08/01/27 12:29:27
燃料投下でも (某所より転載)
人民解放軍 (PLA)
八路軍・新四軍などの名称で戦ってきた中国共産党であるが、人民解放軍という名称を最初に使い出したの
は、1947年9月の新華社通信の「人民解放軍総反攻宣言」からである。("八路軍"参照)("紅軍"参照)("新四軍"参照)
あくまでも中国共産党の軍隊であり、国務院よりは党中央軍事委員会の統制力が大きい。いままで
強かった地域ごとの軍区の独立性も、陸上戦力の削減で減少することになり、軍区兵力を党直轄の人
民武装警察に編入することにより国家・党による軍への統制力が増している。党中央軍事委員会主席
が軍の最高司令官(事実上の中国の最高権力者とみなされる)となり、副主席は通常は制服組から選
ばれる。副主席の座は軍人の最高ポストとなる。近年ではこの副主席の座に海軍から選ばれ中国政府
の海軍重視が注目された。
人民解放軍は西欧のように軍令・作戦・兵站部門を参謀本部として上部一元化しておらず、作戦・
軍令・運用・軍事情報部門の総参謀部、政治・宣伝・心理戦部門の総政治部、補給部門の総後勤部、
兵器調達部門の総装備部に分かれている。
◎陸軍
現在では軍区も7軍区にまで整理されている。省ごとにも軍区があるので、この7軍区を大軍区と
よぶこともある。現役兵力は大幅に削減されて約170万人。しかし、西側に対抗できる98式戦車("
98式戦車"参照)に代表されるように、無駄な兵力を減らした分を兵器の近代化に力をいれている。
また、航空戦力が優勢なアメリカ軍との交戦を念頭にいれているため、PGZ-95("95式/PG
Z-95戦場防空車両")導入など野戦防空能力向上にも力を注いでいる。
遊撃戦の伝統から特殊部隊・不正規作戦部隊の整備にも長年力をいれているが、オリンピック警備を
意識したのか、近年ではアメリカのデルタフォースを模したような特殊部隊("中国の特殊部隊"参照)の編成も行なわれている。
そのほかに予備役・民兵組織の兵力が100万人程度。
(注意:下記の各軍区は陸軍だけでなく空軍も指揮します。兵力数・部隊は陸軍のみです。)