08/01/20 23:28:28 7RQ+2yrC
>>737 >>国会議員も辞職し、松岡は『政党解消連盟』を結成します。
要するに「既存政党をブチ壊す!」ということです。まあ、小泉純一郎の
『自民党をブチ壊す!』に似ていなくもありませんが、松岡洋右のそれは
政党政治自体の否定であり、ファシズム体制への呼び水です。
松岡は1年間に渡って全国を遊説し、得意の弁舌で驚くことなかれ、政党解消
連盟の会員を200万人獲得しました。ちょっとした教祖様であり、信者です。
テレビもない時代に驚異的なことです。やはり連盟脱退の『英雄様』であり、
いかに国民から人気があったことを端的に示しています。
しかし特に見るべき政治活動もなく失速し、松岡は1935年に今度は満鉄総裁に
就任しました。まあ、時代が早過ぎたこともありますし、何より「一党独裁」の
ファシズム体制を作ろうにも肝心のナチス党のような軸がありませんでした。
大政翼賛会(1940年~)ができる5年前のことです(その時歴史は動いたw)。