07/09/30 12:47:37
軽空母って意外に費用対効果も低いし、性能も低くて実は戦力にならない。
1.ホークアイが運用できないからAEWができない。ヘリでは飛行制限が大きくて
代替にならない。結局、米空母のホークアイに頼ることになり、かえって足手まとい。
2.英インヴィンシブルですら艦載機はハリアー十数機。ローテの都合から一度に作戦に
投入できるのは一ケタの機数。「米空母と共同作戦」というが、一国を滅ぼすほどの
米空母航空部隊のケツから、日の丸F-35を数機飛ばしても、戦力的に何のプラスにもならない。
3.建造だけで4000~5000億円、支援・整備施設、航空機購入・飛行隊編制・訓練、
空母艦隊の編制・演習など、まともに運用するなら導入だけで7000~8000億円はかかる。
毎年の維持運用費もかかるし、ドック入りの期間を考えると1隻では戦力にならない。
その結果がF-35×十数機(AEWなし)では、費用対効果が低すぎる。
4.空母に予算を食われて、他の艦艇にしわ寄せが来る。米海軍は別格として、英仏海軍も
空母と原潜に予算を取られて他の戦闘艦艇の更新は遅れ、隻数も三十隻ちょっと。
イージス艦も空母護衛のために数隻必要で、海自全体の戦力はかえって落ちる。
5.フォークランドで軽空母を有効に使った英海軍も軽空母に限界を感じ、財政も回復したので
次期空母は正規空母。仏海軍の次期空母も当然正規空母。イタリアの次期軽空母は揚陸艦の性格が強い。
世界の主要海軍が正規空母回帰の流れの中で、今から軽空母導入は時代錯誤。
6.そもそも日本に空母が必要がない。アメリカのように世界戦略もなく、英仏のように
海外領土もないため、空自のエアカバーが届かない海域で、海上航空戦力を使って軍事作戦を
行う必要がない。途上国で無理をして保有している国(タイ、ブラジル等)は、演習も少なく
まともな運用ができていない。
豆空母を導入すれば現在50隻ある海自戦闘艦艇は30隻台に減り、更新も遅れる。
ボロボロの護衛艦に囲まれた、F-35×10機を載せた日本の豆空母なんて見たくないね。
中途半端な軽空母はかえって米海軍の足を引っ張るだけで迷惑。