08/03/06 17:45:40 mBgjJ5KD0
>>781
いや、、「プロ」と「素人上がり」の技術差は現前と横たわっているが、
時代がハイクオリティよりも価格を優先する方向に向かっているんだよ。
物量作戦のチープメディアと、ひたすら質を追求するラグジュアリー路線に
写真を取り巻く環境は明白な形で二極分化してしまった。
白とも黒ともつかないグレーゾーン、中庸度なバランス感覚こそが
かつての日本人の処世であり、姿であったが、近頃はどうも勝手が違う。
ディスカウントが当たり前、そこそこのレベルであれば、それ以上望まない・・・
そんなクライアントばかりになってしまったのが原因だ。
バブル期のような常軌を逸した金の遣い方はナンセンスだったが、
広告宣伝に掛ける金の費用対効果を吟味するようになってきた現在では、
身の丈以上に虚栄を張って商品を売り出そうという企業が減ってしまった。
つまり健全といえば健全だが、面白味が無い。文化としては衰退に向かっている。
人的リストラと合わせて行われてきた、経費的リストラクチュアリングが
端的に経費を減らせば良い、という「数字」成果主義と結びつきやすいというのもあるだろう。