08/03/24 23:25:21 F3g6nAax0
>>680
さて、ではなぜ一部のアルコキシ基をアルキル基に変えた物(硬化後メチルシロ
キサン樹脂等になるタイプの物)を使用するのか?
それはこのアルキル基によって上述の1-4のコントロールが容易になるからである。
この効果は一部を分子量の大きなアルコキシ基に変えた場合と同様の原理だが、
おそらく、それ以上の効果があると思われる。
ただしアルキル基が必ず残るので完全無機にはならない。それ以外の利点を
取ったと言う事であろう。
また、2液性にするなどして保管時の安定性と施工時の反応速度を両立させる事
が多い様で、施工に多少ノウハウを要するためかDIY用にはあまり出ていない様だ
(しかし成分未表示の硬化型コートにはこのタイプがあるかもしれない)。
完全無機であることを捨てて、それ以外の利点を選んだが故に、性能的にテトラ
アルコキシシラン系との優劣は不明である。しかし、完全無機でない事がセール
ス上不利なのか、この事を隠して「ガラスコート」と名乗る場合が多い様である。
ここまででOKなら次はシラザンを書くけど。