08/01/19 23:26:42 /aetMLx4
>>723 >>松岡評として「あれはインターナショナル・ギャングだね」(リットン卿)
何はともあれ、松岡洋右は英国代表のサイモン外相、そしてリットン卿(元インド
総督)とも、お互いの腹の内を読みあって『円満解決』に努力していました。
そんななか前述したように1933年1月30日、独国にヒトラー政権が誕生します。
この緊急事態に英国のサイモン外相は本国に戻ってしまい、さらに仏国のボン
クール首席全権もジュネーブから帰国の途につきます。
さあ、これに青ざめたのは松岡です。英仏の2人の実力者がいなくなると、連盟の
特別総会は、チェコ代表のベネシュ外相、スペイン代表のマダリアガ駐仏大使が
声を大にして●『大国の取引き反対』を叫びます。中小国による日頃の鬱憤晴らし
みたいなものですが、国際連盟の規約を盾に『純理論』に終始しました。当然、
日本の立場は苦しくなる一方です―。