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2007年を振り返ると、HD DVDは北米市場で4割ほどのシェアを
維持することができ、大健闘をしたというところだろう。
ユニバーサルやパラマウント、ワーナーがHD DVD規格でソフトを
供給する限りは、映画ファンコア層に支持され、基盤を確かなもの
に固めていくことだろう。
2008年のHD DVD陣営のターゲットはBRICs市場だ。既にDVD
フォーラムでは、中国用のHD DVD規格であるCH DVDの規格を
正式策定した。中国でCH DVD市場が拡がるにつれ、HD DVD規格
はスケールメリットを享受していくものと思われる。これらにより
プレーヤーやROMメディアは、生産コストを下げ続け、次の市場
への展開も容易となっていくだろう。
ブラジルでは、大型薄型テレビが普及しつつあり、地上デジタル
放送も始まったばかりだ。この大きな市場を制覇していくことに
関して、安価にプレーヤやROMを供給できるHD DVD規格が俄然
有利となってくるだろう。ブラジルAV市場では、フィリップ社が薄型
テレビで大きなシェアを獲得しているが、同社は「ユーザーの希望
さえあれば、HD DVD規格でもプレーヤを供給していく方針だ」との
コメントを発表している。