【二代目 New MINI】 Part13at AUTO
【二代目 New MINI】 Part13 - 暇つぶし2ch190:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:02:16 uIfiP62/0
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レトロモダンの風に乗れ!

とても厳しい状態からフィアットが立ち直った感があるのは、現在のマルキオンネ体制になってから。
特に氏が就任して以降のプロダクト「グランデ・プント」は堅調。僕自信、デザイン/走りともに
このクラスの頂点に位置する仕上がりだと試乗して感じた。
そこでふと考えたのが、フィアットはグランデ・プントでひとつの確信を得たのではないか? と。
グランデ・プントは当然新世代モデルだが、デザインはどちらかといえばクラシカルなモチーフを用いて
消費者の感情に訴える部分が多い。
むしろこちらの方がグランデ・プント以前のフィアットのプロダクトにあった、
いかにも新世代かつグローバルです的な理路整然としたモデル(ニュー・パンダですらその部類だ)より
ずっとユーザーの情感をくすぐる…と、フィアットも僕と同じように考えたなら、
当然この路線を強調すべきと判断するはずだ。


191:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:02:59 uIfiP62/0
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レトロモダンの風に乗れ!

しかも都合が良いことに、既にショーで発表した往年のフィアット500を彷彿とさせる「トレピウーノ」が大反響を呼んだわけで…とつながる。
さらにダメ押しは、ニュービートルを皮切りにニューミニやマスタングなど、時代には「レトロモダン」の風が吹いている。
こうして見ると、低下したブランド・イメージや価値をアップすると同時に、再び大きな存在感を示すための格好の状況が
出来上がった、と見ることができる。
しかも元来個性が際立つ欧州小型車の中で、群を抜くほど存在を際立たせるなら…と考えた時、
イタリアのアイドルの復活はこれ以上ない「切り札」だ。
もっともこれは僕の「後づけ」観測だけど、ま、それはそれとて新型チンクエチェントは見事復活を果たし、
予想通り大反響。トリノのお祭り騒ぎは当然世界に飛び火した。しかも日本はルパン3世のおかげか、
先代チンクエチェントが数多く生息し愛でられる国。ならば騒ぎも当然大きい、というわけだ。じゃあ、 
実際に乗ってどうか? は次のページで。


192:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:03:35 uIfiP62/0
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イタリア小型車の楽しさがある

新型チンクエチェントの乗ってみての印象は良い意味で「フツー」だ。
パンダのプラットフォームがベースだからペナッとしてるかと思いきや、
フツーにイマドキのコンパクトに求められる期待以上の仕上がり。
乗り心地はパンダとは異なり、ある意味重厚にすら感じるし、ボディはカッチリ感がある。
そして高速道路ではバシッと直進するから驚いた。つまりパンダよりも落ち着きがあって懐の深い乗り味である。
今回は街中主体のためワイディングでのハンドリングは判断できないが、街中でのキビキビ感は忘れてなかった。
街角コーナーで操舵した時に上屋がやや大きく動くロールが若干気になりはしたが、
それでも何故か楽しい感覚があるのは間違いない。乗ってる、操ってる感はちゃんと健在。
だからワインディングではここに、エンジン&シャシーの使い切り感が加わって一層楽しいはずだと思う。




193:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:04:06 uIfiP62/0
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イタリア小型車の楽しさがある

エンジンは最初に試乗した1.4リッターよりも、その後に乗った1.3リッターのディーゼル・ターボよりも、
もっとも非力な1.2リッターが一番好印象だった。
理由は1.4リッターの場合、高回転で伸びが際立つ分低回転がややスカスカな感じが気になったし、
1.3リッターのディーゼル・ターボは低速からモリモリ力があったがどうもキャラに合わない。
そこからすると全域で非力だけど力が均一にあり、回して使い切る感の強い1.2リッターが、
フィーリング的にもキャラクター的にもピッタリと思えたのだ。
ちなみに今回の試乗車は5速MT/6速MTであり、日本に導入される2ペダル自動MTのデュアロジックには乗れなかった。
多分デュアロジック操作時のわずかなギクシャクは残るだろうが、個人的にはその程度のクセがあってもいいと思えた、
このクルマなら



194:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:04:36 uIfiP62/0
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イタリア小型車の楽しさがある

もしチンクエチェントならではの味、とか、フィアットならではの味、つまり「らしさ」ってあるの?
と聞かれたら、僕はイエスと答える。
もっともフィアットの味ってそもそも、ポルシェのフラット6とかBMWの鋭いハンドリングとかいうような明確なものじゃない。
ボディもエンジン排気量も小さいからこその元気の良さや使い切り感、
またそれゆえのダイレクト感の高さや身近さなどの相乗効果で生まれるモノ。
そう考えると新型チンクエチェントはまさに、「新時代のイタリア小型車の楽しさ」を体現する。
だからフツーな乗り味だけど「らしさ」もちゃんと漂っている。





195:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:05:09 uIfiP62/0
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素材をデザインが見事にカバー

それはさておき僕自身、写真で見た瞬間から目がハートになった新型チンクエチェントは実車でますます虜にさせられた。
特に内外装デザインは秀逸。ひと目惚れさせる愛着の沸く造形はもちろんだが何といっても質感が高く、
1万~1万5千ユーロで販売するクルマと思えないほど。
細かに見れば国産コンパクトの方がイイモノを使っているかもしれない。
が、チンクエチェントでは素材をデザインが見事カバーした上に、純粋に「欲しい!」
と思わせる魅力を持つ造形にまで昇華している。

 しかも内外装ともにカラバリが豊富な上にアクセサリーも充実。
だから自分のライフスタイルにあう1台に仕上げられる。
日本ではニュービートルもニューミニも中身の良さが分からずともファッション性で
多くのユーザーを獲得した経緯があるが、新型チンクエチェントもそうした人たちが反応するだろう匂いがプンプン。
つまりチンクエチェントの歴史も名前も知らぬ人を吸引するだけのフェロモンを確実に持っている。


196:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:05:46 uIfiP62/0
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素材をデザインが見事にカバー

そして一度購入すれば、クルマ生活が楽しくなるだろうと想像させる。コンパクトカーとはいえ、
選択肢があるならば誰も白物家電のような1台は選びたくないのが正直なところ。
そうした中にこの新型チンクエチェント…実に説得力がある。別にクルマを語るほどクルマ好きでなくても、
これならクルマを買いたいという積極的な動機付けにもなるし、周りも納得するだろう。
といった具合に新型チンクエチェントは、自動車で最も大切な「欲しいと思わせる力」に満ちた1台なのだ。

 そう思いつつ意地悪な僕はまた、ふと考えてしまった。「ああ、これぞ日本車にないものだな」と。
もちろん僕は何も日本に自動車文化が…なんていう気はさらさらない。なぜならこれはある意味、文化以前の問題だからだ。

 日本の自動車メーカーは口を揃えて若者の自動車離れを唱える。でも僕はいつも思う、
「最近、若者が振り向くようなクルマを作ったことあるんですか?」と。


197:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:06:48 uIfiP62/0
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日本車もレトロモダン!

事実ニュービートルが登場したのが98年だから、その後ニューミニが登場するなどして今年でもう9年が経過した。
この間、日本の自動車メーカーはニュービートルやニューミニ以上に心に残るプロダクトを送り出しただろうか? 
少なくともトヨタ・プリウスを除いては1台もない。しかもプリウスとてハイブリッドというタマ(=技術的な武器)
を用いての話だから一般的とは言い難い。ごく普通のメカニズムを持ったごく普通の価格の日本車で、
若者を含めた多くの人が心の底から「これは欲しい!」と思えるようなクルマは1台も作られていないのが実際なのだ。

 それにも関わらず日本の自動車メーカーは「最近の若者や携帯やPCなどに興味が…」とのたまうのだから驚く。
ニュービートルやニューミニはレトロモダン商品であるにも関わらず、ある程度の数も売れたし若い人にもウケた…
そうした状況を鑑みずに自らは世にインパクトを与えるようなプロダクトを作らずして、
自動車離れとはナンセンスに過ぎる。



198:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:07:36 uIfiP62/0
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日本車もレトロモダン!

もちろんメーカーからすれば単なる「レトロモダン」には堕ちたくない、という想いがあるのは分かる。
が、今や国内の自動車販売は下降の一途で、なりふり構っている時でもない。
そう考えた時、もし日本にもレトロモダンの道に活路があるなら、それを使ってでも盛り返すのが生きる道だし、
何より自動車をもっと活気のあるものとする必要がある。

 例えば四駆の次期NSXより、新ホンダS600、1.3リッターi-VTECで150psの2ペダル自動MTなんて方がインパクトあるし
環境にも良さそうだしマツダ・ロードスターより売れそうだ。
トヨタだって低価格小型スポーツカーより、プリウスベースの小さな新世代ヨタ8を作った方が多くの食指が動くことを、
知っているはず。もっともできるなら、別にレトロモダンでなくてもインパクトあるものを送り出せば問題はないのだけど…。

 そうそう、新型チンクエチェントの話だった(笑)。何はともあれこのクルマは久々に、純粋に「欲しいっ!」と思わせる力がある。
ごくごくフツーのイタリアの小型車、だが、チンクエチェントが語る素直な自動車の魅力はあまりにも大きく、
意義に溢れている。


199:河口まなぶ 絶賛FIAT500
07/10/15 21:08:12 uIfiP62/0
フィアット
500
レポート:河口まなぶ
写真:フィアットグループ オートモビルズジャパン
試乗ステージ:イタリア郊外

川口まなぶ氏はnewMINIのことをあまりよく評価していない。
スイスポ、コルトRと比べても価格差以上のプレミアムはないと断言している。
むしろ価格差を考慮すると、スイスポ・コルトRのほうがお買い得だと言い切っている。

そして氏のFIAT500の試乗評価。
久しぶりに乗り手が振り回せる、回して使い切る感の強いコンパクトの原点に近い車だと評している。
デザインのインパクトはもちろん、内容までも太鼓判。
私なら軽量コンパクトで、これぞコンパクトの手本というべきFIAT500に乗りたい。
MINIは大きくなりすぎた。そして重くなりすぎた。
コンパクトカーの原点であった元祖MINIの志を完璧に失っている。
フルチェンでBMWが軽量コンパントにMINIをまとめてきたら、その時はMINIに乗りたい。

200:名無しさん@そうだドライブへ行こう
07/10/15 21:25:29 aLnx0eIdO
>>187
今はさすがにできないが、
東北のBMWクラブに入ってるから集めることはできるよ


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