ほんのりと怖い話スレ その43at OCCULTほんのりと怖い話スレ その43 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト706:本当にあった怖い名無し 07/10/21 01:08:43 pgDyhmC70 あ――何か、もう、あかん。 その後の事は良く覚えてない。気がついたら既に時間は朝で、周囲はほんのりと明るい。 俺と言えば寝汗びっしょりで、ぜえぜえと肩で息をしているような状態。 寝起きだと言うのに無茶苦茶疲れてる。 ってゆーか、昨日のアレは何だったんだ 思い出すのもイヤな感じなで、いっそ夢にでもしておいた方が良いんじゃないかと思いながら 何気なく部屋を見回す。大丈夫。昨日、寝る前と同じ部屋の様子――って、同じじゃない。 ……開いてるし 仏間へと続くふすまが、昨日、眠る前まではぴっちりと仕舞ってた筈のそのふすまが 何故だか、指三本分くらい開いていた。 昔から立て付けが悪いこのふすまが例えば何かの拍子に開くなんて事はまずありえない話なので 俺はもう何と言っていいのか分からず、婆さんが朝飯に呼びに来るまで布団の中で ぽかんとしているしか出来なかった。 でも、本当にアレだったのは。呼びに来てくれた婆さんに「昨日、こんな夢見たんだ」 とか言って、冗談めかして話した後の事で――その話を聞いた婆さん、訳知り顔で頷いて 「ああ。来てたんやねえ」 と、一言。婆さん……いや、何が? なんだか薄ら寒くなって、それ以上は聞けなかったチキンな俺。 そのまま有耶無耶に十年とちょっと。未だに何が来てたのか聞けずにいる。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch