08/03/25 22:14:23 FzIiZKN10
>>690
では、最後。
次に、全く硬化メカニズムが異なるパーヒドロキシポリシラザンだが、これは
ガラス化プロセスが全く異なるため、今までの話とは関係が無い。
塗布後、塗装面でポリシラザンが自己架橋(アクアミカの説明でそう書いていた。
オリゴマーの架橋?重合かな?)で結合&硬化する(シラザン樹脂と呼んで良い
のかな?)そして、シラザン結合は固相反応(水との反応なので固液反応か?
それとも水蒸気との反応なら固気反応かな?)でシロキサン結合に転化するとの
事である(シラザン以外の2つはヒドロキシシラン同士の脱水縮合反応なので、
溶媒が無くなった固化後の反応はほとんど起こらないと思う)。
またシラザン系は硬化縮合しない様でクラックも起こりにくい様だ。
良い所づくしの様だが、非常に活性が高いらしく(固相でさえ反応するんだか
ら当たり前ですかね)架橋前は恐ろしく水と反応するらしい。
つまり外的環境(温度、湿度等)の影響を非常に受けるので、施工が難しい。
施工ミスで、ムラや白ボケ(不均一or厚すぎてクラックとか)を起こすらしい。