【走る戦慄】エソジソチューナーです9【決まる調律】 at BIKE
【走る戦慄】エソジソチューナーです9【決まる調律】 - 暇つぶし2ch286:774RR
08/01/29 04:09:44 GLsOBq60
>>276
それは、デスモには大きな弱点があるからなのですよ。
閉じ側のクリアランス管理がとってもシビアなんですが、これは温度と共に変化します。
熱膨張分を見越してクリアランスを取っておかなければなりませんが、閉じ側の理想値は0(ゼロ)。
ドカ屋さんはこのクリアランス値についてはノウハウそのものなんで大抵秘密にしているほど重要なんです。

普通のエンジンではバネで押し付けているので、このゼロクリアランスは自然にそうなっているのですが
強制開閉だとあくまで機械的に調整しなければなりません。
(ドカのヘアピンスプリングはロッカーアームの踊り防止で、バルブを閉じるのには関係無いです)
暖まっている時にゼロになるようにすれば、冷間時には隙間が開いてしまう=バルブ閉鎖不良になるし、
冷間時に合わせれば、暖まってくると閉じ側ロッカーアームに負担が掛かり壊れます。
そして、走行を重ねて距離が伸びるに連れて刻々と磨耗消耗が進み、クリアランスが変わってしまう・・・・。

だから、デスモのエンジンには次の事が必然的に重要となっています。
「充分な暖機運転」「定期的な調整」「厳しいオイル管理」
ドカのマニュアルに書いてある通りですが、守らなければしっかり不調に見舞われますし壊れます。

つまり、本来レース用にしか向かない構造ってことで、採用されるケースは殆どないんです。
市販車に求められるのは堅牢性と信頼性ですから、むしろHLAや自動カムテンショナー機構などを付ける方向が正解なんですよ。

カムギヤトレインも同様です。あれも古くなってくると不調の原因にしかなりませんからね。
(トヨタはハイメカツインカムでちょっと採用したけど、あれは狭いバルブ挟み角を実験するためと聞いたよ)

>>284
ピストンピン軽量化はかなり効きますよね。
特に2ストだと見違えるほどエンジンが良くなりますし。(ジョグにミントのピンとかw)
50ccカブ系だと、旧型に新型の肉抜きピンが使えますし、ボアアップピストンだと武川などが良く研究されてて良いです。
必要な強度と剛性さえ確保出来ていれば、後は軽いほど有利です。(その限度を見極めるのは難しいけど)






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