08/01/24 00:38:18 csjT2T2f
これだけ傍若無人だった松岡洋右ですが、最終的には日米が手を握れる日を
夢見ていたのは事実です。三国同盟締結をめぐる御前会議の席上でも、
「今やアメリカの対日感情は極端に悪化していて、わずかの機嫌取りくらいでは、
回復するものではない。ただ我々の毅然とした態度だけが、戦争を避けしめる
であろう」
と述べています。ここにアメリカ留学時代から培った松岡の「外交人生」が
集約されていると言ってよいでしょう。途中で降りたら何もかも失うのです。
ファシズム体制も、日独伊三国同盟も、ソ連を含めた四国同盟も、すべては
米国に「FOLD」(降りる)させるためのチップを積み上げていったのです。
しかし松岡の意に反して日米は開戦しました―。