07/08/23 12:33:11 TR2FOi9x
>>350
まだですかw
353:774RR
07/08/23 23:11:18 C56dDyp+
Z1乗りのシゲルさんは元気にしてるのかなあ?
354:小さな恋物語sideS執筆中
07/08/24 00:30:37 AC6+0KDs
第一話「お見合い話は突然に」
西暦1990年日本国福岡県福岡市早良区百浜
今日も両親と私、弟に妹の一家5人での食事も終わり、あとはお風呂にでも入って一日が終わる
そんな今までの人生の何気ない一日は父の言葉で壊されてしまった。
「サザエ、話があるので食事が終わったらワシの部屋に来なさい」
また、弟が何かしでかしたのかしら、でも私は何もしてないわ。
怒られる理由が見つからないまま、食器の片づけが終わった私は父の部屋へ行った。
部屋に入ると母も父の部屋にいた。本当に何なのかしら?いつも怒られる場合、母は同席しない。
「なぁに?父さん。」
「まぁそこに座りなさい」
勧められるまま座敷に正座する。長く続かないんだから早めに終わってくれると良いのだけれど。
「まぁそのなんだ・・・」
珍しく言い難そうにしている父に
「お父さん、しっかりしてください」と母が励ますかのように言った。
父はその言葉に覚悟を決めたかのように、重々しく口を開いた。
「そうだな・・・サザエ、お前に見合い話を持ってきた」
怒られると思っていた私は拍子抜けすると共に、父から出た意外な言葉に驚いていた。
355:小さな恋物語sideS
07/08/24 00:36:41 AC6+0KDs
「え?今なんて?もしかして私にお見合いをしろって言ったの?」
「左様、お前も21になる。そろそろ結婚を考えなきゃいかん年頃だろう。」
「私は嫌よ。私は恋愛結婚がしたいの。いつも言ってるじゃない」
「しかし、先方とはもう日時も打ち合わせてある。それにお前は今まで恋人一人出来たことが無いではないか」
痛いところを突かれたけれど、こればかりは折れる事は出来ないわ。
「まぁもう日取りも決まってるですって!私は絶対に行きませんからね!江戸時代じゃあるまいし売られるのは真っ平だわ」
「何ぃ、ワシはお前の幸せを思ってこの話を持ってきたんじゃぞ。それを売るとは何だ、そこに直れ。親心を女衒と言い放つお前の性根を叩き直してくれる」
父は頭頂部まで真っ赤になっていた。
「まぁまぁお父さん落ち着いてください。サザエ、別にお見合いしたからと言って結婚しないといけないと言うものではないのよ
会ってみて駄目だったらそれで良いんだから。会うだけでも駄目かしら」
怒り狂った父を母が必死に止めながら諭してきた。
母の言葉で両者とも少し落ち着く、私は恋愛結婚が良いんだけどなぁ。
こうなった父を諦めさせるのはほぼ無理だろうし、覚悟を決めるしかないのかしら。
でもやっぱり、ローマの休日のように一日の思い出だけでも良いから欲しいわ。
ローマの休日・・・・いい事思いついた。
356:774RR
07/08/24 00:36:43 0iZtJtAa
久々のリアルタイム④
357:774RR
07/08/24 00:42:21 SkGcWdNh
>>350
自分で言っちゃう所がイタいなw
358:小さな恋物語sideS
07/08/24 00:43:19 AC6+0KDs
「父さん、見合いを引き受ける代わりに欲しいものがあるわ」
真っ赤になったままの父が答える
「なんだ」
「ローマの休日で主人公たちが乗ってたバイク、同じものじゃなくても良いけれどあれをくれたら
お見合いでも何でも出てあげるわよ」
「馬鹿者!バイクなんて危険な乗り物は絶対に許さんぞぉ」
「あら、父さんは母さんとバイクで長崎まで行ったことがあるでしょ?その時のバイクよりは小さいし
危険は少ないと思うわよ。それに買い物に便利なの、いい主婦になるためにも必要だと思うわ」
父は怯んで
「何で長崎の旅行のことを知っておる」
「母さんが嬉しそうに写真を見せてくれたわ、父さんと母さんとバイクで写った物をね」
父はしばらく考え込んだ後、観念したのか
「しょうがない、だが女と言えど二言は許さんぞ。今日のところはもう宜しい。」
部屋を出たところで弟が寄ってきた。
「姉さんには恋愛結婚は無理だよ。乱暴者だしね。見合いをしてボロが出ないうちに結婚しちゃわないとね」
「こら、カツオそれはどういう意味よ~」
しばらくカツオを追い回していたが
「近所迷惑だ、もう寝なさい」
との父の一言で捕り物は終わってしまった。
359:小さな恋物語sideS
07/08/24 00:47:27 AC6+0KDs
>>357
だって寂しかったんだもん・・・・
360:774RR
07/08/24 00:50:31 v+19aqQL
④
361:小さな恋物語sideS
07/08/24 01:08:11 AC6+0KDs
今日の分は終わりです・・・・
362:774RR
07/08/24 02:03:30 9hil2pja
④
363:774RR
07/08/24 21:02:35 ly1IV5U2
>>359
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
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お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
お前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ねお前死ねやカス 童貞死ね
364:774RR
07/08/24 21:45:15 tKQlgbU4
>>346
>困ってるライダー助けてマスオとアナゴと名のって立ち去る奴、
妹を助けてもらった者の兄です。
妹は大型取りました。
ただ今GSF1200を物色中。
ニンジャかカタナにしないのか?との問いに
軽く「真似じゃ誉めてもらえない」と一言。
なんだか、自分で歩くことを始めたようです。
>アナゴ殿
タンクのエクボは勲章です。
替えてません。
・・・との伝言です。
365:774RR
07/08/25 14:20:46 Lp6PaDhd
さっき「猿の惑星」観てたら、猿の博士夫婦の旦那が
魔棲雄さんと同じでワロタ
366:774RR
07/08/25 19:15:46 WzuWz3tX
長谷川町子設定にものすごく忠実な割に、サザエさん臭があまりしないのは何故だろう?
367:774RR
07/08/25 19:42:25 LH1D4+ok
基地外が覚えたての単語を羅列しとるぞ、どーでもいいけど夏休みの宿題は終わったんか?
368:774RR
07/08/25 19:50:58 WzuWz3tX
>>367
俺?
369:774RR
07/08/25 19:55:47 LH1D4+ok
ここで既知街と言ったら>>363に決まってんじゃん。
370:774RR
07/08/25 23:18:54 PR2pd6WJ
>363は、バイク板でよく見かけるコピペ。反応したら負け。
371:774RR
07/08/25 23:45:22 j0Uzht20
他スレを見ない方だとお見受けする。
372:774RR
07/08/27 06:54:39 WjY/9SU9
他スレはこの時期キティばかりだしな
373:774RR
07/08/27 22:30:35 1J2iC/3p
魔棲雄さんその後・・・
URLリンク(imepita.jp)
いや、正直すまんかったorz
374:774RR
07/08/27 23:03:38 JbRw9lLA
URLリンク(boonnovel.g.hatena.ne.jp)
新作投下まで自転車をバイクに脳内変換してココでも読んでる
375:774RR
07/08/27 23:14:37 B8ZT0yc5
>>373
なにを今さら…
376:774RR
07/08/28 19:28:07 M1gZb7mp
保守。
待つ時間もまたたのし。
377:774RR
07/08/29 12:05:23 3FPQK/gg
支援
378:774RR
07/08/29 12:42:32 dLIEdK7/
④
379:774RR
07/08/29 17:26:47 lARTA7Gs
消えるTVアニメのセル画 残るは「サザエさん」だけ
URLリンク(www.asahi.com)
380:774RR
07/08/29 18:41:36 1Yh+zKy6
ちなみにサザエさんの台本はガリ版
URLリンク(www.tohopress.com)
381:774RR
07/08/30 01:48:55 a8fgdqLl
>>364
GSFでバンディッドでないということは逆車かな
渋いチョイスにGJ♪
382:774RR
07/08/30 08:23:54 Q2y0pl0p
さすがにガリ版はフカシだろうと思ったらマジでびびったw
383:774RR
07/08/30 23:16:32 vd1u/5b4
まとめサイトで鈴木さんが逝ったあたりを読み返してたら泣けてきた。
昔、バイク仲間の一人が事故で死んでしまって、葬式の時に家族から
「アンタ達がバイクになんか誘わなければこの子は死ななかったのに!」
「○○の命を返せよ!オレはお前を一生許さない!」
と言われたことを思い出した。レプリカブームも終わりかけの
90年代初めの出来事だった。仲間達もこれをきっかけにバイクを
降りた奴、乗り続けた奴に分かれた。私は一度降りたが、戻ってきた。
言葉にならない罪悪感や間接的な殺人者になったのかという思いが
頭を悩ませ、一時的ながらバイクに乗れなくなった。
事故が起きた9月8日が近づくと、彼の墓前に冥福と交通安全を
祈りに行っている。スレ違い失礼しました。
384:774RR
07/08/31 00:14:03 lmeSrd2M
そりゃたいへんだったね
そういうのを見越して、巨摩群はヒデヨシの葬式に行かなかったのかもな
安全運転だよなぁ
385:774RR
07/08/31 11:51:41 +FKWP2XL
>>346
夜中に読み始めて、一通り読み終わったら即第三京浜行ってきたよ。
といっても俺は運転うまくないし、バイクも遅いからマターリ流して
保土ヶ谷PAでコーヒー飲んで帰ってきただけだが楽しかった。
免許取ったの遅かったからバイクが熱かった時代をまったく知らないが、
学生のころに取ってたらきっと俺も熱くなってたんだろうなと思った。
386:774RR
07/08/31 11:58:58 VNYQ9Ul9
>>385
俺もそうだよ。バイクブームの終わりの時期だった90年代初頭
パソコンと車ばかりイジってた学生だった。
387:774RR
07/08/31 20:25:31 v6nv/kaX
>>385
おれは去年の12月に免許とったばかりの大学生なんだが、俺もバイクが熱かった時代を過ごしてみたかったと思ってしまう。
388:774RR
07/08/31 20:30:35 soDNTGM6
>>387
バイクも熱かったが受験戦争も熱かった時代。
ゆとり教育で育ったおまえさんが過ごすにはチト辛いだろう。
389:774RR
07/08/31 22:10:37 eEVQy+Zp
マスオつまんね。
ストーリーがだめ。
オレの方がいいの書ける。
最悪だね。
高速道路での暴走はよくない
!
縦読みで支援するのって難しいな。
>>魔棲雄さん
驚かせてスマソ。がんがって下さい つ④
390:774RR
07/08/31 22:17:08 3pntsNzc
>>388
おっさんうぜー。お前ら邪魔なんだよ。
と超氷河期のわしが言ってみる。
>>387
世代なんぞ関係ないぞ。
君がどうかだよ。
391:774RR
07/08/31 22:26:53 HVNv7DdL
>>388
団塊の世代の俺から言わせてもらえば、あんたらも似たようなもんだよ。
>>389
コラ!心拍数上がったじゃないかw ただでさえ神経質な儲やってるのに。
392:774RR
07/08/31 22:27:26 tHcJWaeh
第三京浜行きたいけど行き方ワカンネ
首都高ばっかだよ、と板橋区民のチラ裏
393:774RR
07/08/31 22:29:04 YZnRhl9P
>>392
環八でおk
394:774RR
07/08/31 22:36:54 eEVQy+Zp
>>387
君の熱さで周囲を熱さの渦に巻き込んでやって。
ちなみに、今一番熱いのは>>391のような爺さん。
395:774RR
07/08/31 22:44:23 lmeSrd2M
>>392
都内在住でそりゃねえだろw
396:774RR
07/08/31 22:52:15 ECsEOi40
>>391
自分勝手で気ままな人生送って日本を弱体化させた団塊老人に言われる筋合いはない。
397:774RR
07/09/01 01:48:27 dCDymjTU
自分も読み直してきた。
マスオ様もまとめサイトの中の人様もGJ!
398:774RR
07/09/01 13:20:53 oWjKnFB+
>>396
与えられるのが当然の権利と思っているゆとりに言われる筋合いは無い。
399:774RR
07/09/01 14:35:30 RfqRAdaR
まぁまぁ落ち着いて
400:774RR
07/09/01 14:48:57 5SaCU3ze
団塊、就職氷河期、ゆとり。全てはタイミングの悪かった
両親と社会を憎め。俺?団塊Jr.です。
401:774RR
07/09/01 15:35:51 rbKphN7h
>>398
団塊は義務は果たさないくせに権利ばかり主張するからなw
このスレ見て未だに「僕たちは~」とか言って
青春引きずってるんじゃねぇの。老人なのにw
402:774RR
07/09/01 16:09:36 5dDg9HIe
結論として「○○は駄目」だの何だのほざいてる連中が
一番駄目ということになるわけで。
ただ溜まった鬱憤を自分と違う世代にぶつけてるだけ。何の解決も生まない。
というわけで、元の流れに戻してはくれないだろうか?
403:774RR
07/09/01 16:41:37 Zyevlk9r
●戦中戦後の世代(1910~1935)
戦争を経験し日本を見事復興させ今の日本経済を作り上げた最強の世代
戦国時代の武将なみのレベルの高さで感服。一部勘違いあり。
●混乱の世代(1936~1944)
終戦、復興の混乱期に幼少時代を過ごす。時代に翻弄された激動の世代。でも優秀な労働者が多く
辛抱強さと勤勉さは賞賛される。戦中戦後世代を陰で支えた働き蜂世代。
●団塊世代(1945~1949)
自分達が日本を作り上げたと思ってる"超"勘違い世代。 お前らが作ったのは借金。キチガイ多し。
行動力や根性は多少は持ち合わせているがたいした事は無い。 唯一評価できるのは繁殖力の高さ。
ただしあまりにも高すぎて未だにエロイ事件を起こすのもこの世代。
日本を滅ぼそうと密かにたくらんでいる。もういいから早く団体で中央線にダイブして欲しい。
●団塊の金魚の糞世代(1950~1959)
団塊と一緒に踊ってただけの世代。自主性なし。下の世代にも疑いを持たず踊ること(Yesマン)を求める傾向あり。
上が団塊で且つ人口減少期に生まれた為競争は緩やかで勘違いが増殖。団塊の劣化コピー版。
●バブル世代(1960~1969)
未だにバブルもう一回とか言ってるバカや、バブル後の脱力感で魂まで抜けた奴が多い
金銭感覚が狂ってるため消費率は高めなのが救いだがほとんどは無能。企業内でがん細胞化している世代
●団塊Jr(1970~1974)
親世代の団塊に反発するも就職難で返り討ちにあう。
世代人口が一番多いにもかかわらず出生率を下げていたりと、 繁殖力は極めて低い。
団塊の付けを一手に引き受けているのもこの世代。100年後の日本史には悲惨な世代として登場予定
●無気力世代(1975~1984)
あきらめモード全開。やる気ナッシング。パラサイト多すぎ。 気持ちはわかるが、仕事しろよと。
愚痴らせたり文句言わせたりすると最強な所や、他人に頼りまくるところは団塊そっくり。
近親憎悪からオヤジ狩りという文化を生み出す。
●DQN世代(1985~1995)
セックルセックル!小学生のうちから無駄なセックスしすぎ。おまえら大丈夫かよマジで?期待して無いけど頑張って。
●日本終焉を見守る世代(1996~)
戦後動き出した日本の鼓動がゆっくりと止まるのを見守ることになる世代。彼らの未来は暗く冷たい。
404:774RR
07/09/01 18:10:09 COlRJwvx
若い方も、そうでない方も、できれば余所で語り合っていただけないでしょうか。
スレッド違いではないかと思われます。
∧_∧
( ´・ω・)
( つ旦O
と_)_)
405:774RR
07/09/01 23:30:27 5SaCU3ze
>>224
随分長いそろそろだな…。いや、催促してる訳じゃない。
待ってますから、マイペースでゆっくりどうぞ。つ④
406:774RR
07/09/01 23:44:08 gZxPcivy
俺はまさに団塊ジュニア世代だが、ちっとも「自分勝手で気ままな人生」を送ってこれなかった
家族の為に自己を押し殺して生きてきた親父を知ってるから、人括りに団塊云々言ってるヤツには
腹が立つ。とりあえず、親父に謝れ。
407:774RR
07/09/01 23:47:36 FMN2+gej
すれ違いのアホども晒しage
408:774RR
07/09/01 23:50:04 Ob1RTtJq
↓殺伐とした流れに魔棲雄さん登場
409:魔棲雄
07/09/01 23:57:09 fl0JRjHV
410:774RR
07/09/02 00:46:19 WPo/AgbA
え、ものほんの益男さんかよww
411:774RR
07/09/02 01:02:57 hRUsMfX5
どうするこのスレ。荒し屋呼んで埋め立てていい?
412:774RR
07/09/02 01:12:55 03M2wneC
余計なことせんでええよ
413:774RR
07/09/02 19:01:34 WHU9YWwj
来週のサザエさん「魔棲雄ヤマの神」
やっぱ奥多摩周遊道路最速伝説なのか!
414:774RR
07/09/02 20:06:27 0XS8EWr7
魔棲雄まだぁ?
415:774RR
07/09/02 21:51:13 R3eCXZ/M
魔棲雄のもう一つの顔
URLリンク(jp.youtube.com)
416:774RR
07/09/02 22:30:40 HyjOHWEM
久しぶりにサザエさん見たけど、エンディングでエロイ事してんな。
417:774RR
07/09/04 00:16:00 ApUhHs2Z
日曜日のサザエさんなんか見てると頭おかしくなるよ
有害番組に指定されりゃいいのに
子供には絶対に見せたくない番組だ
418:774RR
07/09/04 06:01:01 euNAzTyI
まったくだな
あの一家は最低だ
北のスパイかもしれん
419:774RR
07/09/04 06:10:35 ApSnGf6o
んで有害番組に指定されたのを良いことに、登場人物がバイクやら車に乗り始めるのか
420:774RR
07/09/04 16:11:50 NRdokZ9H
日本中から「サザエさん一家はこうでなくてはいけない」みたいなプレッシャーがあるんだろうな
だからカツオはイタズラばかりする腕白、サザエは明るいがそそっかしい主婦、タラオは素直すぎるいい子
みたいなの強調するエピソードを余儀なくされるんだろう
そしてマスオも心の裡に潜む「魔棲雄」を封印したまま生きなければならない・・・
421:774RR
07/09/04 21:19:07 izAX5kTa
URLリンク(www.nicovideo.jp)
そんで、こうなっちゃうわけね、ノリスケと一緒に・・・
422:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/09/04 22:48:40 IxcrkASR
【SCENE123】
「あの~!アナゴさんとマスオさんですよね!?」
底冷えする12月の深夜の空気に肩を窄ませ、5本目のタバコ火を保土ヶ谷PAのアスファルトに擦りつけて消した時、
不意にそう呼ばれて僕らは振り返った。
「・・・何?」
そこには、まだ少年にしか見えない3人の男が居た。
一人は見よう見まねで無理矢理に形作ったようなリーゼント。もう一人は眉毛の剃り跡が真新しい。そしてもう一人は、
特に何の特徴も無い・・・、それぞれが幼さをその瞳に湛えていた。
まだ高校生くらいだろうか?いや、高校に行っているのかすら解からない。
彼らの背後には、彼らが乗って来たであろうバイクが停まっていた。その車種が何だったのかは今となってはハッキリ
思い出せないが、CBXやFXだったような気がする。とにかく中型バイクだった。
車種よりも、どこのバイクから持ってきたのかも解からないような無理矢理に取り付けたセパレートハンドルや、左右で
異なるミラーなどの珍装備のほうが脳裏に焼き付いている。
「うわっ!やっぱり、ホンモノだぜ!」
「ほらっ!言えって、ほら!」
「なんだよ!お前が初めに言い出したんじゃねーか!」
初対面の彼らは、僕達の名を確認すると急に色めき立ち、落ち着きを失い、騒ぎ始めた。
423:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/09/04 22:49:36 IxcrkASR
「・・・なんだよ・・。何の用だ・・・?」
その光景に苛々したのか、アナゴ君はひと際低い声で少年達に凄む。
すると、アナゴ君のその様子に危機感を感じたのか、眉毛の無い少年がやや背筋を正して言った。
「お、俺たち、三京最速のアナゴさんとマスオさんに憧れてて、えっと、それで俺たちもチームに入れて欲しいと思って
来まシタ!!」
・・・チーム?
僕達は何かしらの団体のようなものを設立した覚えが無いので、チームに入れてくれと言われてもその如何ともし難い。
もしかしたら、普段ここで共に時間を過ごす数人の顔なじみや、あるいはレッド達が彼らにとっては僕とアナゴ君の
『チーム』とやらの構成員に見えたのかもしれない・・・。
しかしながら、実際はそんな『チーム』などは存在しないし、そもそも、正直こんな頭の悪そうなガキを相手にするつもり
も無い。
「お願いしゃっすっ!!!」
そんな僕の考えを知るはずも無い三人は、揃って頭を下げる。その光景がなんだか無性に腹が立って、僕は彼らを
追い払おうと言葉を発しようとした時だった。
「よし、じゃあおめえら、コーヒー買ってこい・・・。そしたら考えてやる。」
424:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/09/04 22:50:29 IxcrkASR
「は、ハイ!!」
「・・・お、おいアナゴ君・・・。」
「二本だぞー、二本!解かってるな?」
自動販売機に走ってゆく三人の少年の後姿を見送り、続いて僕は怪訝な顔をアナゴ君に向けた。
僕のその表情に気が付いたのか、アナゴ君は自嘲気味に笑いながらタバコに火を点け、言った。
「はっ、いいじゃねぇの・・・。ちょうど退屈してたところさ・・・。面白ぇ事なんて何にも無ぇんだからよ・・・。」
僕の気持ちすら代弁するようなアナゴ君の言葉に、僕は何も言い返せなかった。
・・・確かに、鈴木さんが逝ってから面白い事など何一つ無かった・・・。スピードの世界に身を沈める為に僕達はここ
第三京浜を毎夜のように訪れていたのだが、そんな死と隣り合わせの狂った行為は、「面白い」という事とは、明らかに
違っていた。
425:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/09/04 22:51:08 IxcrkASR
「あぁ!? この馬鹿ヤロウ共!このクソ寒いのに冷たいの買ってきやがって!」
「すっ・・・すいませんシタッ!」
「オラ!熱いの買いなおして来い!!」
少年達をからかって笑うアナゴ君の笑顔が寂しげだった・・・。僕は溜息をひとつ付いて、新しいハイライトに火を点けた。
今となってはその少年達の名前など覚えてはいない。そのあたりの頃から、僕達の周りに群れ始めたのは彼らだけでは
無かったからだ・・・。
・・・僕達は、間違った方向へ歩み出そうとしていた。
426:774RR
07/09/04 22:54:35 VWkzc+gd
リアルタイムきた~~~!!
427:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/09/04 22:55:19 IxcrkASR
お久しぶりです。なかなか筆が進まないのに、自分でも苛々しているところですw
今日は投下量が少なかったですが、書けるときに書いてなるべく順調に進めてゆくことを
最優先にしたいと思います。日によって投下量の大小にムラがあるかも知れませんが
御了承願いますm(_ _)m
428:774RR
07/09/04 22:57:30 OTOMyUZK
④④④④!!!!
いつまでも待ってます
429:華
07/09/04 22:59:00 ZawMCDqU
魔棲雄さん つ④
~皆様へ~
すみません。華の中の人です。
短編読み切り中に急遽仕事で長期出張となってしまい、やっとネットを繋ぐ事が出来ました。
パソコンに疎く、ADSLと無線LANの接続に悪戦苦闘している内に随分時間が掛かってしまいまして申し訳ありません。
本日、魔棲雄さんがアップされましたので私の読み切り【伊佐坂の悩み】は二日後にアップ致しますので
ご理解の程宜しくお願いします。
また、今回の長期出張での役目を終えた後、引越しも兼ねておりますので
また同じ様な事が起きてしまう可能性がありますが、こちらも合わせてご理解の程宜しくお願いします。
読者の皆様へ色々ご迷惑やご心配をおかけしました事、深くお詫びいたします。
430:774RR
07/09/04 23:30:03 LTfnon3M
>>425,>>429
つ④
マエジュンだけでなく、沼さんまで…。ご冥福をお祈りします。
431:774RR
07/09/05 00:32:39 pps6TtZ8
魔棲雄さん つ④
華の中の人 つ④
432:774RR
07/09/06 18:46:11 LUfvzZ9h
求職中の身だけど、台風過ぎ去ったら二輪免許取りに行ってくる。
これも魔棲雄さんのせいだぞ(笑)
433:華
07/09/06 20:48:59 2pthPkSA
浮江が今年の春に新米白バイ隊員として都内で勤務し始めた。花沢君達がバイクに興味を示した頃だったね。
春の昼下がり、あたたかい陽気に誘われて私はハチと散歩に出かけようとした時に私は見てしまったのだよ…
ハチの小屋へと足を運んだ時に磯野さんの家から声が聞こえましてね…
磯野さんのご自宅は、この日はお舟ちゃんとお軽は芝居へ。磯野さんは定年後毎日近所の碁会へ。子供さん達は各々学校へ。
マスオ君は会社へ。 つまり『彼女』しか居ない筈なのだよ。
しかし不思議な事に磯野家の縁側から妖艶な声が小さくも激しく聞こえてきてしまったのだよ。
私は少しばかり心配してしまってね。お軽の真似をする訳ではないが、壁越しに磯野家の縁側を覗いてしまった時だった…
縁側には妖艶な『彼女』と獣の様に荒れ狂う『三郎君』を見てしまったのだよ…
434:華
07/09/06 20:49:56 2pthPkSA
私は声が出なくなってしまった。 そしてそれ以上、事を眺める事が出来ずその場を離れ、逃げるようにハチと外へと出てしまった…
当然散歩どころではなかった。 公園のベンチに座り込み、ハチをベンチへ繋げて私は頭を抱えて、突然目の前に起こった混乱をどうにか整理しようとしていた。
何故『彼女』と『三郎君』が… 浮江にどう言えば… マスオ君には決して言えない…
2時間ほどベンチで考えていた。
確かに『彼女』と『三郎君』であった事を自分自身に認めさせる事が出来た。
だが、この事は誰にも話せない事に気付いてしまった…
それもその筈だ。もし浮江に話してしまえばどんなに悲しむか。だがこれは親として毅然たる態度でいなければならない。
だが、お軽には相談できない。 お軽に言ってしまえば井戸端会議でお舟ちゃんへ伝わり磯野さんの耳に必ず入る。
もしそんな事になれば磯野さんは激怒し、とんでもない事態になる事は必然だろう。
そしてマスオ君にも言えまい。夫である彼に真実を打ち明けた時、彼が必死の想いで築きあげてきた家庭が脆く崩れ去り、タラちゃんが不幸になるかもしれない。
そして私は二晩考え込んだ。無論仕事に身は入らない。ノリスケには申し訳なかったが締め切りギリギリで仕上げて随分遅くまで待たせてしまった。
435:華
07/09/06 20:50:59 2pthPkSA
考えた末、私は三郎君と二人で話す事にしたのだよ。だが、この考えと公道で事態は一転し予期せぬ方向へ歩み始めてしまった…
私は駅前の公園に三郎君と待ち合わせて彼を待った。暫くして彼は徒歩で現れ、ベンチに座る私の横にゆっくりと腰をかけた。
そして私はストレートに彼へ『彼女』との関係を問い出した。 だが彼は知らぬ存ぜぬの一点張りで話が平行線へと進まない。
私は正直彼への殺意を抑えるのに必至だった。浮江を弄んでいるこの男へ、腹の奥底からこみ上げてくる怒りという感情の獣が鎖を断ち切らんとばかりに牙を剥く。
その獣を押さえ込み、私は誠実で真面目な三郎君に戻って欲しいと願い、あらゆる言葉を並べた。
その時だった。 予期せぬ事が起きてしまった。 そう、その場に浮江が現れたのだ…
私はもう浮江に隠せない。 いや、浮江へこの男の本性を伝えねばならない。そう覚悟を決め言葉を慎重に選びながら浮江に三郎君の目の前で全てを伝えた。
だが、浮江は悲しい事に信じてはくれなかった……
そして浮江の左手薬指に光輝く世界で最も硬い宝石がはめ込まれている事に気付いた…
「ま、まさ…か…」私は言葉を詰まらせた。
436:華
07/09/06 20:51:54 2pthPkSA
そう、二人は婚約を交わしていた。 そして私が今日三郎君と会うという事で三郎君から呼ばれたであろう…浮江がその場に現れたという訳だ。
この婚約を私は認めるわけにはいかない。 私は咄嗟に婚約は認めない事を二人に告げた。
そこからの話し合いは浮江の激情により一旦話を持ち越し浮江を無理矢理家へと連れ帰った。
それからというもの浮江は私と一切言葉を交わさなくなってしまった。 お軽へ婚約の話をしたらしく、私が認めないという事実も伝えていた。
当然事情を知らないお軽は私が娘を嫁に出す父親としての心境をなだめる様に言葉を並べるが、真実を語れない私は頷く事しか出来なかった。
(どうすれば…どうすればいいのか…)
437:華
07/09/06 20:52:46 2pthPkSA
公園の一件から2週間ほど経ってからの事だ。リビングでお軽とお茶をしている時、浮江は私に久方振りに話しかけてきた。
「私、絶対小田原署へ行くわ お父さんを絶対椿で捕まえる…いえ…絶対抜くわ そしたら私達、結婚するから!」とんでもない事を言い出してきた…
私は黙って浮江の瞳を真っ直ぐ見つめた。 小さい頃から可愛く、美しく、純真で優しい女の子だった…
だが、たったひとりの男の存在で浮江がこうも変わってしまうのか…と嘆いた…
浮江は目をキッと吊り上げ私を睨みつけ、下唇を噛み決意を固めた表情を見せつけ部屋を出る…
「あなた…」とお軽は私の腕を掴む…
一体…私はどうすればいいのだろうか… 誰にも相談出来ず、解決もできず、浮江は深い闇への不幸へと道を突き進んでしまう。
三郎君…君は… 君が… 君と初めて出会った時の誠実で真面目な三郎君は全て夢幻だったのか…
彼が何故…彼が何故豹変してしまったのだろうか…? 私は願う、彼が誠実で真面目な青年へ戻る事を…
そして浮江の幸せを――…
438:華
07/09/06 20:54:43 2pthPkSA
随分期間があいてしまいまして申し訳ありませんでした…orz
短編【伊佐坂の悩み】は以上です。
次回から本編の【群雄割拠編】となりますので宜しくお願いします。
ね…寝ます…orz
439:さいた('A`)マンドクセ ◆3Vi8OE4pEg
07/09/06 20:58:45 SULDAQul
華さん乙ですーヽ(´ー`)ノ
コテハンの一人としてオイラも応援してますよー
440:774RR
07/09/06 21:15:00 0E8ZKjAQ
華さん
このスレの核心をついた話乙でつ!
やべぇやべぇってかんじでドキドキでしたよ
441:774RR
07/09/08 11:29:35 UUhnJzZU
>>363を板中で見かけるがアク禁にならないの?
うざくてしょうがない
442:774RR
07/09/08 13:54:36 8TKBT60f
つまらねえ文書くくせに構ってもらえず寂しいなんて言い出す作家気取りの方がうざいよ
443:774RR
07/09/08 15:59:16 6tYKd8Ek
>>442
そんな人居たっけ?
444:小さな恋物語SideS
07/09/08 17:33:54 Y4eeKJ4y
>>442
ごめんなさい。
荒れそうな予感が…。
以下、何事もなかったかのようにどうぞ↓
445:774RR
07/09/08 18:26:01 F02e1ENL
>>442は荒らしの為スルーしよう
446:774RR
07/09/09 21:15:40 Fb7OIxTB
保守
447:774RR
07/09/10 18:41:12 v9r4jzlH
URLリンク(jp.youtube.com)
つ④ Ninja欲しー
448:774RR
07/09/11 07:24:50 eDNMvzS5
っ④
449:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/12 22:09:04 FHmejtkz
突然のお見合い話から3日後父がバイクを持ってきた。
「サザエ、これでお見合いは出るのだろうな」
本当に持ってくるとは思っても見なかったが、母も言ってた通り嫌だったら断れば良いわ。
玄関の前で照明の光に照らされてキラキラと光るバイクを見てお見合い話の事はどうでも良くなってしまった。
「良いわよ、そんな事より乗ってみたいのだけれど、どうすればいいの?」
「いきなりは無理だろうから食事の後で空き地で練習するぞ」
食事は母さんと用意したものだったのだけれど、何が出たのか覚えていない。
その時の私は一目惚れしてしまったバイクとのデートの為に浮かれきっていたからだ。
450:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/12 22:11:10 FHmejtkz
食事が終わって父と私とバイクで空き地に向かう。
「まずはヘルメットを被りなさい」
髪型が崩れないかしらといつもなら思っただろうけど、その時そんな事はどうでも良かった。
「キーを回してこのペダルを踏み抜いてエンジンを掛ける」
エンジンが掛かり排気音がし始める。それは恋人との睦言のように私の耳から胸に響いてきた。
「右がアクセルで左レバーがクラッチ、右のレバーが前ブレーキで右の足元にあるペダルが後ろブレーキだぞ」
「スタートの仕方は車と同じ、半クラッチを覚えなさい、数字がギア数、点がニュートラルだ」
「ワシの乗っていたバイクと違ってグリップチェンジだから難しいかもしれないぞ」
父の説明が続く、しかし半分以上私の耳には入ってきていなかった。
アクセルを回す、エンジン音は大きくなるけれどまったく進まない。
「父さん、進まないわよ」
その言葉に呆れたかのように父が答えた。
「聞いておったのか、ギアを一速に入れなさい。ニュートラル状態では進まんぞ。免許は持っておるのだろう」
分からない用語が出てきた。
「ニュートラルってなぁに?」
父は呆れ返った様子で肩を落としている。
「サザエ、明日免許センターに行ってきなさい」
「何でよ」
「免許を返納するんだ」
馬鹿にされながら練習は続いた。
451:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/12 22:12:16 FHmejtkz
サザエさん的な空気が全然でない
いやぁ参った参った
452:774RR
07/09/12 22:13:29 NuWu5cy8
>「サザエ、明日免許センターに行ってきなさい」
>「何でよ」
>「免許を返納するんだ」
クソワロタw
つ④
453:774RR
07/09/13 22:31:50 UIe5mMw0
24時間ルールにより自動保守
454:774RR
07/09/13 23:14:08 Z+jcZ5Xa
恋物語さんのうpに小躍り
455:774RR
07/09/14 21:58:57 K0HaZn/i
捕手
456:華
07/09/14 23:07:30 Fo4OUFiE
【群雄割拠編】
花子達が長野へと向かった時間より約2ヶ月程遡り、深夜の神奈川県のとある駐車場で二人の男がそこに居た―
ガシャーン…
「立て… ひろし…」腕を組み睨みつける様に中嶋ひろしへの視線と、厳しい言葉を男は投げつける。
「うっ… うぅ…くぅ…」中嶋は歯を食いしばって愛機を持ち上げ、歯を食いしばり立ち上がった。
「ふぅー…ふぅー…」呼吸が乱れているのか中嶋は自分の呼吸を整えるのに必至だった。
「ボケッとするんじゃねぇ! まだメニューの半分も終わってねぇぞっ!」男は中嶋へ言葉の鞭を打つ。
「は、はいっ! すみませんっ!」中嶋は慌てて愛機GSX400Sへ跨ろうとする。 だが、その様子を見て男は中嶋へ怒鳴りつける。
「ばかやろぅ! コケたなら一番先にやる事はなんだっ?」低い声だが駐車場に響き渡り、端から端まで通る声で怒鳴りつける。
457:華
07/09/14 23:08:21 Fo4OUFiE
「す、すみませんっ! じ、自分に怪我が無いかです!その次に車輌の点検です!」背筋を伸ばして大声を張り上げ男の質問に答えた。
「わかってるならさっさと行動しろっ!時間が惜しくないのかっ!!」男からの厳しい指摘に中嶋は急いでチェックし始めた。
男はジャケットの裏ポケットからハイライトを取り出し火をつける。 フゥーっと白い煙を吐き出し遠くにぼんやり見える街の灯りを煙で覆う。
(カタナでカツオ君に勝ちたいか… ふっ…お前みたいな奴…嫌いじゃないぞ ひろし…)車体をチェックする中嶋に目を細めて優しく微笑む。
「大丈夫です! 終わりましたっ!」中嶋はヘルメットを再び被り出そうとすると男の手から何かがゆっくりと飛んできた。
慌てて飛んできたものをキャッチすれば中嶋の掌には缶コーヒーが収まる。「少し…休憩だ。」男はそう言いながらハイライトを中嶋に差し出した。
GSX1100SとGSX400Sを並べ、眺めるように二人は地べたに座り込み、煙を肺へ送り込み深夜の風を愉しむかのように空を見上げる。
「すみません… 出来の悪い弟子で…」中嶋は肩を落として男に言う。
「………」男は黙って缶コーヒーを厚ぼったい唇に運ぶ。
「でも…一度でもいいから…磯野を抜いてみたい…いや、抜いてみせる!って…意気込んだものの…」
「ふふっ…」厚ぼったい唇の男は可笑しくも小さく笑った。 中嶋は不思議そうに男の顔を覗き込む。
458:華
07/09/14 23:09:07 Fo4OUFiE
「あのロスマンズとカツオ君のコンビに勝とうと思うお前は面白い奴だな。」男は缶コーヒーをグイッと飲み干す。
「なぁ?ひろし… お前は名刀・正宗と妖刀・村正の違いがわかるか?」そう言い出す男に中嶋は不思議そうに男の話を聞く。
「ほんとか嘘かは知らないけどな。この二本を昔、小川に刺して落ち葉を上から流したそうだ。」
「名刀・正宗に近づく落ち葉は正宗を避けるように流れたそうだ。」
「妖刀・村正はどうだったかわかるか?」と男は中嶋に問いかける。だが中嶋は首を横に振る。
「村正へ当った落ち葉はスパッと切れたそうだ。この違い…わかるか?」またも問いかける。中嶋は確かに頭の切れる男だが厚ぼったい唇の男が何を言いたいのか理解できず戸惑う。
「名刀ってのは無駄なモノを切らない、妖刀ってのは近づくもの全てを切ってしまう…」
「ひろし…お前は今…自分の刀を妖刀へと作り上げようとしている。気持ちはわかる。」男は2本目のハイライトに火をつける。
「………」中嶋は黙って聞くことしか出来なかった。
「確かにNSRというバイクはある種、成熟しつつあるバイクかもしれない。」
「だが…俺はカタナは可能性のあるバイクだと信じている。いや、信じたい…」
「うまくは言えねぇけどよ… ひろし…お前、妖刀に飲み込まれるなよ…」厚ぼったい唇の男は何処か寂しげな表情で中嶋を見つめる。
「はい…」意味深に語られた言葉に何かしらの真意を感じるも、まだ中嶋ひろしには全てを理解する事が出来なかった。
459:華
07/09/14 23:09:55 Fo4OUFiE
「そ、そういえば…よく例のブツ頼めましたね?」と中嶋は厚ぼったい唇の男に質問した。
「そうだな… だが、感謝するなら俺じゃなくてフグ田君に感謝するんだな。」
「えっ……?!」驚いた表情で中嶋は男の目を見る。
「ホント偶然でね。 取引先の方がドイツの職人と知り合いだからってもんだから、お前の話をフグ田君に伝ってお願いしたって訳だ。」
「ま、出来上がるのは半年以上待つことだな!先ずは腕を磨け、ひろし」少しからかう様な表情で中嶋の頭をポンと叩く。
「さしずめ、妖刀を収める漆塗りじゃない鞘って所か?」笑いながらハイライトの煙を吐き出す。
「さっ!休憩終わりだ!ここでのメニュー仕上げたら、今度はC1を軽く20周程流して今日は終わりだ。」ハイライトの煙を吐き出して立ち上がった。
「ひぇ~…2…20周?!」中嶋は手を付いて肩を落とす。
「はっはっはっ!バカヤロゥ!この程度でへこたれてるんじゃねぇ!カツオ君に追いつくんだろ?【今日】は20周で勘弁してやる!」笑いながら腰に手を当てる厚ぼったい唇の男。
「い゛ぃ゛ぃ゛…」中嶋は嫌がる声を出すも眼鏡の奥には成し遂げてみせる漢の瞳が確かにあった…
460:華
07/09/14 23:10:47 Fo4OUFiE
[SUZUKI・GSX-400S ]
ケルンの衝撃から11年。SUZUKIがファンの熱望により1992年に世に送り出した一台。
GSX-Rのユニットを採用し、洗礼されたフォルムはオリジナルの1100を忠実に再現させファンを魅了させた。
GSX-Sシリーズにおいて400クラスをリリースした事により1100・1000・750・400・250全5カテゴリーに
「カタナ」ファミリーが存在する事になった。
水冷4stDOHC4バルブ並列4気筒で53ps 398cc
現時点での物語で中嶋ひろしの愛機は純正を保っているが「目標」の為に妖刀へと変貌を遂げる事となる。
そして―… 時は元の時間へと戻り、秋深い山の景色が紅葉色へと変わり始めている季節。
早朝…2台のバイクがターンパイクを駆け登り大観山へと姿を現す――…
461:華
07/09/14 23:12:05 Fo4OUFiE
ね、寝ます…orz
462:774RR
07/09/14 23:15:45 HX17BJJG
リアル華さん!
魔棲雄とリンクしてる!
463:774RR
07/09/14 23:51:22 PKAcmSMi
おう、寝ろ寝ろ
もう起きなくていいぞ
464:774RR
07/09/15 03:11:10 TQdkqhp1
久々に背筋がゾクッとした!!
華氏④④④④
465:774RR
07/09/15 10:41:32 13WG1gPJ
華乙
466:774RR
07/09/15 19:46:05 yrvZtCqM
華さん待ってましたよ~つ④④④④④
467:774RR
07/09/16 15:42:15 kdspH6HK
華氏つ④
早朝大観山キター!
468:774RR
07/09/17 14:41:32 ODmdazq/
ガンガレ
469:774RR
07/09/19 00:02:08 BK/wf13R
ほす
470:774RR
07/09/19 12:28:23 FeL4bGks
華の話にいまいち興味が湧かないのは小排気量でチマチマやってるからか…
471:774RR
07/09/19 12:41:05 XE7sPjBf
>>470
大排気量至上主義うぜぇ
てめえのちっぽけなクソのたしにもならないような価値観を押し付けるな
誰もてめえの感想なんかきいてないっての
472:774RR
07/09/19 12:47:59 FcNmr8y7
排気量は関係ないだろ
中華人民共和国の「華」という字をコテにしてるからイラッとくるだけだろ
473:774RR
07/09/19 16:34:02 muDR1GLd
なるほど
474:774RR
07/09/19 16:52:19 TcxipEyQ
>>470
物語が90年代初頭で、主人公たちが高校生だからね。
あの頃の熱かった青春時代がウマく描かれて雰囲気出てますよ。
今みたいに大型免許が買える時代じゃなかったしね。
ゆとり乙! とか言うと怒られそうだから言わないけど、
最近の若い人には分からないだろうな。
475:774RR
07/09/19 17:32:46 chZuZMN0
「のび太!宿題はもうやったの!?」
「は~い」
いつも通りの台詞を愚母に送る俺。ヘルメットとグローブを掴むと玄関を飛び出た。
8日振りに動かす愛機、カワサキ・ZRX1200Rは4回目のセルでようやく始動した。
買ったばかりのライディングジャケットはまだ身体に馴染まない。
が、その高揚感は動きにくさすら忘れさせてくれる。
「のび太く~ん、どこに行くの?」
「どこに行こうと関係ねぇだろ…」
さあ出ようか、という時にドラえもんが現れた。高校3年になった俺の前に、
今でもちょくちょく出てくる。そんなドラえもんを放置して、発進する俺。
「待ってよ~」
ドラえもんは“マツシバ・Albatross1300”で追走を開始した。
476:774RR
07/09/19 17:51:21 EFKQEn52
>>472
それだ! 間違いない!!
なんか少しスッキリした
477:774RR
07/09/19 18:17:25 qET+SCgC
>>475
高校3年って…受験勉強はいいのかww
478:774RR
07/09/19 22:55:47 c3YO32Le
>>475わっふるわっふる
479:サブ物語~ファーストコンタクト~
07/09/20 05:25:06 +bWPmmOo
今からどれくらい昔になるのか、あの赤い革ジャンの男に会ったのは・・・
「参ったな、こんな時間か・・・」
学生時代は決して真面目な青年ではなかった俺は、毎年恒例となった補習に急いで向かう事になってしまった。
自慢するわけじゃないが、今も昔も時間にはルーズじゃなかった。
今思えば何故あの時だけ遅刻しそうな時間に起きたのか・・・
ひょっとしたら出会う運命だったのかもしれない・・・
まぁ・・学校に急いで行く為に近道の峠を走っていたんだが、暫く走った所でソイツに出会った。
真新しい赤い革ジャンに真新しいヘルメット、それに県外ナンバーのGPZ900Rときやがった。
実際にニンジャを見るのは初めてだったが、このタイトな峠じゃ相手にもならないと思っていたっけ・・・。
尚且つ明らかに初心者な格好に油断していたんだろうな。
「とろくせぇペースで走りやがって・・・」
一瞬にして右からぶち抜いたのは良かったが、小生意気にもケツに張り付いていやがる。「無駄だって、この峠じゃ俺の相手になるやつはいないんだよ!」
次は十八番の左コーナーだ。
その時ニンジャが右に並び俺の前に出ようとしてやがる、何十キロも重量差が有るのにブレーキングで負けるはずが無い!
480:サブ~ファーストコンタクト~2
07/09/20 05:47:54 +bWPmmOo
所がコーナーを抜けてみても差があんまり開いていない。
自慢するわけじゃないが地元の走り屋でも俺に追い縋って来た奴は居なかった。
「コイツ・・・速い!」
自然とそんな言葉が出てきた。
ふと気付くと口元が緩んでいる。だが何なのだろうかこの感情は・・・楽しい?嬉しいのか?
自然と不思議な感情が溢れ出てきた。
もっとコイツと走っていたい!
ふとバックミラーを見ると相手も笑っているような気がした・・・
「あんたも好きでしょうがないんだな、バイクが・・・同類だな。」
暫くはランデブーを堪能していたが、やはり別れはやってきてしまう・・・
恐山のふもと漁村集落の辺りの信号で別れてしまった。
だが今思えば、惨敗だったな、有り余る重量差、初めて通るであろう峠、車体バランスを崩す車載荷物。
同じマシンであったならば立場は逆になっていたはずだ。
「確か都内ナンバーだったな・・・」
あの時から東京に行きたいという気持ちが出てきたのかもしれない。
まあ赤い革ジャンの男とは意外な形で再会する訳だが・・・
其れは又の機会に話すとするか。
481:サブ~ファーストコンタクト~
07/09/20 05:57:32 +bWPmmOo
スレ汚し失礼致しました。
誰もいないであろう早朝にコッソリ投下してみましたw
今回駄文を投下させていただきましたが大変でした。定期的に素晴らしい作品を投下されている魔棲男さん、華さんはもっと苦労されていると思います。
魔棲男さん、華さん、禿げしく支援致します。
482:774RR
07/09/20 07:41:21 qbPzKICd
>>479
つ④④④
魔棲男とサブの再会に期待してます。作者の方々。
483:774RR
07/09/20 11:22:37 lew1NCeV
週末もてぎに行く奴いる?
484:774RR
07/09/20 21:25:43 L4awQswz
魔棲雄さんの続きが読みたいな・・・
485:774RR
07/09/20 23:09:56 BLJ8jRq0
作者さんが推敲してくれているから気長に待とうぜ。
急かしちゃダメだぜ
486:774RR
07/09/20 23:20:39 ayYLOHHv
>>483
ノ
487:甚六の中の人
07/09/21 08:44:26 dz3t0urE
なんか皆の作品読んでたら久々に書きたい気持ちがたぎってきた。
新しい相棒を手に入れたせいかな?
近々投下しますんで宜しく御願いします。
488:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/21 10:13:42 4LQoSrUY
バイクが来てから6日経っていた。
父からバイクに関する最低限の用語を教えて貰いながらの練習も続き、段々と運転にも慣れてきた。
明日には遠出でもしてみよう。川端通りのぜんざいなんてどうかしら、距離もちょうど良いし迷う事もなさそう。
今から楽しみだわ。
その日の夕食の後、食器を片付けていたときに。父が後ろから話しかけてきた。
「サザエ、明後日は見合いだぞ、忘れてはないだろうな」
バイクに乗るのが楽しくてそっちの方はすっかりと忘れていた。
「いやぁねぇ父さん、忘れるわけ無いでしょう。着物とかは成人式の物で良いし、あとは気持ちの問題だけよ」
そう答えては見たものの、忘れていた為に気持ちの準備なんて出来ている訳が無い。
「そうそう、お見合いの相手の名前って何ていうの?」
「サザエ、それを今聞くか?ワシは心配になってきた。母さん写真を持ってきてくれ」
「写真は要らないわ、会うまでの楽しみにしておくから。名前だけでいいの」
「名前はな、『フグ田マスオ』君だ」
「名前みたいに太ってなければ良いわね」
「心配なら写真を見たらどうだ?」
「父さん、写真を見て嫌だと思っても今から断るのは無理よ」
「出会ってすぐ落胆する様子を先方に見せるのも失礼だろう」
「大丈夫よ、女はみんな女優なんだから。そうであっても顔には出さないわ」
その日は、明後日会う見合い相手の事より、明日川端まで一緒に行くバイクの事ばかり考えて床に就いた。
489:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/21 10:15:57 4LQoSrUY
翌日、弟妹を学校に送り出す。
空を仰ぐと雲ひとつ無い抜けるような青空、バイクに乗るにはいい天気。
早速、母に今日は家事手伝いが出来ない事を伝えに行く。
「母さん、今日は天気が良いから出かけてくるわ。もしイカ子と連絡がついたら晩御飯まで食べてくるから」
「はいはい、連絡だけはするのよ。朝帰りは許しませんからね」
母に見送られながら家を出る。川端通りまでは大きい道一本なので気持ち良く走れそう。
暖かい初夏の風が興奮している体から程よく熱を奪っていく。
「ん~気持ちいい」
バイクに乗って道を東へと走る。
バイクがエンジン音で話しかけてきて私がヘルメットの中で返事する。
速度が上がってきてバイクの声が甲高くなってくる
「そろそろ3速に入れていいかしら」
アクセルを戻してクラッチを切ると「良いよ」と返事をしてくれる気がしてくる。
私の今の彼はしゃべる事は出来ないけれど私は十分幸せ。
490:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/21 10:18:05 4LQoSrUY
大濠公園の前を通ってそのまま裁判所の方に入っていく。
歩道に植えられた柳が挨拶をしているのを見て思わず挨拶を返したくなる。
もう少しでグランドホテルだわと思っていると異変が起きた。
エンジンのあたりでガチャガチャといい始めエンジン音が規則的な音から強弱のついた音に変わっていく。
何が起こったのか分からないままあわててホテルの前を右折して歩道にバイクを止めた。
バイクを止めるとエンジンも同時に止まってしまった。
しゃべる事の出来ない彼は私に何も伝える事は出来ない。
私はとりあえず一生懸命エンジンを掛けようとするけれど掛かってはくれなかった。
バイクの傍にしゃがみこんで、何もしないで父さんに連絡を取ったほうがいいのかしらと思い始めたとき。
後ろから声を掛けられた。
「どうかしましたか?」
振り返ってみると背広を着た若い男性が立っていた。
491:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/21 10:19:56 4LQoSrUY
私は溺れている人が藁をも掴む程の必死さで
「さっきまで走っていたのに急に変な音がしだして」
「こんなこと初めてで」
「動かなくなったんです」
「どうしたら良いのか分からないんです」
「エンジンが掛からないんです」
「買ってもらったばかりで」
と順序がばらばらの説明をしてしまった。
男の人は少し笑ったかのように見えた。
私のことを見て笑ったのかしら?そうだとしたら失礼な人ね。
そう考えている私に男の人が
「少し見せて頂けますか?何とかなるかもしれませんよ」
と嬉しい言葉を言ってくれた。
492:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/21 10:22:10 4LQoSrUY
ふむふむと言いながら、男の人はバイクを調べ始めた。
バイクを前後に揺らしたり、シートを開けたりしている。
・・・・シートって開くんだ。
シートを開けて何かを回して取った後そこを覗いているようだ。
何でそう言うことをするのか分からない、不安がいっぱいで話しかける事も出来ない。
一度こちらを振り返る、またバイクを少し見た後深刻そうな顔をして
「どのメーカーのバイクにも良くある故障だね、これになるとバイクは絶対に動かなくなってしまうんだ」
493:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/21 10:24:06 4LQoSrUY
さっきまでの天国から地獄に落とされたかのような気分になる。
無理を言って買って貰ったばかりのバイク、一週間で壊れちゃった・・・。
さっきまで楽しく走っていたのにもう動かないんだ。
何より、壊れてしまったと父さんに報告する事が怖い。
「ど~しよう~お父さんに怒られちゃう~」
どうしよう、本当にどうしよう。どうやってバイクを持って帰ればいいのかしら。
置いて行って良いのかしら、いえ車みたいにレッカーとかで持っていかれても困ってしまう。
これからどうしたら良いのかしら、誰に聞けば・・・・
『この人に聞いてみたらどうかしら』頭の中で誰かが囁く。
そうだ、この人に聞いてみよう。
「どういう故障なんですか?直らないんですか?」
そう聞いた後男の人は打って変わって明るい表情で
「ガス欠さ、ガソリンがなくなっちゃったんだよ」と言った。
494:小さな恋物語 ◆R7/RbK9IEQ
07/09/21 10:27:07 4LQoSrUY
今日はここまで、9月というのは何かと忙しくていやですね。
それなのに、こんな天気のいい久しぶりの休みの日にバイクに乗れないって地獄だなぁ。
495:774RR
07/09/21 23:02:10 X4dIN7e8
甚六④
496:774RR
07/09/22 08:20:19 d3ArpSvd
>>494
ちなみにバイク何に乗ってはるんですか?
497:774RR
07/09/22 09:59:17 mkrpaGiq
「どうしたというの。母さんに話して御覧なさい」
ワカメに優しい笑みを投げながら、そう言うフネ。
沈黙するワカメ。
窓の外の青空。
静かな午後。
タマの鳴き声。
ワカメの手を、そっと握るフネ。
ワカメの頬を伝う涙。
「私、マスオ兄さんに……」
ポツリとつぶやくワカメの唇。
「いやらしいこと、されたの……」
打ち明けるワカメ。
返ってきたのは慰めの言葉でも許しの抱擁でもなく。
飛んでくる、冷たい平手。
ワカメの部屋に響く、肉を打つ乾いた音。
「嘘をつくんじゃありません!」
鬼の形相となったフネ。
守るべき世間体。
偽りの家族。
498:774RR
07/09/22 10:46:24 45IrGMIE
ちょwwwwwwフネさんテラ鬼モードwwwwwwww
499:774RR
07/09/22 16:06:02 S1FEWPvl
ハイパー折檻タイム突入wwwwwwww
500:774RR
07/09/22 21:55:20 mHfgZkB9
今年の東京モーターショーにCB1100Rが出品されますね。涙が出そうです。
501:774RR
07/09/22 23:05:23 QACU6X6J
>>497
続きをドーゾ!④
502:774RR
07/09/23 00:49:50 FcYwmBJ8
や、やめてくれw!
503:774RR
07/09/23 08:30:17 Gp2YnaIl
禿げしく支援w
504:774RR
07/09/23 14:53:50 7yYMOrsM
小さな恋物語は相変わらずスルーなのな
505:774RR
07/09/23 15:43:58 hZ9mEHzX
>>504
駄文にて読む気になれん
506:774RR
07/09/23 15:48:31 FktEXV7Z
ぶっちゃけ魔棲男さん以外は読む気になれん。
華さんはバイクに凝り過ぎ&会話が多すぎて状況が分かりにくい。
それ以外の作者の方は申し訳ないけど論外。
507:774RR
07/09/23 16:21:46 hZ9mEHzX
最初のころははまってたが魔もどうでもいいな
どっちかというと華のほうが今は面白い
その二人よりも楽しみは舞台がアメリカの波平だな、続き書いてくれねーかな
508:774RR
07/09/23 18:43:32 2NWZLylD
もう地球上での話は飽きた
新しい世界での話をしてくれ
509:774RR
07/09/23 19:12:21 I1QI2ZH9
>>505-506
そんな事を書いている君たちには、
いったいどれ程の価値があるのだろうか。
510:774RR
07/09/23 19:54:20 mNN1cK9Q
>>509
全然関係なくない?
批評する人が批評される人よりも上である必要はないよね。
論外って言われた作者さんですかwwww
511:774RR
07/09/23 19:55:34 KwKqe/TZ
ようするにだ、お前いらは作者さんがたを侮辱しているわけだ?
わかるか?
「批判」では無く「侮辱」だ
512:774RR
07/09/23 19:58:53 mNN1cK9Q
どこが侮辱なの?
513:774RR
07/09/23 21:33:35 Y8EXJ4z/
箱根のワインディングを只管攻め続けるID:hZ9mEHzX。
ふとミラーに視線を落とすと、低いエグゾーストノートを轟かせながら
一台の黒い物体が後方から迫ってくる。
「な・・・何者だ?この俺様についてくるとは!」
ID:hZ9mEHzXは愛機・チョイノリを全開にした。スピードメーターは
34km/hで動きを止める。・・・その瞬間、後ろから何かに追い抜かれた。
「ZX-11!」
そう・・・その正体は湾岸のSABUだった。SABUは遠路はるばる、箱根まで
遠征しに来ていたのだ。
「!!!!」
コーナーが近づき、ブレーキングするが間に合わない。SABUの走りに見とれた
ID:hZ9mEHzXはブレーキングポイントを大幅に過ぎてしまった。
チョイノリのプアなブレーキと足回りではスピードを殺しきれない・・・
・・・ID:hZ9mEHzXはガードレール脇の花束へと昇華した。
あの世で鬼でもぶっちぎっていることだろう・・・
~THE END~
514:774RR
07/09/23 22:50:36 3z/2oIkJ
批評と批判の違いが分からない>>511涙目w
515:774RR
07/09/23 22:54:34 6lNYySFB
アドV1000でガーンと逝け
516:774RR
07/09/24 01:34:27 LwEkcyyK
タラヲの自転車にかける情熱は
魔棲男の息子だからか。
517:774RR
07/09/24 02:27:35 DA27eUYr
そういや、最近やったアニメ声優の素顔ランキングでアナゴさんでてなかったな。
すんごいくやしい
518:774RR
07/09/24 07:56:28 i8Z7Wy/q
珍走が立ちゴケしていたので・・・スレのような結末だけは避けたい
魔棲雄さん・・・
519:774RR
07/09/24 08:47:41 USOk1iKU
タラオが好きだったのになぁ
途中で消えるなんてハンパ者だな
520:774RR
07/09/24 20:33:53 OsoLMwfL
俺も好きだよ。
魔棲男とは違って、怖さに立ち向かっていく感じがいい。
いつでも戻ってきて欲しい。待つのは慣れてる。田中芳樹に比べれば・・・
521:774RR
07/09/24 22:41:22 L7xLqMhg
随分な比較対象だな
522:774RR
07/09/24 23:32:16 f4So+GET
俺も待つのは慣れてる。火浦功に比べれば・・・
523:774RR
07/09/25 07:03:07 3b8YQ0+5
>>522
ちょwwww
524:774RR
07/09/25 07:56:16 ImgOqixd
まさか魔棲雄よりハンターハンターの復帰が早いなんて
525:774RR
07/09/25 14:18:38 5jGjrDVh
佐藤大輔で慣れてる
526:774RR
07/09/25 18:31:34 OlmHpjJl
高畑京一郎
527:774RR
07/09/25 20:55:05 4C5SPjdg
てすと
528:774RR
07/09/25 23:17:22 vzykZPFM
クリス・クロス ラジオドラマ復活
529:774RR
07/09/26 00:35:22 GyziGWh6
>>528
まじかよ。ちょっとググるか
530:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/09/26 01:17:30 cFpX3nah
どうもです。
駄目ですねぇ・・・。なかなか進まない。
いつも気になってるんですが思うに任せない。ホント申し訳ないです。
ここまで来たら、最後までの本筋は出来上がってるんですが・・・。
最後まで書ききることだけはお約束いたします。何卒、今しばしお待ち下さい。
>>524
ちょwww
一年も休んでないっすよww
531:774RR
07/09/26 01:24:38 +TsbeTvm
乙
スレを保守して待ってるぜ
532:774RR
07/09/26 15:57:58 kM/CULy/
>>528
え、うそ、まじに!?
>>530
私たちは待ちます。
でも気兼ねしないですください。
待つ時間もまた楽しいのですから。
冨樫と違って、こうやってたまに説明してくださいますもんね。
533:774RR
07/09/26 23:28:34 waPoRyjE
>クリス・クロス ラジオドラマ復活
ごめん、高畑と聞いて思わず書いたwwwww
ていうか、タイムリープで主役張った砂糖愛子が結婚ですって。
534:いつかのカタナ買った人
07/09/27 19:15:04 j0zOXC9f
マスオさんの影をもとめて摩周湖まで来ました。
チラ裏スマソ
535:774RR
07/09/27 19:33:59 rJ9W/AGj
>>534
そういうツーリングもアリなんじゃないかな。
536:774RR
07/09/28 17:41:35 NjnCcTNT
>>534
旅の安全を祈ってるよ
537:774RR
07/09/29 06:52:46 j/CuRm/e
三河屋のサブリミナルで遭いそうなセックス
538:774RR
07/09/29 22:39:03 /Z2wbKjl
age
539:774RR
07/09/30 20:51:13 FN9EIlMC
今日の放送だと、サザエが少なくとも中学の頃から現在の東京の家の設定なんだが、
原作じゃ「恋物語」氏の通り福岡なの?
540:774RR
07/09/30 22:56:58 Z+8Y2qV+
>>539
原作の初期の頃は福岡に住んでる
たしか原作だと2巻のあたりで上京したはず
磯野家の謎って本を読んでみる事をお勧めする
541:774RR
07/10/01 20:11:55 W3DT6zoU
てすと
542:774RR
07/10/02 22:33:42 2qhxa7Jy
今夜もバリバリ バリバリろっくんろーる♪
トシをばらしつつ、age
543:774RR
07/10/03 23:33:29 Yi9jCq3z
きょーおも元気に♪
↓
544:542
07/10/04 15:26:28 nyr5XUyJ
ドカンを決めたらヨーラン背負ってリーゼントっ♪
>543 バイクじゃなくなっちゃうだろーが!
545:774RR
07/10/04 16:03:09 nWCkIflf
うなる直管 闇を裂き
朝まで全開アクセルオン
546:774RR
07/10/05 17:52:36 WpawM39/
いい加減待ちくたびれたあげ
547:774RR
07/10/05 20:45:07 T9aGgcE3
急かすもんじゃないよ。
作者の方々にも都合があるんだろうし。
548:774RR
07/10/05 21:31:05 rHhutv8p
>>530
本当にH×Hの復帰の方が早いなんて。
orz
549:774RR
07/10/05 21:41:38 rHhutv8p
URLリンク(imepita.jp)
550:774RR
07/10/06 11:56:11 SD2Y9aNZ
>>548
どーせすぐまた休(ry
551:774RR
07/10/08 03:06:45 YUiriF7f
やっと復旧したか・・・さびしかったぜオマイラ
552:774RR
07/10/08 08:00:20 B5SQC7wW
バイク乗りがバイクで死んじゃいかんだろ・・・
ノリック・・・
553:774RR
07/10/08 10:23:25 B3Ik4Y3T
鯖移転で難民だった俺がきましたよ。
554:774RR
07/10/08 10:42:37 iXICVCVZ
嘘かと思ったらマジかよ!
ノリック…
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
555:774RR
07/10/08 11:02:04 zxHOsFiy
気持ちはよく分かるけど、残念ながらスレ違いだわ。ノリック追悼スレでやってくれ。
556:774RR
07/10/09 18:40:13 KAYnWpQ2
hosyu
557:774RR
07/10/10 01:36:14 XmUXtOZM
はじめまして、自分はテレビや映画のプロットライターをしているものです(脚本としてテロップにのったのは2回だけ、
あとは脚本協力ばっかり)。いくつかバイクものの企画書を提出しているのですが、
Pにまったく相手にされませんw
理由はテレビドラマだとスポンサーがつきにくいってのがあります。
バイク=暴走族、反社会性?みたいのがあるんですね、いまだに、くだらん。
主人公がバイクに乗るっていうのもだめですね。キャラ設定にあっていて
意味があってもカットされます。理由は前述プラス役者がバイク乗れない、とか。
ただ主演の役者、ジャニーズや一番手の人がゴーサインだせばオーケーです。
いまのテレビドラマはまず役者ありきですから。役者やその役者が所属する事務所の
顔色を伺いながら作っているのが現状です。まぁ、それは置いといて。
話は長くなりましたが、バイクの話書きたいですね。ドラマや映画がだめなら、小説でも
いいかなー、なんて思っています。だいたい話の骨格はできているんであとは暇をみつけて
書き出したいと思っています。書いたらここにアップしていいですか?
558:774RR
07/10/10 01:42:24 WMPR/adY
いいよ。
559:華
07/10/10 04:36:58 1w8XHO5K
お久し振りです。
鯖移転だったのですねorz 全然わかりませんでした…
近日中に【群雄割拠編】の続きアップ致します。 もうすこしPC勉強します…orz
ね、寝ます…orz
560:774RR
07/10/10 10:28:55 axA/VDE9
あげ
561:774RR
07/10/10 13:02:51 /DvBhZxw
>>557
ココの読者はなかなかうるさいぞ。
562:774RR
07/10/10 16:42:13 8Yj1LiY1
うるさいって言うか、排他的って言うか・・・・
563:華
07/10/10 19:08:18 1w8XHO5K
↓【群雄割拠編】続きです↓
564:華
07/10/10 19:09:05 1w8XHO5K
早朝の大観山へターンパイクから黒い空冷4stOHC4バルブと白い水冷2stピストンリードバルブがサウンドを織り交ぜて駆け上ってくる。
そして、その二台を見た大観山ドライブインのギャラリーは小声でどよめき出す…
「お…おい… 翁が連れと来た…ぞ? は、初めてじゃないか??」二十台後半位の男が驚いた表情で周りの人間へ言う。
「あ…あぁ… 俺も翁が人を連れてくるのはじめて見た。 誰だ? あの小太りのおっさん…」仲間と思われる男が言葉を返す。
そんな周りの小声を気にもせず、翁は真ん中のベンチへと腰掛ては懐から愛用のパイプを取り出し火を点す。
「いやぁ~、さすがSRXですね。 前のSRよりも随分と…」小太りの男はマルボロを取り出して火を点す。
「ふふふ… 何年ぶりだい?ここは? もう10年経つかね?」翁は冷える朝の箱根を見下ろして小太りの男に聞く。
「そうですね。 もうそんな経ちますか… ふふふ、月日は早いですね。」煙を口の中に含ませる様な仕草をして大きく煙を吐き出す。
二人の間に暫くの沈黙が続く…
565:華
07/10/10 19:09:51 1w8XHO5K
「寂しくは無いのかね? 私には想像もつかん苦しみだよ。花沢…いや、坊や。」翁は白いジャケットに身を包み左肩に『坊』と刺繍された男に尋ねる。
「寂しくなんかありませんよ。妻が好きだったRZがありますから。 今じゃコイツが女房かもしれませんよ。」冗談めいた顔つきで翁に言葉を返す花沢。
「ふふふ、とても10年もブランクがあるとは思えんがね?坊や。」少し嫌味顔で花沢に言葉を返す。
「花子がアルバイト始めた時からですかね。 花子が家を空ける時間が出来るので、その間にリハビリをしていた… そんな具合ですよ。」
「坊や。いつ花子君に教えるつもりだい?」翁は花沢へ問う。
「坊や…ですか。 ふふふ、あなたにそう呼ばれるのも随分久しいですよ。やはりここは心地良いですね…」
「花子には成人した時に妻の愛したRZと私がライダーである事を言おうと思ってますよ。今はまだ…私も首都高で伝えねばなりませんから…」
「首都高に上ったそうだね? 随分と界隈じゃ噂になっとるよ。なんでもカツオ君をごぼう抜きしたそうじゃないか、坊や」翁は灰を灰皿へと捨てて笑い出す。
「そうみたいですね。 私も後でカツオ君という事知りましたよ。」花沢は短くなったマルボロを灰皿に擦り付け苦笑いを返す。
二人は久しくライダーとして再び語り合う事を楽しんでいた。
566:華
07/10/10 19:10:37 1w8XHO5K
「あ…あの…あの白のジャケット!」40台半ばの男性が突然声を出して驚きだす。
「どうしました? 翁のあの連れ知ってる方ですか??」先程の20代後半の男が聞き返す。
「知ってるもなにも、あの人は10年程前に首都高最速を許された『RZの花坊』だよ… バイク降りたと聞いていたが…」
「でもRZっすよね? もう亀じゃねぇっすか?」20代後半の男は40台半ばの男に言う。
「ところが最近首都高でロスマンズをぶち抜いたって話で持ち切りなんだよ。 RZと聞いてまさかと思っていたけど…こりゃ今日は凄いんじゃないか?」胸躍る様な目つきで語り出す。
「え?どうしてです?」20代後半の男は尋ねる。
「翁が久し振りにマジになるんじゃないかなってね。」嬉しそうに椿ラインの方を眺める。
翁と花坊は同時に煙草の煙を噴出しては火を消し始める。
「坊や。10年は長い… マシンも違う。わかるかね?」断片的な言葉だけを並べる翁。
「それは私とて同じですよ。10年前のエンジンとは違いますよ。椿翁」敬意を込めて椿翁の名を声に出す。
567:華
07/10/10 19:12:12 1w8XHO5K
そして二人は黒き獣と白き獣に生命を吹き込む… 朝日が大観山にさし込み山々が順々に姿をはっきりと見せ始める。
―ド ド ド ド ド ド―
―プァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛―
今…椿ラインに2台の猛獣が解き放たれ、先手を打ったのは椿翁・伊佐坂。追うは花坊・花沢。
―そして闘いは序盤から一気に加速し始める…―
568:華
07/10/10 19:13:13 1w8XHO5K
[YAMAHA RZ350]
1979年、東京モーターショーに「究極のロードスポーツ」としての意が与えられYAMAHA渾身の意欲作が展示された。
RZはYAMAHAがロードレース界へ供給していた「TZ」のコンセプトを受け継ぎ、徹底したファンライディングコンセプトを持つモデルで当時のライダー達を釘付けにした名車。
ロード市販車初採用のモノクロスサスや180度クランクエンジンを採用し、コンピューター解析から生れたオーソゴナル式マウント。
軽量化された火焔型キャストホイールや低重心化などシャーシ全体も革新的な技術が取り入れられた一台。 RZ250は1980年8月に発売されRZ350は1981年3月に発売される。
RZ350は国内では『ナナハンキラー』の異名で、海外では『ミニロケット』とも称され人々に愛されている。
水冷2st・ピストンリードバルブ並列2気筒 347cc 45ps 物語で花子の父が搭乗するRZのカラーリングは白地に青の定番ライン。 尚、花子の父が搭乗するRZ350には幾つか改良が施されている。
569:774RR
07/10/10 19:14:14 Hm8FarT5
つ④
イイヨイイヨー
570:華
07/10/10 19:20:35 1w8XHO5K
うどん食べて…ね、寝ます…orz
【余談】
私の物語では最初から花子の母は亡くなっている設定で物語を進めておりました。
ですが…一ヶ月程前でしょうか? 町内会の御輿を担ぐというアニメの中で始めて花子の母親を見ました。
私、花子の母親始めてみました…もううん十年も見ているのに…驚きました…orz
ですので、初期設定のご理解の程宜しくお願いします。
ホント花子の母親が出て来た時は驚きました…ず~っと父子家庭だと…orz
571:774RR
07/10/10 19:33:40 XwiPqZCT
もう起きなくていいぞ
572:774RR
07/10/10 20:05:31 IJxz060Q
華さん④④④④④④④
花子の親父がRZだとはww
今後も楽しみにしておりますので571みたいなバカはほっといて頑張って下さいm(_ _)m
573:774RR
07/10/10 20:55:53 5xr9660j
そうそう、前まで父子家庭だったよ。『花子の姿死んだかぁちゃんにも…』って台詞覚えあるし
574:774RR
07/10/10 21:29:58 ++2UGIvY
再婚したことにしとけばおk
最近の脚本は原作どころか過去の作品も見てないのか…
575:774RR
07/10/10 22:19:24 h/zD/tYe
ベッドという名の教習所にリカを連れ出しタラオはまたがった
セルを回すがごとくキスをしてタラオの教習時間が始まる
まずは外周を回るようにリカの全身を愛撫するタラオ
おもむろにリカの秘所に指をやる がしかしクランクを通過
するがごとく微妙なクラッチワークでリカの秘所には直接タッチしない
リカの性感が否が応にも高まる
そしてS字、絶妙なアクセルワークでリカのたわわなバストを揉みしだく
しかしすぐに停止
怪訝な表情を見せるリカを横目にタラオは坂道発進の要領でやわらかく愛撫を
再開 すぐに8の字愛撫に突入しリカに息をつかせない
そしてすかさずインサート スラロームを駆けるがごとく軽妙な腰の動きで
責めたかと思えば一旦停止 一本橋を渡るようなスローグラインド
リカが苦悶にも似た切なげな表情を見せる
そこですかさずタラオはスパート 1→2→3→4とリズミカルにシフトアップ
せまい教習所(ベッド)のうえではここまでしか出せないがCB400のVTECを
発動させるような怒涛の腰振り タラオのコンロッドは目まぐるしく動いている
それにあわせリカの息遣いも乱れる
タラオはリカの息遣いに絶頂という名の停止線を発見 そこに自らの終点を定め
リカとともに昇天し果てた
まだまだ教習1段階。タラオの教習は続く・・・
タラオ【教習編】 完
576:774RR
07/10/10 22:36:33 kjuECjco
華乙
タラヲ氏・・・・・・い、いや、、、なんでもない
577:774RR
07/10/10 23:07:01 ++2UGIvY
TL乗ったタラオまだー?
578:774RR
07/10/10 23:21:33 VMywvxoN
TL男
579:774RR
07/10/11 07:20:28 CZJbTyk/
>>575
5台目スレの最後の辺の書き込みを思い出した。
つ④
580:774RR
07/10/11 11:10:57 UxkmvQqx
華さん乙
ただちょいと前のレスにあったけど、マシンの設定にこだわりがありすぎると言うか、雑誌に書いてありそうな事の丸写しと言うか…そこで一旦冷める感が否めない。
もちろん書き手書き手で物語の構成は違ってしかるべきなんやけど、余韻が今一つ残らない。
581:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/10/11 22:32:03 Y1BSzFeH
つ④>華さん
私の方、長らく間が空いてしまっていますが、決して忘れてる訳では御座いません。
ちょっとこの秋、仕事・家庭・バイク購入・今月末の仲間との秋一泊ツーリングの企画等々、
忙しくって・・・。
もともとキャパが無い人間なので、アッパーな状態が続いていてなかなか魔棲雄に
取り掛かれません 。・゚・(ノД`)・゚・。
お待ちいただいてる方には無期限待ちとなると申し訳ないので、もうハッキリと【休載】と
いうことにさせて下さい。
再開は11月1日!ということでお願いさせていただいてよろしいでしょうか??
皆様、何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m
スレ違いですが・・・ノリック安らかに・・・。
上記の理由に加え、公道疾走物語を今すぐにはUPする気になれないんです・・・。
582:774RR
07/10/11 22:39:35 +jg6ioc7
ああ、待ってるよ
583:774RR
07/10/11 22:55:12 SHxmu48U
どぞごゆっくり
584:774RR
07/10/11 23:00:02 ARl7I73v
待ってます
完結するまで支援し続けます
585:774RR
07/10/11 23:38:26 +RuS+11c
待ってます。
586:774RR
07/10/12 02:10:23 H0ln2J1x
>>581
アイドリングしてまってるぜ
587:774RR
07/10/13 17:01:48 FJFwoDO6
おいでカモン 暗い目をして すねていないで 走り出そうぜ♪
落とさないぞ。。
588:774RR
07/10/13 17:45:34 aFXRAwtZ
>>587
この歌聞くと、なぜかなめ猫を思い出すんだよな
589:774RR
07/10/13 19:47:17 zO8rRMjq
♪オレたち猫ダチ大集合
メザシ横町交差点~
590:774RR
07/10/13 19:58:46 zO8rRMjq
♪背中にスケネコすがりつき
オレの心(ハート)はレッドゾーン
粋なキャットテールのミケコ
おどろよ プリーズワンスアゲイン
591:774RR
07/10/13 23:26:08 4pei+i/m
>>590
スケネコってなんかエロい響きだなあ。
592:774RR
07/10/14 18:33:20 UKiKYKpx
スーパーサザエさんタイム始まるよ~
593:774RR
07/10/14 18:35:23 2rp97gxv
>>591
第三京浜から帰ってきたら、すぐサザエさんが始まった。
あげ
594:774RR
07/10/14 18:56:27 ChjhETMj
サザエさん最終回
「カツオ暁に死す」
「マスオ絶命・炎のハーレー」
「波平死す・男たちよ永遠に」
595:774RR
07/10/14 18:59:35 IfyV0kLV
>>1
個人的には、ゼファー1100がサブに似合う。
596:774RR
07/10/14 19:02:42 mJKFedHM
>>594
全部死んでるじゃんかw
597:774RR
07/10/14 21:52:28 8idXxUxG
こんな話があったらしい↓
そんなサザエさんの昨日('05/09/18)のエピソードは、いつものような、夢も希望も無いマサニ中高年男性の悲哀を描いた、あまりにも救い様の無い一話であった。
家族のため毎日毎日、ハタラキヅメの初老の平サラリーマンがあるキッカケで抱いた、ホンノ些細な夢だった・・・
それは、原付免許を取り、原付バイクに颯爽とまたがり一陣の風となることだった。
しかし、夢の無い生活を送る家族は、彼の夢を分かろうとしない。
彼の奥さん、そして娘、みんな彼の免許取得を反対するのだった。
そして彼は、理解の無い家族の前に、挫折を味わうのだ。
ガンバレ。波平!
夢を忘れたこの国の愚かな国民は、こんな番組を国民的番組と言うが、オレはオマエの味方だ。
たとえどんな反対にあっても、夢をかなえるのだ
URLリンク(goblinshome.fc2web.com)
より転載
598:774RR
07/10/14 22:00:10 txlAbYdI
波平さんは昔の何でも乗れる免許持ってるんじゃないか?
それとも免許ないのかな。
599:774RR
07/10/14 22:09:24 XBiv741/
>>598
普通に免許ないんじゃない。
じゃなきゃマスオさんに車運転させるようなことはしないよ。
600:774RR
07/10/14 22:55:38 OhjRVgT2
といか、働きづめというほど勤務時間が長いようには見えないのだが。
601:774RR
07/10/14 23:03:57 k2toIGFG
>>600
たしかに、いつも飲んで帰ってるし、
普通に定時に帰社してる感じだね。
602:774RR
07/10/15 00:10:33 kmT7Qggb
っていうか、昔の福岡だろ?
必要に応じて運転することはあっても無免だったんじゃない?
福岡市内にひとつも信号機が設置されて無いころだろ
まぁ、時代にそぐうかどうかは別としてな
603:774RR
07/10/15 20:12:09 NS3lPHo3
>>594
つまり、こんな感じなんだろ
URLリンク(www.uploda.org)
604:774RR
07/10/16 00:34:22 GhSgVrr5
OH!404
605:774RR
07/10/17 13:12:21 5QAwHbU5
ほしゅ
606:774RR
07/10/17 13:22:53 9GKkC+Md
カブ600
607:774RR
07/10/17 23:42:58 6d5zaZI7
青っぽい夜明け近く そいつまたがるんだ ガソリンは残りわずか♪
↓
608:774RR
07/10/18 00:25:10 1fDEr178
ころしてでも うばいとる
609:774RR
07/10/18 02:21:49 KwFDabXx
アウイェー アハハハーアウイェー
610:607
07/10/18 14:38:06 Syb4dV30
>>608
荒っぽすぎるがな(-_-;) 正解は「銀行を襲う」だ。
>>609
うん、そんな感じだ(笑)
611:774RR
07/10/18 18:22:53 GEWJ9/zg
608のネタを610がスルーしててワロタ
612:sage
07/10/19 20:33:07 PPNP3j6A
ジャムおじさん 保守
613:774RR
07/10/20 07:35:59 n9nXdJDc
>>594
どこかの昔の刑事ドラマの殉職回かよw
614:774RR
07/10/20 23:17:20 bDZio7nm
>>594
URLリンク(www.uploda.org)
615:774RR
07/10/20 23:20:31 CTEwErLO
>>614
>>603で見た
616:774RR
07/10/21 03:41:49 CM/dl+FW
たかが2,3時間で流れるようなうpろだ使うなハゲ
617:774RR
07/10/21 09:17:38 Jp5IhosA
>>616
>ハゲ
波平にあやまれ。
618:774RR
07/10/22 02:36:24 VjtX/hiK
昨日のサザエさんにバー怪車出てなかったっけ?
619:774RR
07/10/23 14:51:09 MvYwZ+9t
hoshu
620:774RR
07/10/24 02:09:42 o6XkVw2+
魔棲雄の旦那待ち保守
621:774RR
07/10/24 02:30:33 FRf8QPTx
>>617
ごめんな ハゲにハゲとか言っちゃ駄目だよね
でもどんなにハゲでもうっすらしてても人生見失わないで!
生きて!どんなに頭皮が肌寒くてもこれからの人生暖かいよ
ズラとかもあるしさ 髪の毛が抜けても頑張って生き抜いて
負けるな!>>617
622:774RR
07/10/24 09:53:56 IV1kWMfU
波野のりっく
623:774RR
07/10/25 06:06:48 Ff2ybehi
徹夜仕事で眠いが、保守
624:774RR
07/10/26 12:41:18 9nT31dBg
hage
625:774RR
07/10/26 17:00:23 IKZA593P
ほすゅ
626:774RR
07/10/26 21:12:07 yltO0Ba7
あげ
627:774RR
07/10/27 20:51:54 yVFlr7fv
三
↓
628:774RR
07/10/27 21:54:42 QYbS9Oe4
河
↓
629:774RR
07/10/27 22:27:02 4CuhJmhV
湾
630:774RR
07/10/28 00:12:24 vKllXv/A
岸
631:774RR
07/10/28 00:21:34 78zkrWVU
の
632:774RR
07/10/28 09:18:00 jB1imM8Y
ブ
633:774RR
07/10/28 10:09:28 15fTewpo
サ
634:774RR
07/10/28 12:15:29 PrN0iGiT
イ
635:774RR
07/10/28 12:37:24 zHd/TaCb
ク
636:774RR
07/10/28 14:59:18 kfQQBqnp
ハ
637:774RR
07/10/28 17:22:04 RCvjXkis
俺だ…〇| ̄|_
638:774RR
07/10/28 18:02:34 J5Qjoak3
ワラタ
639:774RR
07/10/28 18:05:37 mUyxTUww
>>627->>637
三河湾岸のブサイクは俺だ
GJ!ナイスなチームワークだw
640:774RR
07/10/28 23:01:59 u8b/s/eW
ワロタw
もうすぐ11月・・・マスオ様降臨の日は近い・・・と信じる
641:774RR
07/10/29 02:45:00 4M2n6HdM
ほ
642:774RR
07/10/29 03:48:22 4M2n6HdM
てす
643:774RR
07/10/29 08:47:48 ArJ2cDna
昨日のサザエさん。
サブがサザエのこと若奥さんって言ってたw
不倫相手のことを若奥さんだって…エロい響きだなあ。
644:774RR
07/10/29 17:32:55 k8FwL5Wb
だからリアル(アニメ)に小説(ネタ)持ち込むなって
645:774RR
07/10/29 18:02:38 XbmNXHnc
>>644
まあたしかに。
サザエさんのキャラで鈴鹿8耐出ちゃマズいだろw
646:774RR
07/10/29 22:47:23 BnoFt2cB
ヘルメット被れるのかすら?
647:774RR
07/10/29 23:05:50 DCGPfqUK
>>646
想像しちまったじゃねえかw
648:774RR
07/10/31 02:33:57 8k3L+zGN
>>646
いつも普通に被ってますがな
649:774RR
07/10/31 11:34:54 8U4tG/kJ
フルヘ被ると磯野家の皆様はヘル幅>肩幅になりそうな気がする
650:774RR
07/11/01 10:44:29 SngVnFI+
11月になったけどまだ魔棲雄が投稿してないage
651:774RR
07/11/01 11:48:49 GXHLYQ0e
>>650
焦りなさるな。降臨を待とうじゃないの…
652:774RR
07/11/01 15:49:40 Qbselqtk
何回リロードさせるおつもりか?
653:774RR
07/11/01 18:24:39 YcE4CkQl
11月1日 伝説再起動
654:774RR
07/11/01 22:06:37 oyf+dXEB
あぁ、我慢汁が噴き出してきた・・・
655:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/11/01 22:44:11 It2LckR/
【SCENE124】
1986年が明けた。
年が明けても、僕の心の奥底に引っかかる後悔の念と、ここに居るべき人が居ない寂寥感が
払拭される事は無かった。
鈴木さんの死から、もうすぐ半年。
あの日から消えること無く胸の深部で渦巻いていた真っ黒な蟠りは、今や、古い工業機械に
べったりとこびりついたタールの如く心に堆積し、重々しく僕を縛った。
そのずっしりと鉛のように重くなった心は、その重さ故にどうやら動きを止めようとしていたようだった。
もちろん、毎日鈴木さんの事を思い出した。あの笑顔を思い浮かべない日など無かった。
だが、いつの頃からか、鈴木さんの事を思い出しても、悲しく無くなっている自分が居た。
それは、もう鈴木さんの死という事実を受け止め、あるいは慣れてしまったからではない。
心が膠着して、動かないのだ。
先に述べたように、心が重い。まるでヘドロのように粘度を増した僕の心に、悲しみを含めた
ほとんど全ての感情が湧いてこなかったのだ。
その当時、僕はほとんど自分の顔を鏡で注視する気も、機会も無かったので覚えてはいないが、
おそらくその表情は土人形のように無表情に固まっていたであろう。
656:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/11/01 22:45:33 It2LckR/
その頃、僕は大学で教授に呼び出しを受けたことがある。
「フグタ君、キミは最近どうしたんだ?特に午前の授業の出席率は悪いし、さっきの授業中だって
ずっと上の空で窓の外を見ていたじゃないか。・・・何か困っている事や悩みがあるなら言ってみなさい。」
「はぁ。いえ、別に。」
親切な教授だったのだろう。一介の学生の様子に気を掛けてくれたのだから。
しかし、僕はその素っ気無い返事以外、何も答えなかった。この人が自分の心を解放してくれるとは
到底思えなかったし、人が自分の心配をしてくれるということ自体を鬱陶しく感じた。
あるいは、僕は心がこれ以上重くなることを怖れ、他との関わりを絶とうとしている弱者だったかも
しれない。
そうして、僕は家に帰り、8時頃まで黙々とアルバイトをこなし、その後第三京浜へと向かう。
赤黒の900ccに乗って闇を切り裂いている時だけが、心が透き通っているような気がした。
スクリーンに深く伏せ、背後に響く悪魔の歌声を聴いている時だけが、その行為と裏腹に心休まる
時間だったような気がする。
657:774RR
07/11/01 22:47:11 de+83BZv
乙!
658:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/11/01 22:47:55 It2LckR/
そんな1986年の初頭。
ほとんど感情を生まない僕の心の中に、喜怒哀楽のどれにも属さない感情のみが生まれていた。
それは「苛立ち」だった。
そのほとんどは能天気に渋滞を作り出し、緊張感無く路上に屯する四輪車に向けられた。
微かな心の安らぎをバイクとスピードに求めていた僕にとって、それを阻害する4輪車は鬱陶しい
存在だったし、それが鈴木さんの仇かと思うとその苛立ちはなお加速した。
もちろん鈴木さんの命を奪ったクルマと、目の前を走るクルマは違うのだが、当時の僕はそれらが
ほとんど同じように見えた。
大きさと質量という物理的要素から自ずと生まれ出る強者4輪と弱者2輪という厳然たる事実の前に
鈴木さんは倒れたのだと思うと、世を走る4輪車の全てが仇であり、敵に見えた。
その敵が我が物顔で目の前を走るのだから、そんな時に苛立ちはなお一段と膨れ上がった。
659:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/11/01 22:49:00 It2LckR/
怒りや哀しみと異なり、苛立ちという感情は処理に困るものだ。
怒声を上げたり、涙をこぼしたりすることで排泄することのできない負のエネルギーは、感情を
表に出すことの無くなった僕の内部で少しずつ膨らんでいった。
走行中に気に入らないクルマのドアやミラーを蹴飛ばしたことなど、数え切れないほどあった。
保土ヶ谷でのケンカ騒ぎだって一週間に一度くらいの頻度だった。
そして、それらの行為のほとんどが僕にとってなんの憂さ晴らしにもなり得なかったことが、一番の
問題だったのかも知れなかった。
その処理しきれず飽和する苛立ちという名の毒が塗られた矛先は、この頃ついにクルマ以外のものに
まで向けられようとしていた。
660:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/11/01 22:50:29 It2LckR/
「ハハッ!馬鹿かオメェ、こいつのどこが異音も無くて快調なんだよ!ガラクタ掴まされたんだよ!」
「オイ!俺ぁUCCだって言っただろう。もう一回買いなおして来い!この馬鹿!」
無表情になっていく僕と反比例するように、アナゴ君は良く笑うようになった。
夜の保土ヶ谷で、年端も行かない免許取立てのような数人の少年たちの輪の中心にアナゴ君は居て、
いつもご機嫌で彼らと話をしていた。
少年たちは不良とも暴走族とも見えなかったが、ほとんどそれらと紙一重のようにも見えた。彼らは
憧れの1100カタナで誰にも負けない速さで第三京浜を駆け抜ける大学生の兄貴の噂を人づてで
聞きつけて集まってきたようだった。
そこでアナゴ君は少年達をからかったり、時に缶コーヒーを買いに行かせたりしてほとんどの場合、
良く笑っていた。
少なくとも僕は気がついていた。
周囲のみんながどう思っていたのかは解らないが、あのアナゴ君の笑いは嘘の香りがした。
ここではあんなに笑っているのに、クルマを蹴飛ばしたりケンカをしたりするのも、僕以上に多かったのも
知っている。
感情と表情を失っていく僕と、不自然な笑顔と饒舌さを兼ね備えていくアナゴ君。
その正反対にも見える変化は、根っこではほとんど種類を同じくした変化であるに違いなかった。
661:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/11/01 22:51:31 It2LckR/
しかしそれも今思い返してみれば、という話だ。
当時の僕はそんなアナゴ君にさえ苛立ちを感じていた。自分の心に余裕の無い人間に、他人を慮る
余裕などあろうはずも無い。
僕は鈴木さんの不在と、アナゴ君の笑顔を至極単純に繋げ、勝手に苛立ちを募らせていた。
「いやぁ、カズオの野郎はホント馬鹿だよなぁ。聞いてくれよ、あいつってばよぉ・・・。」
「・・・。」
「なんだ?どうかしたか?」
「いや、別に。」
「へっ、退屈そうな顔してるぜ。みんなのところに行こうぜ。もうすぐレッド達も来るしよ。」
「いや、いい・・・。もう行く。エンジンが冷える。」
「なんだよ、気でも悪くしたか?」
「いや、別に・・・。」
662:魔 棲 雄 ~マスオ物語~
07/11/01 22:53:38 It2LckR/
アナゴ君の軽薄な笑い以上に、それでもこうやって他人に気を配る事の出来るアナゴ君と対比した時の、
自分の余裕の無さにもっと苛立った。
今思えば、「別に」という言葉を使う事が多くなったような気がする。思わせ振りな態度で他人に気を使わせ、
それでいて素っ気無い言葉で相手を遮る。僕は最低だった・・・。
振り向きもせずNinjaに火を入れた僕を、アナゴ君は黙って見送る。
バックミラーには少年達の輪の中に戻っていく彼の姿が見えた。
・・・特に目に見える予兆など無かったが、僕らの関係に変化の兆しが見え始めていた。
そしてその頃。少年達や常連組みの話題に、毎日のように上っていた事があった。
最近出没し出したという一台のスポーツカー。
それは、出会った誰もが追いすがる事の出来ないという真紅のポルシェ・・・。
いつ現れるか解からないその姿に苛立ちの矛先を求め、僕は一人第三京浜を流した。
663:774RR
07/11/01 23:03:26 FVlMQBwm
デカ尻女期待あげ
664:774RR
07/11/01 23:21:59 EeN4ATmX
いいねぇ
665:774RR
07/11/01 23:26:20 j+0Gg/pd
おお。
つ④
666:774RR
07/11/01 23:38:44 L0JUGs7Q
っ④
667:774RR
07/11/01 23:47:34 HY/Cad+L
魔棲男、沢尻化ですか・・・
668:774RR
07/11/01 23:54:36 QhPYx7Dl
ついに再会
支援せずにはいられない
クソ寒くなってきたのでお体にお気をつけて
669:774RR
07/11/02 00:26:48 JdeO56D1
>「ハハッ!馬鹿かオメェ、こいつのどこが異音も無くて快調なんだよ!ガラクタ掴まされたんだよ!」
けるぴーwww
670:774RR
07/11/02 01:02:58 S9xwdTO2
魔棲雄氏の小説を読んだのをきっかけに、原付に乗ってたのだが中免を取る事を決意
本当はMTが欲しいけど足としての利便性や収納力でビクスクを買おうときめる
卒検前にもう一度氏の小説を読み返す
気がついたらホーネットを成約してしまってた
魔棲雄氏のおかげで妥協することなく、バイクが楽しめそうです
感謝。
つ④
671:774RR
07/11/02 04:21:19 GMlCFdQz
魔棲雄氏、文章のレベル高くなったね。
以前からそうだったけど、より一層、比喩の鋭さが増した気がする。
672:774RR
07/11/02 17:32:19 Wr+6R7kC
やべえ、雨だけどちょっとバイク乗ってくる
つ④
673:774RR
07/11/03 00:00:47 edayVRdJ
魔棲男さん乙
他の作者さんも復活してほしいダスね
674:774RR
07/11/03 19:44:53 nxSzQHbP
>>673
華沢さんも復活してほしいダスね
675:774RR
07/11/04 00:04:24 uD+ACpbb
波平旅行も頼むなりよ
676:774RR
07/11/04 17:11:47 cpG/w7QI
時代背景から察して真っ赤なポルシェから「バカにしないでよ!」と叫ぶ
女が登場すると思う。④
677:774RR
07/11/04 18:15:31 iQE/amoc
時代背景といえば華の物語りに登場する
高校生のカツオってどんな髪形なんだろう…。
90年代初頭、坊主頭やリーゼントはダサいって感じだったし
長髪はもう少しあとだし、茶パツはずっと先だし…。
今みたいに若い人に坊主頭が受け入れられる時代じゃ
なかったからな。
678:774RR
07/11/04 18:46:55 owFnyyx9
チョコボールタラオ
679:774RR
07/11/04 18:55:45 sJpeaQsP
>>678
あ、駅弁ね。
魔棲男さんなら観光地までバイクで行くから電車には乗らないね。
680:774RR
07/11/04 20:53:01 lomlgXAv
>>677
ワンレン・ボディコン
681:774RR
07/11/04 22:41:49 JsoLxmpT
当然アイビィ にテクノカット
682:774RR
07/11/04 22:44:03 eYvWom5i
ツーブロック
683:774RR
07/11/05 12:01:39 bgFvv19H
保守
684:774RR
07/11/05 16:34:44 /7QLcto5
>>677
髪型はグラボブ。オキシドールで(笑)少し脱色。
制服はブレザーで、ネクタイは細い結び目、あまり太くない2タックのスラックス。
685:774RR
07/11/06 00:39:20 ylENaLGa
>>684
まさに90年代初頭の高校生w
首都高の女王カオリは工藤静香みたいな髪形なのかな。
686:774RR
07/11/06 00:46:42 J0u/Lbr0
>>660
>彼らは憧れの1100カタナで誰にも負けない速さで第三京浜を
>駆け抜ける大学生の兄貴の噂を人づてで聞きつけて
今ならネットで話題になるんだけどなあ。
人づてって所が時代を感じさせる。
687:774RR
07/11/07 00:45:54 K0RRfGyh
ほ
688:774RR
07/11/07 01:04:30 XdHbJTQ7
魔棲雄に対してゴタクはいらん。
・・・しかし、
なんだか魔棲雄氏の文章に変化を感じる。
なにか質量を感じる。
689:774RR
07/11/07 10:59:46 UDL1okah
>>688=ゴタク
690:774RR
07/11/08 12:02:10 HL5OVXhb
HOSHU
691:774RR
07/11/09 10:30:31 iS3e21uV
マスオと同じ赤いライダーと言うとAKIRAの金田を思い出すが、
彼のバイクは最高時速245キロ。
もしかしてマスオって金田より速い?
692:774RR
07/11/09 20:47:48 xk2g4zKT
金田のバイク、200馬力もある割には最高速低いんだな。ちょっと意外だった。
693:774RR
07/11/09 20:57:13 +L6rNRgW
重いからじゃないか
AKIRA見たことないけど
694:774RR
07/11/09 21:02:40 rE09MzQV
最高速は重さよりも空力やパワーのほうが重要なんだよな・・・
695:774RR
07/11/09 22:08:43 zOnOyGdP
>>694 先生!
ニンジャは何馬力ほど出るんですか?
それで最高速はどの位出るんですか?
696:774RR
07/11/09 23:13:11 X+MHHzzZ
>>695ggrks
697:774RR
07/11/09 23:20:33 yqNkbKe/
>>696
ggrks?
あ、ググレカス
698:774RR
07/11/10 08:53:17 wbeHAlCA
ニンジャは115馬力で最高時速250キロだな
699:774RR
07/11/10 10:17:14 XjPBqhOq
俺のtodayは55キロ
700:774RR
07/11/10 20:22:04 +lh3MiKy
俺のグラアクは90キロ
701:774RR
07/11/10 22:38:35 b1AeM49Z
210km/hくらいしか出した事ないなぁ
702:774RR
07/11/11 19:38:09 cH6B6eWl
今日のサザエさん。
魔棲男がサザエのこと美人でスタイルがいいって言ってたw
サブのやつがサザエにひかれる理由が分かったような気がした。
703:774RR
07/11/11 21:49:21 dmJHbnM+
来週の予告。
寝室でサザエだけセーラー服だったんだがw
来週はどんなプレイがっ!?
704:774RR
07/11/11 22:49:52 8AnyCr7p
今日は華沢さんの出番が多くてよかった。
カツオは将来、誰と結婚するのかな?
705:774RR
07/11/12 22:10:34 0YzLuk51
波平:渡哲也
フネ:黒木瞳
サザエ:沢尻エリカ
マスオ:坂口憲二
カツオ:神木隆之介
ワカメ:美山加恋
イクラ:松平健
サブちゃん:加藤鷹
706:774RR
07/11/12 22:20:53 4If8dC6t
イクラwww
707:774RR
07/11/12 22:41:37 gZvRhh+f
午後11時、保土ヶ谷PA。“地上最強の生物”範馬勇次郎が
愛機のB-KINGに跨がり瞑想している。いつもの勇次郎らしくはない。
いつもの彼ならば、余裕の笑みを浮かべ、全身に闘気を纏っているはずだ。
だが、今夜の対戦者は今までの敵とは格が違う。
(今日、俺は負けるのかもしれねえ…)
そんな勇次郎を尻目にギャラリーは興奮状態だ。
「儂が男塾塾長江田島平八である!」
「この雄山に茶も出さんか!店主を呼べい!」
「おぉぅ~れはジャイアァ~ン♪ガァッ~キ大将~♪」
708:774RR
07/11/12 22:59:15 2G+hPmRF
各漫画の副主将乙であります!!!!!
709:774RR
07/11/13 18:08:52 AOkE5J0w
HOSH
710:774RR
07/11/13 22:31:14 3Sm9G9Sy
地上最強生物の愛機がB-KINGとは意外と普通だな。
711:774RR
07/11/13 23:22:32 w16MYtof
お前の好みはY2Kか?トマホークか?
712:774RR
07/11/13 23:55:28 7kW6Xju4
ビスケット・オリバは普通にハーレーに乗ってたがな
713:774RR
07/11/13 23:58:36 XKz4sk0G
モンキーかチョイノリにすれば笑えるのに
わかってないなぁ…
714:774RR
07/11/14 00:19:32 aa926qz5
24日午後、隣家の軒先で人が殺されているとの通報を受け警察が駆けつけたところ
一家5人の死体と血まみれで放心状態にあった長女の夫、マスオ容疑者(28)を見つけ
その場でマスオ容疑者を殺人容疑で逮捕した。
殺害されたのは容疑者の義父・磯野波平さん(54)、義母・磯野フネさん(52)、義弟・磯野カツオ君(11)
義妹・磯野ワカメちゃん(9)、長男・フグ田タラオちゃん(3)の5人。
これまでの取調べに対しマスオ容疑者は、
「息子が言うことを聞かないので、むしゃくしゃしてやった。」と
容疑を認める供述をしている。
警察は現場近くで血液の付着したバールのようなものが見つけており
これで被疑者5人を殴打して殺害したと見られている。
近所に住む親戚の波野イクラちゃん(1)は、
「タラさんは兄貴みたいな存在だった、まさかあの人が殺られるなんて、、
っと、、やべぇ、しゃべっちまった、、、ハ、ハーイ」
と動揺を隠せない模様であった。
715:774RR
07/11/14 03:02:53 RBS0bwJx
>>714
サザエはどうした?
716:774RR
07/11/14 22:51:09 I5lyQHng
>>715
サブと逢い引きしてギシギシアンアンの真っ最中だったんだろ
717:774RR
07/11/14 23:00:51 FTxIny2G
>>715
三河屋の二階に居たんだろ。
718:774RR
07/11/15 13:22:25 g0Qo0sV6
>>717
えっ?
三河屋の二階でなにをしてたの?
719:774RR
07/11/15 14:21:54 L95339YD
>>718
不倫
720:774RR
07/11/15 14:33:49 g0Qo0sV6
>>719
えっ?
二輪?
721:774RR
07/11/17 02:53:39 N9oujcOP
浮上
722:774RR
07/11/18 15:26:56 FdYuIatn
今日のサザエさん
「はつ恋編みます」他
723:774RR
07/11/18 15:48:23 KZKk3xID
/ ̄⌒⌒ヽ
| / ̄ ̄ ̄ヽ
| | / \|
.| | ´ ` |
(6 つ /
.| / /⌒⌒ヽ
| \  ̄ ノ
_/ / ̄
/´ `ヽ _ ヽ
/ / l l
l l/ 、 l !
(( | | `ー ノ, |
l l // ノ
/ _〉、__ , _/´ / ノノ
iヽ_、_j  ̄ ̄ | l´
l/ ⌒ \ /^| ノ
ヽ ヽ/ l
ヽ | |
l | l
| l !
724:774RR
07/11/18 16:18:48 NWPgfKjh
ぶるあああああ!
725:774RR
07/11/18 18:35:13 aNntyi0D
強力若本ktkr
726:774RR
07/11/18 20:35:20 As8ATLSN
今日のサザエさん。
魔住男は満員電車よりバイク通勤の似合うと思う。
727:774RR
07/11/18 23:55:13 gdU1PXdX
日本語で書けよ
それからバイク通勤は社則で禁止だよ
728:774RR
07/11/19 13:50:40 pRDpFOjv
魔須雄
729:774RR
07/11/20 22:28:13 osmmMJm7
>>728に喝だ!
カァーッツ!ジャジャン!
730:774RR
07/11/20 23:16:42 xLSmfGon
ごめん test
731:774RR
07/11/21 20:25:10 0N0LKWKM
間巣汚
732:774RR
07/11/21 22:14:12 z3xy/LWR
オレの友達は松尾
733:774RR
07/11/22 12:19:52 a+2QkCh3
ぶるまあああああ
734:774RR
07/11/22 16:56:43 ulvOTMF/
_
,:': : : : ヽ
iュ: : : :ィュ:i} 魔棲雄氏いつまで待たせる気なの?!
|:i: : :-:i::i/
/イニ.ソノi
// - /:/.}! i})ポン!
iハ__イ:f. |____、 /
/ ,r|. |‐┴〆 _,、_ '⌒☆
!ニニ= -イ__|. | ∩`ロ´)>>魔棲雄の旦那
|_ヽ ヽ厂 二i¬、 (_-、 C
/ ハ_i´ト、二_ノ r- } i_ノノ
 ̄ └'―┴‐'´
735:774RR
07/11/23 13:06:22 plVGf2kz
まぁまぁ。
田中芳樹に比べれば・・・
736:774RR
07/11/24 07:28:37 It+5WywA
>>734
十二国記よりまし
737:774RR
07/11/24 09:21:07 S6GBEKD+
火浦功は本当に仕事しないからなあ。
738:774RR
07/11/24 12:48:27 tTMWcoHw
シリーズモノ乱発→ほぼすべて未完のまま小説家から原作家に転向しやがった
佐藤大輔に比べればマシ
739:774RR
07/11/24 20:17:10 LiUGMf8g
ほ
740:774RR
07/11/25 01:15:43 MqLLsKfy
>>734 富が○よりマシ
741:774RR
07/11/25 10:11:22 doqKS11S
つーかさ、なんだかんだでこのスレが一番バイクのこと話てるよな
ってことで保守
742:774RR
07/11/25 19:20:50 3+MbaVzS
嵐の俺もこのスレは大事だ
743:774RR
07/11/25 19:41:29 F9Bhn5wc
荒らすんじゃねぇw
744:774RR
07/11/25 22:44:32 gyHLkwRq
波平 ハーレー
フネ CB750
サザエ べスパ
カツオ FZR400RR
ワカメ パッソル
マスオ GPZ900R
アナゴ GSX1100Sカタナ
花沢 NSR250
早川 セロー
伊佐坂 SR400
サブ ZX-11
745:774RR
07/11/26 21:33:44 u0Q7qJNr
次スレタイは
月刊魔棲雄物語でヨロ!
746:774RR
07/11/26 22:30:35 6vkMxQGp
( (. )
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i . . ...:::;;;;;彡|・ω・`) <オマイらますお茶飲む?
} . .....:::;::;:;;;;彡{ /U
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ト , . ....,:;:;:=:彳 ∪
ヽ、.. ....::::...;;;ジ