08/01/03 09:14:00 aw65Rmdv
>>586 >>しかし問題は、その後です。「2・26事件」に大きく関わってきます―。
新年元旦の発売日で『昭和維新の朝―二・二六事件と軍師斎藤瀏』(工藤美代子著、
日本経済新聞社)が出ているそうですが、「軍師・斎藤瀏」はチト言い過ぎではない
でしょうか?w 「指導者」ではなく、あくまで「アドバイザー」としての軍師なら
あるいはそうでしょうけど。
しかし斎藤瀏予備役少将が「2・26事件」に少なからず関わっていたのは事実です。
きっかけは決起将校のひとりである「栗原安秀」中尉が、自分の娘と幼馴染であり、
家族ぐるみの付き合いが元々あったからでしょう。あるいは斎藤瀏は、佐々木信綱
門下の歌人でしたから、その方面も何かあったかもしれません。
そして「済南事件」で予備役編入された恨み節も多少はあったでしょう。統制派に
人誅を喰らわせ、天皇親政の国家改造を果たすという計画に少なからぬシンパシーを
感じたかもしれません。もちろん、現役将官だったとしても「2・26事件」に助力しな
かった保証はありませんけれど―。しかし決起は、天皇の怒りを買い鎮圧されます。