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現代・起亜自動車が、2009年に量産するハイブリッド車用のバッテリーとして「リチウム・ポリマー電池」
(構成はリチウムイオン電池とほぼ同様で、電解質にポリマーというゼリー状の物質を使用する)の使用
を決定したことで、メーカー間の競争も本格化していく見通しだ。
現代自の関係者は18日、「09年の量産を目標としているアバンテ・ハイブリッドには、ニッケル水素電池
よりも高性能なリチウム・ポリマー電池をバッテリーとして搭載することに決めた」と明らかにした。
リチウム・ポリマー電池の値段は、ニッケル水素電池に比べ2.3倍から2.4倍ほど高いものの、高出力か
つ高容量を誇っている。つまり、出力と容量が同じ場合、エンジンルームに占める割合がニッケル水素電
池に比べ少なくなるため、「効率性が高い」というわけだ。
現代自の関係者は「リチウム・ポリマー電池の開発には現在、LG化学、サムスンSDI、SKエネルギーの3
社が参加している。現代自はこれらの製品の性能と安定性などを検討し、開発している段階にある」と説明した。
これに先立ち、日本のトヨタ自動車は、08年中ごろにリチウム・ポリマー電池を搭載した「第3世代プリウス」
を発売する予定だったが、安定性の問題から発売時期が先送りされているという。
現代自の関係者は「LG化学、サムスンSDI、SKエネルギーなど韓国メーカーの中からリチウム・ポリマー電
池の供給業者を選んでいく予定だが、今のところは公開入札などに関する細かい日程は決まっていない」とし
ている。