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USEM ビギンズ
USEMは魔界に広がる魔時波という(人間界でいう電波の
ようなもの)波の管理を任されていた。
魔時波は魔界の情報を波に載せ、魔王や管理職など
に伝える魔界の通信手段だった。
悠瀬夢(USEM)は波の管理をしている傍ら
この波の有効利用を考えていた。
魔界の通貨Cz(マッカ)をより多く稼ぐ為
Czが多くなれば多くなるほど、転生時や天昇時
よりよい身分になれると言われていたのだ。
悠瀬夢は魔会議の情報を酷奴(こくど=魔界最低クラスの
魔人、人間界で大罪を犯したものや、転生時希望したもの)
に流す事を考えた。悠瀬夢が独自に考えた魔界愚(まかいぐ
=魔界にある道具)で魔時波に特殊防御を掛け専用魔界愚
でしか聞けないようにして、酷奴に流し、Czを稼いでいた。
しかし、魔貴(幹部クラスの魔人)にバレ悠瀬夢は
苦しい生活を余儀なくされる人間に即転生させられた。
幼き頃、大阪で貧乏生活をした悠瀬夢は、大人になり
覚醒した(一部、転生後魔界での記憶や力がよみがえる事)
自分がやっていた魔時波の操作のようなものが出来ないか?
当時日本にはラヂオというものがあり、電波の存在をしって
いた悠瀬夢はこれを利用しようと考えた。
人間界で若年層から高年層までみんなが利用しているもの、
電波に乗せられるもの・・・悠瀬夢は音楽を配信する
事を思いつき、魔界での魔界愚クリエイタァの記録を
活用し最初はケーブルとチューナーで音楽を配信する
機械(当時、材料不足で無線式は不可能だった)
を造り、個人で有料放送していた。魔界での失敗を
繰り返さないように、悠瀬夢は電波を管理している
ところと、音楽を管理している会社に、売り上げの
数パーセントを上納することを思いついた。
それから加入者は増え、技術も進化し悠瀬夢は
大阪有線という会社を設立。
後のUSEMブロードネッツワークスだ。
加入者を順々に増やし、技術革新をし、
USEM440やSPを開発。
日本が不景気時代に突入すると同時に
代理店を設立。成績は伸び悩み、
悠瀬夢はアンサーバックマージン制を導入。
代理店を走らせ加入者を増やさせる作戦に出た。
代理店は、ここで当選商法を使い善良な消費者を
騙す行動に出ている。こうしてUSEM伝説は始まって
行ったのだ。