08/01/20 01:44:44 4S5XqPj5
松岡洋右の転身の背景には、日本に『ファシズム』の可能性を見出したことが
挙げられます。もちろん国際連盟脱退をめぐる国民の熱狂(と自分への絶賛)
ですが、>>735 で述べたドイツの選挙結果(ナチス圧勝)も大きいでしょう。
>>718 >>●「このときほどヒトラーを怨めしく思ったことはない」との松岡の言
>>726 >●「いったい俺はどうしたら良いんだ。斎藤(首相)は軍人のクセに
>腰抜けで閣内意見の統一が取れない。荒木(陸相)は連盟を脱退しなければ
>帝都治安の責任は取れんと、まるで『駄々っ子』である。本国政府がこの調子では、
>外に使している(外交使)者の立つ瀬がない―」
ここで1つ疑問が生まれますが、一生の痛恨事である「国際連盟脱退」について
松岡はヒトラーを怨んでいました。しかし松岡は、ヒトラーと同じファシズムへの
道を選択し、日本とドイツとの連携を訴えました。これは何故か?
松岡は「政党政治の体たらく」の方がより重罪だと考えたのでしょう。ほとほと愛想が
尽きたと。今こそ日本に必要とされるのは、ナチス・ドイツの『一党独裁』である!―