の手帳を探しに実家のあるマカオへとセスナを飛ばしていた。
「酋長大乱」以来、酋長は影武者を擁立し、自身はジャブローの地下にある「酋長シェルター」に引きこもっていた。
ゲレンをはじめとする酋長ファミリー幹部であっても1年以上酋長とは連絡を取れない・・・というか、
取っていない状況にあった。
ゲレンも酋長の連絡先を記した手帳を実家の納屋に置いたきりにして、生業であるIT関連事業(本社・六本木ヒルズ)に
精を出していたのだから無理もない。
しかし酋長ファミリーを皆殺しにするという今回の脅迫文は、今までに月イチペースで勃発していた小競り合いとは比べ物にならないほどの脅威であった。
何としても酋長と連絡を取らなければならない。
酋長の携帯番号何番だったっけ?――思いを馳せながら、ゲレンの駆るセスナはマカオへと向かっていくのであった。
11:本当にあった怖い名無し
07/11/05 02:15:45 cfxDYICx0
飛行中のセスナのシートにふんぞり返り、ハトサブレをバリボリこぼしながら、ゲレンは
カレーパンの上で天使が何人踊れるかとか、そういった途方も無いことを考えていたに相違ない。
セスナの小窓が、遥か下方に細々とした建造物を映し始めると、ゲレンは、自分がマカオとオカマとの
区別がつかなくて、マカオの住民がみなオカマなのではないかという空想を払拭しきれないでいるのではないか
という不安を感じはじめたと同時に急激な貧乏揺すりをはじめた。
セスナが無事に着陸できたことに対する感謝の気持ちを、ゲレンは
本能的にハトサブレの包み紙に書き綴っていた。
『我、得に無し、故に、主よ、感謝をささげん』
自分のポエムに見惚れている暇もなく、空港の入り口から要人を乗せたジープが接近してくるの気がついた。
頭にもぐらみたいな形の帽子を載せた軍人の運転するそのジープの助手席に見なれた顔の男がしかめ面を
した仏像のお面をかぶっていた。
「ども」
とそいつは言ったに相違無い。
12:ゲラン
07/11/05 02:26:05 p8vhiROC0
酋長、元気?
教職はどうなったの?
13:ゲラン
07/11/05 02:26:56 p8vhiROC0
ところで、最近ゲレンどうしてる?
れんらくとりたいんだけどさ
14:本当にあった怖い名無し
07/11/05 02:35:27 cfxDYICx0
ゲレンときたら、空前絶後の対人恐怖症なもんだから、お面の男とろくに目を合わせることもできなくて
小学校で習った砂鉄の実験みたいに、黒目をキョロキョロさせていた。
「あ、ども、ゲレンです。」
お面をしていた男が、実はお面ではなく、お面みたいな顔をしているだけだとということに気がついたゲレンは、
その事実に吃驚し、たまげたと言わんばかりに口をぽかんと開けたと同時に、ついつい酸っぱいもののこと
―例えば、レモンとか梅干とかのこと―を考えてしまったものだから、口の裏側から唾液を飛翔させた。
「実は、酋長のことですが」
お面の男がそう口走ったとたん、ゲレンは慌てて目配せを開始した。
なぜかというに、ファミリーの間では酋長の名を直に口にすることはタブーとされていたからだ。
「し、失礼、その、Mr.Sのことだが・・」
ゲレンはファミリーの中でも、大物という地位を確立してると、自分ではそう思いこんでいたものだから、
お面の男の部下的な対応の仕方に、いささかご満悦の様子で、舌なめずりを始めた。
興奮すると、したくちびるが乾燥するというのが、ゲレンの性質である。
「はい、Mr.Sに会わせてください。」
ゲレンは言った。そういう風に。
すると、お面の男はとたんに無口になり、申し訳なさそうに、また、照れくさそうに、
顔を真っ赤にしながら
「実は、メールを送るのが遅くなって、実は、Mr.Sは、先ほど、グリーンランドへ
飛翔して行きました。」
と言うのであった。
そして、懐から立体ホログラムのコンソールを取り出して、おもむろにスイッチを入れた。
15:本当にあった怖い名無し
07/11/05 02:57:07 cfxDYICx0
ギラギラと近未来的な光線を放ちながら、おぼろげな人型のシルエットが、些かノイズを纏いながら
浮びあがってきた。
暫くすると、おぼろげだったシルエットも、色のついた映像として完全な形となった。
坊主頭をしたMr.Sことファミリーの酋長である酋長がいけすかない笑みを浮かべ、
ふざけたポーズをとっている。
プレスリーの格好をしている。
「ハハハ、ゲレンクン、ザンネンダッタネ、オレハ、グリーンランドヘユクヨ。
キミモスグニデモアトヲオイタマエ。」
機械的な音声が、ゲレンの行き先を述べていたが、その口調が子供向けのアトラクションを
彷彿とさせるというか、あからさまに意図的にやっているとわかったので、ゲレンは頭に血が上って
うおーんと唸り声をあげた。
お面の男は、もうどうでもよさそうな顔をして、自分は実はただのバイトであるということだけを
告げると、うんざりしたようすで消えていった。
その消えかたが、テレビの幽霊みたいにスッっと消えるものだから、ゲレンはどういう仕掛けだと
目にするもの全てを疑ってみたのだが、そういえば、自分はルービックキューブの仕組みすらわからない
頓馬であるということを思い出すと、どうでもいいやという風に空港の施設に向かって歩いていった。
グリーンランドヘは、恐らく、デンマーク経由で行かなければならないし、
酋長の意味不明な言動も不愉快ではあるが、酋長の後を追うという使命に
従わなければならないという宿命を覆すことは不可能であるから、空港へ足を運ぶ以外に
すべは無い。
デンマーク行きの旅客機はすでに、その大きなお相撲さんみたいな体を
空港のど真ん中に横たえていた。
16:本当にあった怖い名無し
07/11/05 03:21:32 cfxDYICx0
旅客機から見えたチョモランマやアルプスの風光明媚な景色も、
ゲレンに少しの感動を与えることはできなかった。
あれは単なる絵だ、二次元のキャラクターであれ、形ある景色であれ、目に映るものは
単なる視神経の追従であって、ただのおちゃらけた紙芝居でしかない。
ゲレンは、ワイングラスに注いだ尿みたいな色のシャンペンをグラスの内側で小さく攪拌させ、
幼き日々の、尿検査の追憶に耽っていた。
あの日、ゲレンは、密かに思いを寄せていた娘の尿検査をくすねては、
授業中も尚、小さな容器をのべつ眺めて、自分が小人になった気分で
こんな素敵なワインボトルを開けられたら・・・そうか、大人達はことによると、
こういった気分で酒を飲み交わすのかもしらない。
という空想の虜になっていた。
そして、小さな容器を秋の木洩れ日にかざすと、容器を透き通って
淡い色の影が揺れるのを発見し、その不思議な光に心を奪われていたものだ。
気がつけば、デンマークの空港についていた。
ゲルマン民族のスチューワーデスが迷惑そうに自分の肩を揺すったことで、
ゲレンは我に返った。
「いけない!またやってしもうた!」
寝ぼけ眼をこすりながら、グリーンランドへの乗り換え便を探すのだった。
17:本当にあった怖い名無し
07/11/05 03:49:13 cfxDYICx0
グリーンランド便はなかなか見つからなかったのだが、
空港の一隅に木製の複葉機が捨てられているみたいに鎮座していた。
今時、珍しく足がついている飛行機だった。
ゲレンがその機体に歩み寄ると、大柄の熊みたいな体格をしたスラヴ系の男が
御手元サイズの日の丸を振りまわしながら、しきりに
「ウェルカム!」
と叫んでいるのが確認できた。
ゲレンは男とビジネスマン的な社交辞令の握手を交わし、クールなメリケン風の跳躍で
複葉機の後部座席に乗り込んだ。
いかにも、こういった旅には慣れてるんだぜ、といった態度をとらなければ、
恐らく、この大男は理不尽なチップをねだったに違いないし、ゲレン自身も長年の経験から
意識せずとも、そういった身のこなしを反射的に心得ていた。
「ワタシ、ニホンノスモウレスラー、ダイファンデスネン」
ブルガリア出身のその男は、ジョージと名乗った。
ふざけた男だ、とゲレンは思ったが、思った以上にテキパキと発進の準備を始めたことには
好感が持てた。この男にはいたずらに人の機嫌をとることを好まない職人気質が備わっていた。
「ワタシ、サムライダイスキ!オオサカニリュウガクケイケンガアリマンネン!」
「ゲイシャ、サイコウ!ニホンノデンカセイヒンハセカイイチヤ、クルマ?モチロントヨタ!」
ズコンと乾いた気持ちの良い爆音と共に、両翼のプロペラが回転し始めた。
機体は徐々に加速度を増し、ジョージの
「フジヤマノダイフンカヤ~~~!」
の掛け声と共に、ふわりと上空に舞い上がっていった。
18:本当にあった怖い名無し
07/11/05 04:28:59 cfxDYICx0
かれこれ、何時間も上空を飛行している。
最初は気がつかなかったが、驚いたことにこの機体には窓が無い。
バルト海の上空を支配する冷酷な北風が容赦無く襲いかかってくる。
ジョージは壜にはいった酒をあおりながら上機嫌だが、ゲレンときたら
早くも尿意を催してきた様子で、小学生みたいな動きでモゾモゾし始めた。
「グリーンランドへは何時つくんだ?」
ゲレンの悲痛のこもった質問に、ジョージはもう直ぐだと答えるばかりだった。
尿意を耐え忍ぶことで、ゲレンの内の時計の秒針は猛烈なスピードでぐるりぐるりと
壊れたようように回転し、もはや時間という概念なぞ無意味であることは明白で、
ただ単に尿意と自我との騎馬戦を遠巻きに眺めることしかできないというなんとも歯がゆくて、
いてもたってもいられない境地に陥っていた。
「もうすぐとはなんだ!すぐっていつだ!」
自我が屈するその瞬間は、実に哀れというか、惨憺たる気持ちにさせられるのだが、
次の瞬間には傲慢に振舞っていた主君からの開放に歓喜する人民の気持ちになっているものだ。
下半身を覆う温かさは、幼年時代に母からもたらされた純真な愛を実に見事に具現化したもので、
そういった感覚と、漏らしてしまったという不甲斐なさ、羞恥心、安堵感が絶妙なハーモニーを織り成し、
無意識のうちに無邪気なリビドーをけしかけ、恍惚とした気分にさせられるのだ。
やってしまった。
しばらくの間、ゲレンはうな垂れていたが、ジョージが酒の壜を飲み干すと同時に発した
言葉で我に返る。
「着陸するぜ!」
19:本当にあった怖い名無し
07/11/05 04:52:05 cfxDYICx0
グリーンランドの空港は、荒廃して、とてもじゃないが、人間が暮していけるという
気配なぞ感じさせられない無慈悲な印象を与えた。
何より薄ら寒い冷気がゲレンの無事に到着してよかったとかそういった
開放感だとかの快い気持ちを縮み上がらせていた。
空港の中央に人影が見えた。
そいつが酋長であることは間違い無いのだが、いかんせん、コンタクトをしてないものだから
ぼやけてよくわからなかった。
近づいて見ると、確かにそいつは酋長であった。
酋長は黒くて大きな毛糸の帽子を深々とかぶり、真っ白な分厚い防寒具で身包み込んでいた。
その姿が、まるで巨大な繭から顔を出した変質者のように見えたのがおかしくて、ゲレンは
三日三晩、水も食べ物を口にしていなかったのにも関わらず噴飯した。
「会ってそうそう、人をこばかにするなんて、君も人が悪いな」
酋長は、若干不愉快そうではあったが、その人柄ゆえの寛容さで
ゲレンとの再会を快く迎えた。
酋長との謁見の際には、跪いて手の甲にそっと接吻をするのが、古くからの
酋長ファミリーの習わしで、ゲレンもそうしたのだが、その仕草が逐一ホモ臭いので、
傍らのジョージはその光景に眉をしかめ酷く辟易した。
「ところで、酋長ファミリーの今後だが・・」
20:本当にあった怖い名無し
07/11/05 07:29:58 wNuMwSvTO
惜 し ま れ つ つ ス レ 終 了
21:ろう
07/11/05 20:03:53 FpsNypfE0
終わったらイヤ
続きキボン
22:ろう
07/11/05 20:04:40 FpsNypfE0
田林氏はここも来るかな?
23:本当にあった怖い名無し
07/11/06 04:27:39 dLFaGEI70
「ついてきたまえよ」
そう言うと酋長は、一人で勝手に歩き出した。
しばらくして、酋長の姿が見えなくなったと思ったまさにその瞬間、
廃墟と化した空港の建造物の影から、けたたましい轟音を率いた暗緑色の車体が
荒れ狂う闘牛さながらの跳躍で飛び出してきた。
「ついてきたまえ、といったはずだが?」
ハンドルを握り締めた酋長は眉毛を八の字に曲げて、あたかも自分が不快感を感じているのだ
ということを強調するようなしかめ面をしていたのだが、ゲレンにとっては弱者のさもしい自己顕示
を逐一見せつけられるという予想外の不快感をもたらした。
ゲレンがジープに乗りこむと、ジョージがそれに続いた。
酋長曰く、この男は酋長ファミリーブルガリア支部の幹部で、欧州に点在するファミリーの
煽動に一役買った有能な男であるという。
ジョージは、走行中も絶えず壮大な放屁を繰り返していて、ゲレンはその都度信じられないと
言わんばかりの仏頂面をしてジョージの顔を覗きこむのだが、そこに垣間見られたものは
スカンディナビアの湖沼よろしく落ち着き払ったジョージの真顔だけであった。
「まったく、反吐が出るな」
ゲレンはそう吐き捨てたが、ゲレンの口から出たのは反吐ではなく、溶けてふにゃふにゃになったガムであった。
24:本当にあった怖い名無し
07/11/06 05:02:22 dLFaGEI70
ゲレンら三人を乗せたジープは凍りついた荒地を突き進ん出行く。
薄い紫を含んだ鈍色の分厚い雲がおどろおどろしく渦巻いている。
「そろそろ着くぜ」
酋長はそう言ったはずなのだが、シガレットを咥えた口から漏れるその声は
傍から聞けば、自我を喪失した老人のうわごとのようにしか聞こえなかった。
ジョージの放屁がワルツのリズムを始めた頃には、ゲレンはすっかり諦めた様子で
懐から取り出したスコットランド土産の嗅ぎ煙草を一心不乱で嗅ぎ続けるのだった。
不意に酋長がブレーキを踏んだものだから、ゲレンとジョージは勢いよくつんのめり、
座席に額をしたたかぶつけた。
苦痛に唸り、予期せぬ卑怯な不意打ちに抗議をしてやろうかという妙案が表決される隙を与えぬまま、
酋長が口を開く。
「悪いが、ここから先は車じゃ通れない、歩いてもらうことになる」
ゲレンが顔をあげると、ジープの鼻の先に朽ち果て錆びだらけになったフェンスが
行く手をを塞いでいたのだが、そんな光景よりも、酋長の見惚れたような口調が
実に不愉快で、ゲレンは腹立ち紛れに、近くの白樺の木にスペードのエースを強く打ちつけた。
25:本当にあった怖い名無し
07/11/06 05:42:13 dLFaGEI70
三人がジープを降りて、人一人が通れるような狭いフェンスの入り口を通りぬけようとすると、
その僅かな衝撃で、フェンスに固定されていたプレートがポトリとはずれた。
プレートはもはや錆びのかたまりでしかなかったが、板にこびりついたかすかなアルファベットの
輪郭を覗うことができた。
「これはデンマーク文字で“デンジャー”の意味さ」
酋長は得意げに言ってのけたが、この酋長の知ったかぶりの極致と、人を見縊ることに
少しも恥じ入ることのない忌々しいほどのあけすけな性格のおかげで、ゲレンは今朝食べた
胃の中のフォンデューが再び沸騰してきたのを感じ、奥歯が砕けてはしまわないかと心配になるほどの
歯軋りをした。
ジョージはというと、自前のカツサンドみたいな食べ物をほおばりながら、小さめのTシャツからはみ出た
出ベソを弄繰り回すのに夢中だった。
「気をつけろ!この先なにが待ち構えてるかわからんぞ!」
相変わらず、現実と妄想を混同したような口調で何かを叫んでいる酋長に
嫌悪感を増すばかりのゲレンだったが、そんな酋長から手渡された艶消しのリボルバーを手にとった衝撃が、
今までの酋長に対する考えをその場だけなら払拭しても構わないだろうという気持ちになった。
「オーケー、まかせな」
気がつけばゲレンは、シガレットを咥えては眉をしかめて、勘違いも甚だしい未熟な映画俳優みたいに
肢体を強張らせながらフェンスの奥へと勇み歩んでいた。
ジョージといえば、目の前の現実と視神経から伝わる情報との競争についていけず、ぼんやりしていたが、
やがて、炙り出すようにゆっくりと現実を把握しはじめ、ジーンズの尻から丸まったレシートを取り出すと、
それを指ではじきとばしたことで完全に覚醒し、てやんでいと声を上げ、ライフル銃を片手に二人の後を追った。
26:本当にあった怖い名無し
07/11/06 06:36:23 dLFaGEI70
三人が通りぬけたフェンスの向こうは、とりわけ変わった所はない、ありふれた山道と言ってよかった。
ところが、酋長を皮きりに、自己陶酔の幻影に誑かされいる三人は、それが恥であるということも知らず、
物音がする度に声を張り上げ、汗が滲むほど強く握り締めたリボルバーの銃身を勢いよく虚空へ突き出したりした。
そんなことをしているうちに、次第に藪や森が切り開かれ、ある一定の境界から、
三人の目の前に複数の建造物が現れた。
建造物は概ねコンクリートで固められていた。
殆どが虚飾を必要としない質素なもので、既に、人が生活しているという気配とは到底結びつかない
ことが歴然と証明されていた。
建造物から飛び出たアンテナや、要塞を思わせる建物の堅牢な作りが
かつてこの廃墟が軍事目的のために活用されていたことを物語っている。
ジョージの気の抜けた放屁を合図に、既に三人の馬鹿げた自己陶酔はなき者とされていたが、
弛んだ緊張感の中で尚、酋長は目の前の施設が何なのかとか、我々にどういった意味をもたらすのか
ということを説明することは無く、深く口を結んだまま一人廃墟の奥へと歩き始めた。
この後に及んで、もったいぶったり、出し惜しみをするこの酋長という男にゲレンは強い嫌悪を抱いていたが、
ジョージの口伝で、さきほど手渡されたリボルバーが、実はただのオモチャであるということを知ると、
ますます酋長に対する憎悪をつのらせた。
なぜかというに、屈託のない態度で果てしなく人を見縊るこの酋長という男の息の根を止める唯一の方法を、
彼の手によって阻害、それも皮肉の交えた実に嫌みったらしいやり口でそれをされた気がしたからだ。
それでも酋長の後を追わなければならないというファミリーの宿命を、
ゲレンは密かに呪うことしかできなかった。
27:本当にあった怖い名無し
07/11/06 08:32:42 sq4mejow0
あんた才能ないよ
28:本当にあった怖い名無し
07/11/06 08:35:29 dLFaGEI70
酋長は両手をオーバーのポケットに押し込んだまま、さも自分が孤高の存在であるかのように
思わせる気障な歩き方をしながら廃墟の中央にある取り分け巨大な建造物へと進んでいった。
不満はつのるがばかりだが、仕方がなく酋長の後を追うことしかできないゲレンは、ジャケットの内ポケットから
ベルギー産のニガムシを取り出し、顎の筋肉に憎しみを込めてそれを奥歯で噛み潰した。
ニガムシの入っていた包装紙を握りつぶしてクシャクシャになったものを傍らに投げ捨てると、
ちょうどそれが錆びたドラム缶にでも当たったのか、堅い金属を打ち鳴らしたような乾いた音が響いた。
「今のはラ#の音だね」
ゲレンの背後を歩いていたジョージが得意げにそんなことを言った。
「どうしてそんなことを言いきれるのか」
ゲレンは疑い深い口調で、やや軽蔑の意味をこめてそう質問すると、
ジョージは片方の口の端を吊り上げて
「僕は幼稚園の頃、ウィーンで音楽の教育を受けていたんだよ ほら、ちょうどこの音さ」
と笑い、その直後に力を込めた特大の放屁をかました。
その時の彼の嬉しそうな顔ときたら。
ゲレンは、内に秘めた忌々しさが増長していくのを感じ、こんなことなら
ニガムシをもっとたくさん買っておくべきだったという後悔の念に苛まれた。
そんな二人のやりとりなぞに目もくれず、というより既に二人の会話が耳に届かない位置を
歩いていた酋長が中央の廃墟の入り口に消えていくのが見えた。
29:本当にあった怖い名無し
07/11/06 08:50:08 dLFaGEI70
入り口を通りぬけると、靴下の蒸れた臭いが鼻をついた。
前方に目を向けると両手を組んだ酋長が突っ立っていた。
「さて、ここから本題に入るとしようか」
酋長は砕けたコンクリートや、ダンボールとか、エロ本だとかが散らばる部屋の中央で
相変わらず偉そうにしていた。
なにか、不思議な香がすると思ったら、それと同時に酋長が脇の汗を拭う仕草が目に付いて
臭いの正体が他ならぬ酋長のワキガ臭であるということに気がつくのに時間はかからなかった。
ゲレンはオエッとなりかけたが、酋長のワキガが一方通行であることに変わりはなかった。
そして、酋長の演説がはじまる。
30:本当にあった怖い名無し
07/11/06 09:25:34 dLFaGEI70
「そもそも、なぜ酋長ファミリーが設立されたか。それは古くから色々とあるが、面倒くさいので割愛させてもらう。
まあハプスブルク家とか、マルタ騎士団とかフリーメイソンとかそういうのと結構関係あるらしいけど。
とどのつまり、酋長ファミリーは世界の歴史を影で操作する秘密結社のようなものなのだが、最近では主に、
米国とソ連を中心とした資本主義と共産主義のイデオロギーの対立において、西側諸国をヨイショするのが
大方の任務であり、実は今現在冷戦は現在進行形の流れなのだが、それをひた隠しにして、その隙に共産主義を
完全に打ち負かすとかそういう理念とかそういうのに付随する団体なのだ。
実際、1991年にソ連が崩壊して共産主義という思想は国家共々衰亡したかに思われがちだが、
実は連邦内の弱小共和国やそこらへんの地方とかが見事に共産主義を成就させて、そいつらは
トロツキーの世界革命論とかそういうのに触発されて、各地で武力行使とかを目論んでいて、
かの有名なウサマ・ビンラディンのテロとかも実際はそっち系のアレらしいし、米国のイラク進行とか、
あと地下鉄サリン事件とかだね。あーいうのは全部、酋長ファミリーの工作員がTVとかメディアを乗っ取ってるから
無理矢理でっちあげて、なんか普通っぽいように装ってるだけなんだけど、実際はそういうことなのさ。
それでもって、そいつらはまあ勢力としては普通よりちょい下くらいなんだが、グリーンランドとかスヴァールバル諸島とか
ソコトラ島とかマニアックな土地を占拠して密かに核ミサイルを製造してるらしい。
北朝鮮やイラク・イランとかは実はダミー的な陽動作戦で、実はグリーンランドとかが本命。
しかし、グリーンランドは早期の段階で酋長ファミリーの別働隊が始末したから、後は色々マニアックな所で
そういうのが行なわれてるらしい。
今回、青年の惨殺死体とかが送られてきたけど、あの青年は酋長ファミリーの参謀の一人で、
連中にボコされて、嫌がらせ的な要素で、今回送られてきたわけだ。
そこで、今後どうするかって話だね。」
31:ろう
07/11/06 20:37:30 QUA0BcoH0
あああ
すげーよ・・
32:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/07 00:31:20 qEq74J6I0
何気におもしろいジャマイカ!
松茸先生思い出したぞ!
33:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/07 01:10:25 BnAhLglM0
>>32
ゲレンも続き書いていいよw
主要キャラはあまり殺し過ぎないように!
まぁ死んでも生き返るのが酋長だけどねw
最近はこんなのもあるし↓
スレリンク(occult板)l50
34:グレン
07/11/07 01:24:15 9srSvMkBO
じゃあ、そのうち書くわw ゾンビ酋長ってのは、メールのあれw?
35:グレン
07/11/07 01:28:03 9srSvMkBO
ところで、ゲランが俺を探してたみたいなんだけど何かな?
見かけたら、ムー大陸スレにいるよって教えてあげてね。
36:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/07 01:30:32 BnAhLglM0
>>34
アレの直後だったからこのスレタイムリーすぎて笑えたw
ゲランには伝えとくよ。
あ、ネウロアニメ始まったよw
37:本当にあった怖い名無し
07/11/07 08:29:32 p2Uts5/n0
>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>1
>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>10>1>2>3>4>5>6>7>8>9>1
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38:本当にあった怖い名無し
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39:本当にあった怖い名無し
07/11/07 08:30:57 p2Uts5/n0
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40:本当にあった怖い名無し
07/11/07 09:42:20 f3iejILm0
735 名前: 白蛇 ◆Ewkvhb0eGc 2006/01/14(土) 18:02:11 ID:/t/LWjxa0
もしわたしが日本の指導者だったら、 軍隊を復活させて北朝鮮をすぐさま空爆する。
そして海上の輸送ルートは封鎖します。 その理由は拉致への報復です。
日本にたいする有形無形の攻撃にたいしては、 すぐさま武力で応戦すべきです。
そうすればかれらは大人しくなって道理をわきまえるようになるでしょう。
そして中国の反政府勢力と連絡をとり、 かれらに活動資金を回して、
中国国内で内戦がおきるようにする。 中国の繁栄とは、全アジアへの脅威にほかならない。
内戦によって中国がいくつかの国に分割されるなら、
中国は近隣の他民族に圧力をかけることも出来なくなる。
それが極東地域の平和につながっていく。
北朝鮮の崩壊を早めて、朝鮮半島を統一させると、かれらは内政に忙殺されて、
100年くらいは日本人を困らせることも無くなるはず。
中国は分裂しないかぎり永遠にアジアの不安定要素になりつづける。
強い中国を実現させてはならない。
この大いなるはかりごとを実現させることが、 あらゆる民族にとっての利益だとおもう。
アセンションとか、世界平和などという寝言はもういい。
41:本当にあった怖い名無し
07/11/07 13:53:01 l0ze2ycQ0
酋長は以上のようなことを語っていたのだが、話の途中から視線がうつろになり、
現実と空想をを混同する性格を熟知していたゲレンは、どこまでが本当の話なのか
見当がつかなくなった。
長話が終わると、酋長は再び脇の汗を拭い、自らクンクンと臭いを嗅いで、ばつが悪そうな顔をした。
「というわけで、ゲレン君にはニューヨークへ飛んでもらう」
酋長は、ニューヨークに滞在しているファミリーの一員と共同して破壊工作の準備をしなさい。
と言った。
「それでは、また会おう!」
酋長はワキガを拭った手をかざすと一瞬でどっかに行った。
驚いたことに、今までずっとゲレンの前にいた酋長は、実は人工衛星から照射された
ホログラムだったのだ。
振りかえるとジョージの姿もなかったが、彼の場合、酋長の長い演説の途中で
お母さんから電話がかかってきてたから、門限か何かで勝手に帰ったのだろう。
ゲレンは、グリーンランド空港に戻り、コンビニでめしを買って、
ニューヨーク行きのジャンボ機に飛び乗った。
42:本当にあった怖い名無し
07/11/07 14:25:23 l0ze2ycQ0
ゲレンは機内で先ほど酋長から手渡された写真を眺めていた。
「こいつが俺のパートナーか」
写真にはパンキッシュな感じの、そういう人が、舌を出して、おまけに中指を立てて
斜め45度の角度でそれを突き出していた。
囚人服に身を包んだそいつの首からは金属のプレートがさげられて、「蓮最中」と書かれていた。
名前からして、在日朝鮮人か中国人に違いない。
とゲレンは思った。
隣の席で新聞を読んでいたアラブ人風の男が、物憂げな表情で写真を眺めているゲレンに気がついて
「奥さんかい?美人だな!」
と、なれなれしく話しかけてきたものだから、ゲレンは機密を漏洩したことを誤魔化すために
「いや、これは単なる絵葉書だよ」
と舌打ちをして、写真をクシャクシャに丸めてから窓の外に放り投げた。
反対側の座席にには、派手なアクセサリーを体中にぶら下げたタンクトップ姿の黒人が
陽気なリズムで体を動かし、朗らかな笑みを浮かべながら自作のラップ曲を披露していた。
そいつが、あまりにも騒がしく、周囲の空間をしきりに振動させるのが不快だったため、
ゲレンは隣のアラブ人と一緒になって
「黙れ、ニガー!静かにしろや!」
と、まくしたてたのだが、当の本人はきょとんとした顔をして
「すいません、英語わかんないでんすよ」
と言った。
よく見るとそいつは、ただの日焼けしたジャパンの不良だったのだ。
43:本当にあった怖い名無し
07/11/07 15:10:42 l0ze2ycQ0
そうこうしてるうちに、機内アナウンスが遅かれ早かれニューヨークに着くこと告げた。
窓の下にニューヨーク名物の摩天楼がびっしりと聳え立っている。
反対の窓からは、かつてニューヨークが世界中の移民や難民を受け入れた新天地であったことを
象徴する自由の女神像(世界を照らす自由)がふんぞりかえっているのが見えた。
機内の乗客達が、その優雅で荘厳な姿に感動して騒ぎ出すと、ゲレンの隣のアラブ人も目を輝かせて
「私も私の父も、はじめてこの光景を目にした時は、言葉にならないほど感動したものです」
と、しみじみと語り出した。
この男は、自分も先の大戦による混乱を避けるために家族でニューヨークへやってきた移民の一人で、
今はニューヨークでタクシーの運転手をして細々と暮しているのだという。
ゲレンも、しばしその光景に目を奪われていたのだが、ゲレンにとってのニューヨークの印象と言えば、
2001年に世界を激震させた他ならぬ『9・11同時多発テロ』であった。
あの災難によってニューヨークの街ではイスラム教徒への不信感が今も絶えないことを
ゲレンは知っていた。
「それにしても、君も大変だな。例のテロのせいで君みたいな人に対する風当たりも
随分と厳しくなっているらしいじゃないか」
ゲレンが気の毒そうに話しかけると、男はきょとんとした顔をした。
「え?」
よく見ると、こいつはただの日焼けしたジャパニーズだったのだ。
44:ホペータにチュウ星人 ◆l9nKp336/U
07/11/07 15:34:57 zoGdxm1JO
事件は現場じゃなくて
会議室で起こってるんだ!
(*`Д´)ノ!!!
45:やるお ◆d/Lt0UkQiA
07/11/07 17:03:14 +RVTzHEF0
ゲーム化決定
46:本当にあった怖い名無し
07/11/09 18:58:12 /8m+FPYP0
クリスマスまでにはゲーム化されます
47:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/10 16:12:13 wYimKWpH0
sage
48:酋長 ◆m7OzYh4NU.
07/11/10 16:23:13 FWcHEQ6K0
ニューヨークは毎年恒例の寒波が吹き荒ぶ、およそ人の住む環境とは思えない天候でゲレンを歓迎してくれた。
「とんだwelcomeだぜ・・・」
ゲレンは一人ごちた。
「まずはこのパンク野郎・・・蓮最中とかいったな。こいつを探さなくっちゃいけないな」
コートの襟を立てながらゲレンは空港を足早に通り抜け、タクシー乗り場へ向かった。
タクシー乗り場では若い少年の客引きが、空港警備員と談笑をしているのが見えた。
何とはなしにゲレンはその光景を眺めていた。
「相変わらずおもしれーなー、お前のその『耳の穴に耳たぶ全部入れちゃう』一発芸wwwww」
「すげぇwwwwwそれどうやってんのwwwww」
空港警備員は、少年の「耳の穴に耳朶をすべて入れ込んでしまう」という一発芸に感心して、素っ頓狂な声を上げていた。
ゲレンも気になって少年の耳元に目をやると、確かに少年の耳朶はすべて耳の穴の中に納まっていた。
「いやぁ、僕も気付いたらこんなことが出来るようになっていたんですよぉ・・・」
少年ははにかみながらそう言い、さりげない仕草で空港警備員の手に何かを握らせていた。
賄賂だ。
「テラワロスwwwwwwwwwwwま、ここでの商売はほどほどにな。また耳芸見せてくれよw」
空港警備員は少年にそう言うと、その場を離れ、スターバックスコーヒーへと入っていった。
おそらく何たらフラペチーノを購入するのだろう。
49:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/10 16:28:43 FWcHEQ6K0
その様子を、ゲレンはいつしかしげしげと見つめていた。そのため、少年とはごく自然に目が合ってしまう形になった。
「・・・・・・何か?」
少年はあからさまに怪訝な様子で、ゲレンに声をかけた。
「あ、いや・・・僕ゲレン。」
ゲレンはしどろもどろになり、つい自己紹介をしてしまった。
「ゲレン・・・?じゃあ、あなたが!」
少年は目を丸くして、耳の穴から耳たぶを飛び出させてゲレンの顔を見た。
「え・・・?え?オイラのこと知ってるの!?」
「もちろんです。ニューヨークに住んでいるのであれば、ゲレンを知らない人なんていませんよ」
今度はゲレンが怪訝な表情をする番だった。彼の考えは逡巡する。
一体ニューヨークで俺は何をしたのだろう?なぜ初めて来たこの地でオイラはこんなに有名なのだろう?
今夜は何を食べよう・・・?
そうこうしている間に、少年はゲレンに近づき、手を差し伸べた。
「初めまして。FBIのモルダー捜査官という者です」
50:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/10 16:33:24 FWcHEQ6K0
モルダー捜査官は、厳密には酋長ファミリーとは言えない。
酋長ファミリーの支援組織である「カラパ」に所属するエージェントである。
FBIの狭い地下室で、未解決ではあるもののどうでもいい事件
―たとえばハイスクールの校庭に、机で「9」の字が描かれていた事件など―を毎日調査しているのが彼の日課ではあった。
しかしその閑職の傍らで、彼は酋長ファミリーに仇なす敵対組織の情勢を、たまには探ったりしていたのだ。
それは昼休み、ほか弁を食べながらインターネットで行楽情報などを検索するついでに行われていた。
そんな凄腕のエージェントであるモルダーとゲレンはなんの因果かニューヨークで邂逅を果たしたのである。
ゲレンはこのモルダーという男が胡散臭くて信用に足らないと感じていた。
耳たぶをすべて耳の穴に入れるだなんて、そんなマンガみたいな芸当が出来るような男を、どう信じろというのだ?
しかし、彼には他に頼るあてもない。仕方なくゲレンはモルダーの後をついていくことにした。
モルダーとゲレンはFBIの本部へとやってきた。
「僕がいればゲレンさんも顔パスですよ」
モルダーはそう言ったが、入り口を通過するまでにIDカードから保険証、指紋、虹彩、果てはパンツを脱いで素性をチェックされる羽目になった。
それでも何とか本部の地下室―つまり、モルダーの仕事場へと、二人は足を踏み入れた。
51:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/10 16:41:02 FWcHEQ6K0
「実は、今回の事件の首謀者と思しき人物はすでに割り出しているのです」
仕事用の事務椅子に腰掛け、机においてあった冷め切ったコーヒーを啜ると、モルダーは言った。
「おそらくこの人物の仕業でしょう」
ゲレンに手渡された資料には、写真と、名前の書いたメモ以外何も入っていなかった。
写真にはずんぐりむっくりとした男が、ビルとビルの間に渡してある綱の上を歩いている姿が映されていた。
「マン・オン・ザ・タイトロープ・・・マンタイ!?」
「ええ。でも彼、数年前にオカ板を引退して、もう見なくなりましたけど」
「それを言うなら酋長だって、何回引退したか分からないぜ?」
「ですが、彼が犯人じゃないことだけは確かです」
「ちょwwwwwお前、さっき『犯人だ』って言ってたじゃねーかwww」
「違います、犯人はそのマンタイの写真の右下、ビルから顔を出している男ですよ」
ゲレンは写真をもう一度、しげしげと眺めた。いくつかオーブが写っている。それに、スカイフィッシュも。
しかし右下の人影だけはどうもボンヤリしていて、はっきりと誰だか判別できなかった。
「コイツはいったい誰なんだ!?」
「名前はオーツキ。通称『教授』ですゲレン」
「オ、オーツキ!?あの不謹慎なスレ立てばっかりしてるオーツキか!」
「yes, I am!」
「お前かよwwww」
52:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/10 16:48:16 FWcHEQ6K0
「オーツキの住所も割り出しています。ここから車で2時間ほどのスラムです」
「よし、すぐ行こう。緊急逮捕だ!」
ゲレンとモルダーは途中何度かFBIのエージェントに職務質問を受けながらも駐車場にたどり着いた。
適当な車をピッキングし、一路オーツキの居住地へと車を走らせる。
「しかし、こんなに早く事件が解決するとは・・・」
「これがFBIの実力ですよ。ヒーッヒッヒッヒ」
カーステレオから中島みゆきのミュージックがエンドレスに流れ続けていた。
オーツキの居住地であるスラムにつくと、アフリカンアメリカンのクソガキどもが車に群がってきた。
「give me chocolate!」
モルダーとゲレンはクソガキには目もくれず、まっすぐにオーツキの住むアパートへ向かっていった。
アパートの扉の前まで来るとモルダーは太ももに巻いたホルスターから拳銃を取り出した。
「それじゃ、1,2の3でドアを蹴破ります・・・1、2の・・・」
ドン!
「3」の合図をせずにモルダーはドアを拳銃で撃ち破った。
話が違うじゃないか!・・・とゲレンは思ったが、声にはならなかった。
生まれて初めて目の前で拳銃をぶっ放されたのだ。
その衝撃と恐怖で、失禁してしまったのだ。
53:酋長 ◆m7OzYh4NU.
07/11/10 17:00:55 FWcHEQ6K0
アパートの中は真っ暗で、目が慣れるまでしばらくは何も見えなかった。
目が慣れてきてやっと薄暗がりの中、3畳ほどの部屋の中に山積みにされた本と、ベッドだけがあることが分かった。
ベッドの上に誰かが寝ている。オーツキめ、酋長ファミリーに挑戦しておきながらこんな昼間から眠っているなんて、太平楽もいいところだ。
しかし、ゲレンのその怒りは空振りに終わる事になる。
オーツキはベッドの上ですでに息絶えていたのだ。
モルダーがカーテンをビリビリに引き裂き、窓ガラスに銃弾をぶっ放したおかげで、部屋は明るくなった。
オーツキの様子もよく分かる。
「これは・・・!裏返しだ!裏返しになって死んでる!」
ゲレンは喉元までこみ上げてきた吐き気をガマンすることなく吐瀉物をその場にぶちまけながら叫んだ。
オーツキはベッドの上で、裏返しになって死んでいたのだ。
ベッドの横のサイドボードにはマッキーの極太で走り書きされたメッセージが残されていた。
「酋長ファミリーニハ死アルノミ」
「Only there is a death in the Syucyo-family」
「只有死亡在酋長家族」
ご丁寧に日・英・中の3ヶ国語で刻まれた、酋長ファミリーへの憎悪。
それを見るにつけ、ゲレンは背中に薄ら寒いものを感じずにはいられなかった。
54:酋長 ◆occulTjdPc
07/11/10 17:02:46 FWcHEQ6K0
「モルダー・・・オーツキは犯人じゃなかったね・・・。」
「捜査は振り出しに戻りました。とりあえず蓮最中を探しましょう。それから、ブス子も」
「酋長大戦の英雄・ブス子か!彼が味方についてくれれば心強い!」
「ブス子ですから、女扱いでお願いします。しかし今、どちらも行方不明です。僕もFBI本部に戻って全力を挙げて探しますから、ゲレンも」
「もちろんだ。何か情報が入ったら僕のモバイルに電話してくれ」
ゲレンとモルダーは連絡先を交換し、別れた。
モルダーはFBIに戻り、ゲレンはそのままコリアンタウンへ向かう。
蓮最中・・・おそらく韓国籍であろうこの人物へのコンタクトを図るためだ。
本部に戻るモルダーの運転する車を、一台の怪しいセダンが尾いていったことを、二人はまだ知らない。
ニューヨークには木枯らしが吹き荒れていた。
(まだまだ続くよ!)
55:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/10 17:45:48 wYimKWpH0
要望:田林も出してあげて!
56:モルダー捜査官
07/11/10 18:02:26 DOZyJlPdO
酋長、感激したよw
57:本当にあった怖い名無し
07/11/10 18:18:23 hcuMjd5u0
きらびやかな電飾に彩られたコリアンタウンのゲートに着くと、塀の中では恒例のパレードでも催されているのか、
軽快な音楽に合わせて朝鮮王朝時代の格好をしたキャラクター達がひしめき合っているのが垣間見れた。
ゲレンがコリアウタウンへの入場料を払い、ゲートをくぐると、とたんにつんとしたキムチの臭いが鼻を突いた。
「わっ!くさい!朝鮮や!」
その言葉に反応したのか、傍らでアリランを踊っていたキャラクターが近づいてきた。
「ようこそ、コリアンタウンへ、ハッピーハッピーキムチ!」
コチュジャンの入れ物のキャラクターが子供をあやすみたいに両手を広げてゲレンににじり寄る。
外見は子供の向けのファンタジーが鼻で笑ったような顔をしているが、気ぐるみの口から覗いた
素顔は般若の面にコチュジャンを塗りたくったような厳しい表情をしていた。
「この顔に見覚えはないか?」
ゲレンが蓮最中の写真と適当に見繕ったドル札を壷の口に放りこむと、中の男はとたんに金正日の肖像がのような
眩しい笑顔を見せた。
「ウホッ、この人なら中央の屋台で働いてるはずだよ」
用が済んだら用はない。
ゲレンは近くにあったビームサスマタで邪魔なコチュジャンを脇へ押しやると、
とっとと中央の屋台へと赴くのであった。
ボバンという炸裂音と共に、紫色の花火が打ちあがった。
その艶やかな光がコリアンタウンに臭そうな影を落した。
58:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/10 18:31:50 wYimKWpH0
あ、ろうとホペータにチュウ星人も出演キボンヌです。
59:本当にあった怖い名無し
07/11/10 19:00:43 hcuMjd5u0
中央の広場に着くと、片隅で何か妙なモジャモジャした食べ物を鉄板の上で掻き混ぜている
風変わりな屋台が目に付いた。
生活感で満ちたエプロンを下げ、小手先で湯気のほとばしる奇怪な物を弄繰り回している店主、
その姿は蓮最中で間違いなかった。
「景気はどうだい?」
ゲレンが屋台の前であらかじめ酋長から指示されていた合言葉を唱える。
すると店主に扮した蓮最中が不機嫌そうな表情をして捲くし立てる。
「こんな、小麦粉に陰毛を混ぜ合わせた物を、一体どこの誰が買うってんだよ!」
蓮最中はゲレンとは初対面なのだが、にもかかわらず以下のようなパンキッシュな発言を繰り返した。
「ブタ野郎! 死ね! 魯鈍! 木偶の坊! ファックファックファック!」
圧倒的に勢いに後退りするゲレンなんぞお構いなしに、尚も蓮最中の迷走は止まらない。
「オイ! オイ! オイ! オイ! 」
蓮最中は野卑な叫びと同時に握りこぶしを荒々しく天に突き上げる動作を繰り返し、
精神異常者さながらの暴れっぷりで、勢いのあまり、ついには屋台の屋根を突き破ってしまった。
「あなたが蓮最中さんですね!」
以上の動作が、蓮最中側に用意された、ゲレンの合言葉に対するいわば返事となるのであった。
60:本当にあった怖い名無し
07/11/10 19:36:15 hcuMjd5u0
一方、モルダーはFBIの施設へ帰る途中だったのだが、背後のセダンを振り払うのに苦戦していた。
セダンには黒尽くめの男性が二人、乗っていた。
モルダーはその危険な気配をいち早く察し、脇の下のホルスターから護身用の鉄砲を取り出して、
震える指で静かに激鉄を起こした。
恐怖と緊張のせいで、みるみるうちに睾丸が萎縮していくのを感じる。
「こりゃまずいな、無事に帰れるかわからんぞ!」
モルダーがなぜそのような縁起でもないことを思ったのかというと、
ミラー越しに、セダンの男性が大型の機関銃をモゾモゾさせているのが見えたからだ。
モルダーは幼い頃から、窮地に追い込まれた際に、最も無難な現実逃避をdoしてしまうという悪癖に悩まされていた。
今回も、この後に及んで、言葉の通じない観光客のフリをしてやり過ごそうとか、そういうことを考えていた。
ミラーに目を向けると、既に機関銃を構えた男性がセダンの窓から身を乗り出していた。
間髪を入れずに血に飢えた黒光りのトミーガンが火を吹いた!
ピュピュピュピュピュピュピュピュピュッ!!
モルダーの車は穴だらけになって、凄い勢いで田んぼに突っ込んで大破した。
大丈夫なのだろうか。
61:モルダー捜査官
07/11/10 19:47:21 DOZyJlPdO
モルダーはどうなった?
62:ろう
07/11/10 20:36:43 /HQWVcIp0
続きwktk
>>58 グレン氏サンクス!
酋長ともうひとりの作者様
竜王とJBも出してください。m(..)m
もしよければA/Iや蚋も・・
63:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/10 20:40:23 wYimKWpH0
ここで酋長ファミリーのメインメンバーの紹介だ
オカ板で鳴らした俺達特攻部隊は、濡れ衣を着せられ自治厨に最悪板に隔離された。
最悪板にスレを立てられ、地下にもぐった。
しかし、地下でくすぶっているような俺達じゃない。
筋さえ通れば使命感でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、
俺達、オカ板野郎Aチーム!
俺はリーダーの酋長。通称「萬☆魂」。
グダグダの長文とネカマの達人。
俺のような天才策略家でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。
俺はゲレン。通称「ちん☆ぽん」
自慢のキモさで、粘着どもはみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、自作のポエムからキャバクラの割引券までなんでもそろえるぜ!
蓮最中。通称ハスモ。絵の天才だ。酋長でもブン殴ってみせらぁ。でもキモオタだけはかんべんな。
よぉ!お待ちどう。俺様こそブス子。通称ジャックナイーブ杉並。蟻の観察の腕は天下一品!奇人?変人?だから何。
64:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/10 20:57:36 wYimKWpH0
俺達は、道理の通らぬオカ板にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、オカ板野郎 Aチーム!
助けを借りたいときは、適当に探してくれ
65:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/11 00:33:28 G0PBQmv00
モルダーは気がつくと田んぼの中に転がっていた。
鼻先までドロにつかり鼻腔に泥の臭いが広がる。
モルダーの脳裏に幼き頃の記憶が甦る。
水木しげるのマンガにどろたぼうという妖怪でてきたな、
そういえば、ゲゲゲの鬼太郎の2巻をティッシュに返してなかったな。
この戦いが終わったら、ティッシュに返しにいこう。
そんな事を考えているうちに体中に痛みが走る、全身を強く打ったようだ。
しかしFBIの訓練を叩き込まれた身体は知っていた、このぐらいの衝撃では死なない事を。
モルダーは立ち上がろうとしたが、何かに気がつきすぐに身を伏せて田んぼの中に身を潜めた。
黒尽くめの二人組がモルダーの乗っていた車のドアをバールのような物でこじあけているのが見えたのだ
モルダーに緊張が走る、利き腕に握っている拳銃に汗が流れる。
モルダーが伏せながら様子を見ていた。
すると黒尽くめの二人組にキリンの毛皮を着た女が近づいていくのが見えた。
女は「ハッケヨーイ、ノコッタ」の掛け声と共に後ろ回し蹴りを繰り出し瞬く間に黒尽くめの二人を倒してしまった。
モルダーがペリカンのように口を開けていくと女はモルダーの方を向いて口を開いた。
「おーコレは東洋の神秘スモウでーす」
「ソレ違うから、フンドシしてないとスモウじゃないから!」
モルダーは思わず興奮した。しかし女は気に留める様子もなくこう語った。
「私はぽぽろMr.Sの指令でモルダー捜査官をお迎えにあがりました。」
66:本当にあった怖い名無し
07/11/11 00:43:55 WOLdnDEM0
グレン6
67:本当にあった怖い名無し
07/11/11 00:54:18 WOLdnDEM0
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68:本当にあった怖い名無し
07/11/11 00:55:26 WOLdnDEM0
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69:本当にあった怖い名無し
07/11/11 00:56:40 WOLdnDEM0
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70:本当にあった怖い名無し
07/11/11 00:59:06 WOLdnDEM0
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71:本当にあった怖い名無し
07/11/11 00:59:45 WOLdnDEM0
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72:本当にあった怖い名無し
07/11/11 01:00:22 WOLdnDEM0
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73:本当にあった怖い名無し
07/11/11 01:01:19 WOLdnDEM0
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74:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/11 01:17:12 G0PBQmv00
ぼくモルダー捜査官、好きな食べ物はババロア嫌いな食べ物はムニエルです。」
相手が自分の事を知っているにもかかわらずモルダーは自己紹介してしまった。
「知っているわ、好きな音楽家は中島みゆきで、好きなコテハンはひよっこ、ちん☆ぽん
平成の色男、JB、マンタイ。嫌いなコテハンは酋長と次元でしょ」
「すごいなぁなんで知ってるの?誰にも言った事なかったのに。」
「Mr.Sの情報収集能力を舐めないで、Mr.Sはオカルト板のコテ集合!スレの監視を怠るような事はしないわ」
むっとした顔もかわいいなみゆきさんには負けるけど。。。
モルダーがそんな事を考えているうちに、ぽぽろは黒尽くめの男のポッケからビスケットと車のキーを抜きだし
男たちが乗ってたクーペの運転席に座りエンジンをかけた。
「乗りなさいモルダー捜査官、ろうと竜王に会いにニューヤーク世界貿易センタービル跡地に向かうわ」
モルダーは助手席に乗りぽぽろに尋ねた。
「なんでニューヤークって言うの?ニューヨークでいいじゃん!」
ぽぽろは呆れたような顔をして答えた。
「Mr.Sは地理の授業がとても嫌いだったの、地理の時間は右手と左手を使って机の上で戦わせて遊んでいたのたのだから
世界の地名はほとんどがガンダムで覚えたのよ」
「そっかぁ、ところでぼくお腹すいちゃった」
モルダーが無邪気に言うと、さっき黒尽くめの男から取り出したビスケットを手渡した。
「モンサンミッシェル公認のモンサンミッシェルビスケットよ、きっとさっきの男たちのママンが横浜そごうで買ったのね。」
モルダーとぽぽろはビスケットをボロボロこぼしながらニューヤーク世界貿易センタービル跡地に向かった。
75:モルダー捜査官
07/11/11 18:56:13 ltVQR1DDO
グレンさん、素晴らしい。
76:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/11 22:56:08 nvtxb3e50
ありがとうモルダーさん!
77:本当にあった怖い名無し
07/11/11 23:38:24 kAwqszBU0
なんだこれw
私のキャラ基地外過ぎじゃねーか。
しかも何だ韓国籍てwww
78:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:31:37 Dv0nAUu20
世界貿易センタービル跡地を目指しながらモルダーとぽぽろは
やがてウエストサイトに差し掛かった。
モンサンミッシェルビスケットを食べ終えてヒマになったがモルダーとぽぽろはジャンボ鶴田とニック・ボックウィンクル
が本気で戦ったらどちらが強いのか議論を始めたが結論は中島みゆき最強という事になってしまった。
やっぱりみゆきさんが一番とモルダーが満足気に鼻の下を伸ばしていると、ニューヨーク市警の警察官に
車を止められた。検問のようだ。
ぽぽろが中国で作られたコピー品のサマンサ・タバサのバックから国際ライセンスとIDカードを探していると
警察官は助手席のモルダーに気がついた。
「これはモルダー捜査官ではありませんか。」
警察官は勃起したポコチンを隠すように前かがみになりながらモルダーに声をかけた。
「いかにも、ところで事件かね」
モルダーはモンサンミッシェルビスケットを口のまわりいっぱいにつけながら精一杯偉そうな口調で答えた
79:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:32:36 Dv0nAUu20
キリン革のコートを着たぽぽろの前で格好をつけたかったのだ。
「はい、実はドクの店で殺人事件があったのです」
警察官は答えた。
「詳しく話を聞かせてもらおう」
とモルダーは車を降りたがモルダーもまた前かがみだった。
彼もまた勃起をしていたのだ。
「立てば変態、座れば普通、歩く姿は変質者とはこのことね。」
ぽぽろはそう呟きながら車を降りた。
80:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:33:18 Dv0nAUu20
世界貿易センタービル跡地での約束の時間はまだ早かったし、ぽぽろは一度モルダー捜査官の仕事
ぶりを見てみたかったのだ。
警察官に連れられドクの店に入るなり二人は目を丸くした。
モルダーにとってはまるでデジャブ死体は裏返しになって死んでいたのだ。
おまけにご丁寧にもオーツキの時と同様、床にマッキーの極太で
「酋長ファミリーニハ死アルノミ」
「Only there is a death in the Syucyo-family」
「只有死亡在酋長家族」
走り書きされたメッセージが残されていたのだ。
しかし今回はひとつだけ、ちがう点があった、死ぬ間際に書いたと思われる。
血で書かれたダイイングメッセージがあったのだ。
「くねくね」
モルダーは機関銃で撃たれ車ごと田んぼに突っ込んだ事を思い出した。
81:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:34:04 Dv0nAUu20
「死体の身元はは判明しているのか?」
モルダーがそう尋ねると警察官は丁寧に答えた
「死体の身元は、はにゃんぴん死後3時間が経過していると思われます」
はにゃんぴん、モルダーの脳裏には酋長心霊スポット動画捏造事件の記憶が甦っていた。
「こちらが、死体の第一発見者です。」
警察官が連れてきた人物を見てモルダーは驚愕した。
ケータイで難なくAAを使いこなす最強の顔文字使い
( ゚Д゚)ウッウーだったのだ。
82:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:35:16 Dv0nAUu20
>>77
なんだろうなwでも普段もそんなもんじゃね?
CDで鮭切ったりしてるし。
83:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:42:39 QjpXpnmw0
ちょっと!
CDで鮭切ったのは酋長ですけど!
私は淑女ですので、そのような野蛮な事は致しません。
84:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:47:54 Dv0nAUu20
え~切ったの酋長だっけか?
でも酋長にCDで鮭切れって命令はしてなかった?
それに鮭を生のまま自転車のカゴに入れて持って帰ったのはキチガイだべw
85:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:52:06 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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(・×・)
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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(・×・)(・×・)(・×・)
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し-つ し-つ し-つ
86:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:52:38 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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(・×・)
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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(・×・)(・×・)(・×・)
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し-つ し-つ し-つ
87:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:53:07 Dv0nAUu20
おっと荒らしがきたのでとっとと寝るわw
おやすみ~
ノシ
88:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:53:11 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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(・×・)
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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(・×・)(・×・)(・×・)
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し-つ し-つ し-つ
89:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:53:43 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
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90:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:54:16 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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カステラ>>1番
電話が>>2番
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パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
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91:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 00:54:32 Dv0nAUu20
あ、酋長ファミリー恒例の旅行またそのうちやるから酋長に希望の場所
連絡しといてね~
92:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:54:52 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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93:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:55:24 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
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94:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:56:27 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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パッサパサになれ!
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95:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:56:59 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
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96:本当にあった怖い名無し
07/11/12 00:57:49 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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97:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:00:43 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
∨
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(・×・)
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
∩∩ ∩∩ ∩∩
(・×・)(・×・)(・×・)
⊂ ⊂ ⊂ ⊂ ⊂ ⊂
し-つ し-つ し-つ
98:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:01:17 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
∨
∩∩
(・×・)
⊂ ⊂
し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
∩∩ ∩∩ ∩∩
(・×・)(・×・)(・×・)
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し-つ し-つ し-つ
99:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:01:52 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
∨
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(・×・)
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
∩∩ ∩∩ ∩∩
(・×・)(・×・)(・×・)
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し-つ し-つ し-つ
100:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:02:27 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
∨
∩∩
(・×・)
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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(・×・)(・×・)(・×・)
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101:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:03:08 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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(・×・)
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カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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(・×・)(・×・)(・×・)
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102:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:03:59 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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103:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:04:36 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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104:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:05:17 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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105:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:05:54 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
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(・×・)(・×・)(・×・)
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106:本当にあった怖い名無し
07/11/12 01:06:43 fxJdjPAQ0
ミッフィー様が華麗に
3時のおやつは文明堂!!
∨
∩∩
(・×・)
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し-つ
カステラ>>1番
電話が>>2番
口の中
パッサパサになれ!
パッサパサになれ!
\ 口の中 /
\ パッサパサに /
\なってしね!/
∩∩ ∩∩ ∩∩
(・×・)(・×・)(・×・)
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し-つ し-つ し-つ
107:モルダー捜査官
07/11/12 18:25:27 0E+nBAPwO
>81
グレンさん、テレちゃうよ
108:( ゚Д゚)ウッウー
07/11/12 18:41:16 tvAqYT4CO
おー、第一発見者(*゚∀゚)
109:本当にあった怖い名無し
07/11/12 20:59:18 +xz+VsQA0
ちんぽん
げれん
ぐれん
110:本当にあった怖い名無し
07/11/12 23:48:39 v2JzoNABO
わあ~お(^o^)
111:グレン ◆cW9hGmsm9s
07/11/12 23:53:49 Dv0nAUu20
今日は週間少年ジャンプを読まなきゃいけないし他スレで色々忙しいのでお休みですw
112:本当にあった怖い名無し
07/11/13 17:10:47 vBlEnPvB0
毛玉だらけのセーター・・・
113:ろう
07/11/13 18:25:54 NEJ0ywKK0
おやすみがっくし
114:本当にあった怖い名無し
07/11/13 20:09:30 QBzUau4h0
ウッウーは凄惨な現場を目の当たりにしたせいか、少しばかり精神を錯乱させていた。
そのせいで、駆けつけた警官が詰問をしても、唇を震わせて「あー」とか「うー」とか
言うだけで、あとは両手で頭を抱えてその場にうずくまってしまうだけだった。
モルダーとぽろろも虚ろな視線を虚空に傾けたまま茫然とするウッウーに話かけようとしたが、
無駄だった。
その時、モルダーがウッウーの着衣の胸ポケットから怪しげなスケベ人形が顔を覗かせているのに
気がついた。
「おや?なんだね、この人形は」
モルダーは失礼の無いように、ウッウーの胸ポケットからそっとスケベ人形を引っこ抜くと、
ぽろろや付近にいた警官にそれを見せた。
「なんですかね、この紐は」
近くにいた警官が、スケベ人形の尻から奇怪なタコ紐のようなものが飛び出しているのを指摘した。
モルダーがなんの躊躇いもなく、その紐を引っ張ると、ゼンマイ仕掛けのスケベ人形が、体をぶるぶる
震わせて、それと同時に体内のトーキーボックスからおぞましい紳士の声が聞こえてきた。
「ククク、酋長ファミリーニハ死アルノミ」
要するに、壁に書かれていた脅し文句を、音声の形で伝えるだけの演出に
一同は呆れ果て、モルダーはチューペットを折る時みたいに、スケベ人形を勢いよく太ももに打ちつけ、
スケベ人形は真っ二つになった。
モルダーは哀れなスケベ人形を窓から放り投げると言った。
「この件は、警察にまかせよう」
モルダーとぽろろはろうと竜王、そしてゲレン達と合流すべく、かつて世界貿易センタービルが聳え立ち、
今ではニューヨークの目玉として多くの観光客で賑やかすグラウンド・ゼロの地を目指した。
115:( ゚Д゚)ウッウー
07/11/13 20:29:25 RoWqakMXO
スケベ人形って?めっちゃ気になる(*゚∀゚)
116:本当にあった怖い名無し
07/11/13 20:35:33 QBzUau4h0
その頃、グラウンド・ゼロの中心分では、すでに合流を果たしたゲレン、蓮最中、ろう、竜王の4人が
重苦しい雰囲気で卓を囲んでいた。
無論、彼らが真面目な顔をして興じているのは麻雀ではなくポンジャンである。
酋長ファミリーの間では、古くから麻雀を打つことを禁じている。
その理由は、当の酋長が、点数計算はおろか役さえも覚えられない間抜けだったからだ。
そうこうしている内に、モルダーとぽろろの車が到着した。
ドアが開くと、モルダーがシンナー中毒者みたいな格好で飛び出してきたが、
一同はしばらくしてそれがゲロ袋だということに気がつくと、ぽろろの運転がいかに酷いものだったのかを
悟ったのであった。
「どうも、モルダーです。こちらはぽろろです」
「ども、ゲレンと蓮最中です」
「私共は、ろうと竜王と申します」
言い忘れたが、このろうと竜王の二人は酋長ファミリー本部から派遣されたバイトである。
主な仕事は荷物を運んだり、飯を買いに行ったりすること。
二人とも酋長ファミリー特注のジャージに身を包まれて、まんざらでもない表情を浮かべている。
ニューヨークを行き交うビジネスマンやら通行人やらはこの光景を見て、
まーたジャパニーズがオフ会でも開いてんのか、とうんざりしながら、唾、痰、ガムなどの汚物を吐き捨て、
いつしかそれらが道の傍側にこんもりと山を作っていた。
117:本当にあった怖い名無し
07/11/13 20:35:56 yqBXi5g4O
アナル棒人形だろ?
118:ろう
07/11/13 20:44:42 NEJ0ywKK0
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!
ジャージ支給があったのかw
ちょっとうれしいんですけど
119:本当にあった怖い名無し
07/11/13 21:12:34 QBzUau4h0
選りすぐりのメンバー達が全員揃ったところで、酋長のお出ましだ。
遥か彼方をボーフラみたいに漂ってるであろう、酋長ファミリー社の人工衛星から、
酋長のホログラムが照射される。
酋長は、カメラの具合が悪いのか、前かがみになった映像として現れた。
その後、取り留めも無いことをブチャブチャ呟きながらカメラの固定位置をずらしてみたり
カメラの背面を取り巻くコード類を弄ったり、散々醜態を晒したにもかかわらず、なんの臆面も無く、
朗らかな声で
「やあ、諸君!」
と言ってのけた。
一同の前に君臨した酋長はホログラムだが、ホログラムであれどうであれ
相変わらず、小学生が画用紙にクレヨンで描いたような風采だ。
酋長は次なる指令を読み上げた。
「敵をやっつけろ!」
120:本当にあった怖い名無し
07/11/14 10:45:15 RDG/1R9zO
ざわ…ざわ…。
選りすぐりの酋長ファミリー達は戸惑いを隠せず、口々に「ざわ…」と言い出した。
蓮最中に至っては持っていた秋葉系インディーズアイドルのCDで目の前の鮭をぶつ切りにし始めた。
彼女には鮭が敵に見えたのだろう。
酋長はそんなファミリーの狼狽を満足げに見下すと
「敵の情報はファミリー幹部の誰かが詳しく知ってるはずだから、適当に探してやっつけてくれ!」
と、付け加えた。
ぽぽろが泣き叫んだ。
「でもMR.S!常敗の酋長ファミリーで、勝てる敵なんですの!?」
錯乱しているようで内心「~なんですの!?」という自分の表現に半ば陶酔していたぽぽろは、次の酋長の言葉に文字通り凍りつき、ファミリー脱退さえ考慮した。
「うん、ブス子を送るから。みっちり鍛えてもらって!」
ブス子…。かつて全世界を巻き込んだ「酋長大戦」において、オーストラリアへのコロニー落としを単独で行い、大戦終結の立役者となった英雄である。
大戦終結後は自ら落としたコロニーの処理のため、トリントンに出向していたのだ。
「もうすぐそっちに着くよ」
酋長が言うが早いか、ポンジャン卓を蹴飛ばし、高笑いをしながらブス子・ザ・レジェンドが4人の前に姿を現した。
121:モルダー捜査官
07/11/14 12:38:55 q8dhcKaQO
俺を登場させてくれるのは嬉しいですが、勝手に酋長ファミリーされてムカついます。
122:モルダー捜査官
07/11/14 12:46:20 q8dhcKaQO
酋長ファミリーなんてヤダ。
勝手に俺を酋長ファミリーにしないでください。
123:本当にあった怖い名無し
07/11/14 13:17:33 k5qceEhu0
その頃、酋長の密命を受けていた田林は京都での鳥インフルエンザ防疫の任務を終え
マクドネルダグラス社製MD90型機という舌を噛みそうな飛行機に乗り
銚子電気鉄道のデハ300系のようなすわり心地の座席に揺られ東京に向かっていた。
田林の今回の任務は酋長ファミリー空軍設立の為だった。
その為には人力飛行機の動力部である。電動機付自転車ヤマハ「パス」
がどうしても必要だったのだ。
田林が機内で月刊ボディービルマガジンを読んでいると、機内にいた数名の男たちが
突然立ち上がり叫びはじめた。
124:本当にあった怖い名無し
07/11/14 13:18:57 k5qceEhu0
「我々は、反日ハムスター教徒・武装戦線の者である!この飛行機は我々が占拠した!
ちなみにハムスターなのでヒマワリの種しか食べない。」
男たちは手に日本刀や拳銃やヒマワリの種を持っていた。
田林は心の中で舌打ちをした。
酋長ファミリーとハムスター教徒は敵対関係にあった。
原因は酋長とゲレンが面白半分にハムスター教徒の教会に遊びに行って
宣教師の話を聞いていたのだが
その時おやつのカールを運んできたヤツが
あまりにも匿名掲示板2ちゃんねるで有名なあのニート君そっくりだったため
二人して大笑いした事だった。
125:本当にあった怖い名無し
07/11/14 13:20:12 k5qceEhu0
田林はハイジャック犯の数を冷静に数えた。
機内前方に2人と後方に3人あわせて5人だった。
武器を持っていても5人ならなんとかなる田林が動こうとした瞬間
先に動いたものがいる。
レタス色のフライトジャケットを着込みブーツカットのジーンズを履いた男だ。
男は中央通路に仁王立ちになり棒読みでこう言い放った。
126:本当にあった怖い名無し
07/11/14 13:21:16 k5qceEhu0
「お客さまの中にお医者様はいらっしゃいますか?」
心なしか照れているようだ。が次の瞬間他の男が立ち上がった。
「私は医者だ、免許はないがな」
男はアカアシモリフクロウのような表情でブラックジャックのマネをしてかっこつけている。
犯人たちは呆気にとられていたがその瞬間を田林は見逃さなかった。
127:本当にあった怖い名無し
07/11/14 13:25:34 k5qceEhu0
>>121
モルダーさん、あなた本物?
128:モルダー捜査官
07/11/14 13:31:41 q8dhcKaQO
ニセモノだお
129:本当にあった怖い名無し
07/11/14 13:35:55 k5qceEhu0
正直でいいねw
130:本当にあった怖い名無し
07/11/14 13:55:50 k5qceEhu0
ドンジャラって富士急行った時のワンピースドンジャラかw
131:本当にあった怖い名無し
07/11/16 09:05:18 ZarO50aY0
age
132:本当にあった怖い名無し
07/11/16 18:10:20 90SKhKkh0
シナリオが完成しました。
text作成とプログラミング中です
133:本当にあった怖い名無し
07/11/17 23:58:57 CEZzVOqq0
保守
134:田林
07/11/18 02:23:46 0FlK09zNO
保守
135:ろう
07/11/19 01:37:38 9eQ8VMdz0
続き読みたいホッシュ
136:本当にあった怖い名無し
07/11/20 10:39:31 jh27JoQb0
田林は持っていた月刊ボディービルマガジンを丸めて中央通路に飛び出ると
機内前方のハイジャック犯に向かい走りだした。
虚を付かれ立ち尽くしている一人の喉元に丸めた雑誌の一撃を食らわせた。
田林の渾身の一撃を食らった犯人はうずくまった。
続くもう一人には股間に膝蹴りを食らせた。
犯人は呻きながら日本刀を落とし倒れた。
137:本当にあった怖い名無し
07/11/20 10:40:32 jh27JoQb0
田林は素早くそれを拾いあげると直突きの構えをとりながら後方の犯人達に向かって叫んだ
「死にたい奴からかかってこい!」
後方にいた三人のハイジャック犯と田林の間に緊張感が走った。
138:本当にあった怖い名無し
07/11/20 10:41:25 jh27JoQb0
が次の瞬間にはハイジャック犯は3人とも通路の床に倒れていた。
レタス色のフライトジャケットの男と無免許医師が隙をついてハイジャック犯を
気絶させていたのだ。
ハイジャック事件は無事解決した。
空港に到着すると、田林等3人はリムジンで迎えられたが向かった先は警察署だった。
田林は警察署内でカツ丼を3杯おかわりするまでの時間事情をきかれた。
ようやく開放され警察署から出るとレタス色のフライトジャケットの男と無免許医師
が田林を待っていた。
田林は二人に浅草の神谷バーで飲もうと誘われた。
田林は断る理由もなかったし2人に興味があったので快く応じた。
139:田林
07/11/20 16:16:20 l9xdiG7CO
私ちょっとカッコイイ?
140:ろう
07/11/20 19:13:22 l9Cdy9rn0
うむ カッコイイ。
私はアルバイト。だけど、出れてとてもうれしい。
141:田林
07/11/21 20:22:23 FE3s+gWTO
お~
作者さん格好良くしてくれてありがとー
バクちゅう決めるシーンを希望します
142:本当にあった怖い名無し
07/11/22 23:26:18 NuBcX6QK0
田林等一行は神谷バーにタクシーで向かったのだが
警察署からバーまではかなりの距離があり、三人はそれぞれ自己紹介した
フライトジャケットの男はJBと名乗った。
自分は生粋のガチホモであり、本来は神谷バーではなく新宿2丁目の「アルカディア」
で飲みたかったが、無免許医師があまりにも止めるので妥協したのだと話した。
ちなみに「アルカディア」はゲレンの行きつけの店で、この店で何度かガチホモ同士
の合コンに参加した事がある。
無免許医師はA/Iと名乗った。
A/Iは手塚治虫の大ファンなので一回飛行機であろ名ゼリフを言って見たかったと語った。
無免許医師を名乗るとはいかにも胡散臭そうだが実際A/Iは胡散臭い男だったのだ。
143:本当にあった怖い名無し
07/11/22 23:26:50 NuBcX6QK0
3人の自己紹介が終わる頃タクシーは浅草に到着した。
神谷バーに入り3人は大いに盛り上がった。
そして、ともに飛行機で戦った事もあり3人は一晩で十年来の友のような関係になった。
もっとも田林の神谷バーでの記憶は電気ブランを3杯一気に飲み干し店内で自慢のバックフリップ宙返り
を披露したところまでしかなかったのではあるが。
144:本当にあった怖い名無し
07/11/22 23:28:55 NuBcX6QK0
翌朝田林は獣のような女のあえぎ声で目を覚ました。
目の前には大きなスクリーンでポルノ女優が大きな尻を振っていた。
田林は神谷バーで散々飲んだあげく上野の無国籍料理屋KUSHIKYUに行き飲みなおしていたのだが
最終電車がなくなり上野のハッテン場として有名なサウナに泊まるかJBと散々もめたあげく
ポルノ映画館を寝床に選んだのだ。
このポルノ映画館もハッテン場として機能しているのでJBが妥協したのだが
ハッテン率としてはサウナよりも低くどちらかというとゲイの男達が映画館で自慰行為をしている
ノンケの男たちを覗き見するのに利用されている。
145:本当にあった怖い名無し
07/11/22 23:30:11 NuBcX6QK0
田林は最悪な目覚めだと思いながら映画館を出て胸のポケットから出したマルボロに火をつけると
JBが話しかけてきた。
「やっと、お目覚めかい。それじゃあ行こうか」
田林が戸惑っているとA/Iが驚いたような顔をした。
「田林?覚えていないのかい?昨日お前の仕事を手伝うと約束したじゃないか?」
田林はまったく覚えていなかった。
「そんな、約束したかな。昨日はしこたま飲んだせいか覚えていないんだが、手伝ってくれると言うのはありがたい
んだが実はオレの一存では決められないんだ。Mr.Sに許可を取らないと。。。」
「昨日もそんな事を言っていたな。」
「で、朝一でMr.Sに連絡をとって許可を求めるとも!」
A/Iが相槌をうった。
田林は酋長に許可をとる事になった。
146:ろう
07/11/23 00:12:24 Vqzxsbfm0
A/Iが出てる。
作者様、ありがとう。
胡散臭い約がこれほど似合う人もおるまいW
147:グレン
07/11/23 00:15:10 2XPp6qGh0
>>146
どうもですw
148:本当にあった怖い名無し
07/11/23 00:17:26 2XPp6qGh0
ところで蚋って何てよむの?
149:ろう
07/11/23 00:55:30 Vqzxsbfm0
だぶん 「ブヨ」です。あの血ィ吸いに来る蚋ですよ
>>147
あなたでしたか!
あっちのスレこっちのスレで、ちょー活躍ですね。
楽しみにしてますよ。
私もそのうちリーディングしてください。
150:本当にあった怖い名無し
07/11/23 01:01:42 9080W2x/0
>31>32>33>34>35>36>37>38>39>40
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151:本当にあった怖い名無し
07/11/23 01:02:33 9080W2x/0
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152:本当にあった怖い名無し
07/11/23 01:03:20 9080W2x/0
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