08/01/31 23:27:32
>>198
難しいな。
楽市・楽座により『市』(商業の場)から排除されようとした要素は二つあって、
一つは『座』に代表される『市』主催者によるショバ代取り。
もちろんそれまでショバ代を取っていた寺社や貴族に代わってその土地を支配する
大名が冥加を取ったわけだけど、『市』への徴税体制が一本化された意義は大きい。
もう一つは問丸や株仲間といった流通系商人による独占体制。
こいつらは江戸時代になっても何度も復活してる。
商業の発展には『商社』の大規模は欠かせないし、大規模化すれば必然的にカルテルを形成する。
カルテルの形成は商品市場の安定化に寄与するため一概に悪とは言えない。
ギルドはそもそも構成員にしかその商売を商うことを認めない側面があるから廃止されるべきだけど、
商業組合となると、商業の発展には欠かせない存在だったり・・・。