08/03/29 14:05:00 Z77Z/M5h0
★日産 苦渋の選択“リチャード・ギアよりも中国が大事”
チベット騒動でCMドタキャン
・リチャード・ギアといえばご存じ、ハリウッドの大物俳優。そのギアのCM起用を日産が
ドタキャンした。今後、ギアと日産の間でひともんちゃく起こりそうな気配だ。
同社がギアに出演依頼したクルマは「ティアナ」。大人の高級セダンをコンセプトに
03年に発売された人気車種だ。業界関係者が言う。
「日産はギアの洗練された雰囲気を評価して起用を検討。出演交渉を続け、3月7日に
採用を決めた。予定では3月下旬に正式契約を交わし、4月9~11日に撮影を行う
はずでした。契約金は160万ドル(約1億6000万円)とみられています」
ところが、この動きに水を差す事件が起きた。チベット暴動だ。騒乱は3月10日にラサで
始まりチベット自治区から一気に拡大。一説に死者130人とも伝えられる。
この暴動がなぜ、日産を及び腰にさせたのか?
実はギアは以前からダライ・ラマを熱心に支援し、中国政府批判を繰り返してきた。
93年のアカデミー賞授賞式では「中国政府がチベットを抑圧している」と発言。今回は
北京五輪ボイコットを呼びかけている。
「そんなギアを起用したら中国政府の反感を買うのは必至。日産は2月末に中国での
08年度の販売目標を50万台と発表した。中国政府を怒らせてしまったら目標達成
どころか、中国市場から追い出されかねないと懸念し、18日に中止を決定したようです。
正式契約の直前だからサインはしていませんが、実際は契約を結んだも同然。ギア側は
“約束を破られた”と不快感を示し、法廷闘争の構えを見せているとか。仮に日産が
160万ドルを払ったとしても、さらなる違約金を要求してくるかもしれません」(前出の
関係者)
日産広報部に事実関係を問い合わせたところ、「コメントできません」との回答だった。
チベット暴動と中国政府の板ばさみで苦しむ日産。事前のリサーチが甘かった。
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