08/01/24 22:39:51
しかしながら、福岡市役所まではほぼ一本道だが、両サイドには建物が乱立し、それだけに市街戦は
激戦となった。打撃力、兵単体での訓練度は佐賀共和国軍が上だが、兵力差は如何ともしがたかった。
また、兵力差を埋める為に機甲科部隊を投入しなくてはならず、その結果、多数のM60A3が
87式対戦車誘導弾の餌食となった。第1旅団歩兵大隊A、B共は次第に危機的状況に
追い詰められていったが、第1、3旅団が福岡市市役所を陥し、民兵側中心的組織である4D隊友会を
撃滅したことで状況は一変。指揮系統が崩壊した民兵側は混乱を期し、一人また一人と投降。
第1、3旅団は九死に一生を得た。
注：MLRSは鉄筋の高層マンション郡に対しては効果が薄いと思われるので使用していません。
（２）福岡市西部
合流命令の下った第1旅団及び第三旅団は両待機中間地点である福岡市早良区早良で合流。
国道263号を北上し福岡市に向けて歩を進めた。
それに対し民兵側は国道202号の城南区にて防衛ラインを3本敷いた。1つは荒江団地、次に
城西団地及び中村学園大学。最終ラインは樋井川にかかる別府団地及び別府橋。
部隊が進軍可能で福岡市市役所に通ずる道はここしかなく、先には、城西団地と
大型のマンション郡が連なり守備方にとっては有利な地形だが、此処を抜かれると
本丸まで一気に突破されてしまう為、民兵側は重点的に兵力を投入していた。