08/03/04 16:57:37
中国軍事情報の不透明性に懸念、米国防総省が報告書を発表
URLリンク(www.afpbb.com)
デービッド・セドニー国防次官補代理(東アジア)は、「最も憂慮すべきことは、われわれが中国の
戦略的な意図を理解していないことだ」と語った。
中国が公表した2007年の軍事予算は前年比17.8%増の450億ドルだが、米国防総省は2007年の
実際の軍事支出はそれよりもはるかに多い970億ドルから1390億ドルの間と推定している。
また、中国が2007年11月現在、台湾海峡沿岸に配備している短距離弾道ミサイルは990から1070基で、
さらに、戦闘機490機が給油することなく台湾で作戦を実施できる距離に配備されているという。
報告書では、台湾海峡有事の際、米国が軍事介入する可能性も考慮し、中国が兵器の近代化を
急いでいるとしている。
このほか、報告書では2007年に米国を含む世界各国のコンピューターネットワークへの不正侵入が
中国国内から行われたと見られることにも懸念を示した。
中国の宇宙軍拡を懸念、米国防総省が「軍事力報告」公表
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報告書は、中国人民解放軍が情報化時代の現代戦争で「敵国の偵察・通信衛星の破壊が必要」と
強調している点を指摘。07年1月の衛星破壊実験で顕在化した宇宙の軍事利用に向けて、開発を
続けていると警戒感を示した。
中国のミサイル能力に関しては、射程約7200キロ・メートルの大陸間弾道ミサイル「東風(DF)31」に
加え、射程約1万1200キロ・メートルの「東風31A」も配備中と指摘。「晋」級原子力潜水艦に搭載
可能な射程約7200キロ・メートルの新型弾道ミサイル「巨浪(JL)2」も09~10年に配備予定とした。