08/01/01 12:35:31 z5faxEuK
まるで『ブラックホーク・ダウン』か、土民の群集に死体を引き摺り回される
米軍兵士の世界ですが、ようやく城門を通り過ぎる際、蒋介石の総司令部から
使者が迎えにきており、佐々木は解放されました。
蒋介石の総司令部に戻った佐々木は、ベッドの一室に倒れこみ昏倒します。
命こそ助かったものの全身打撲状態で、右手が上がらず、下顎の骨を折り
しばらく流動食しか取れませんでした―。
この暴行事件は、佐々木の「支那観」を大きく揺さぶります。もちろん
『幻滅』の一言です。後で述べますが、良く云えばトラウマかPTSD、
悪く云えば、もはや「発狂状態」です。
他にも国民革命軍がいかに烏合の衆で、蒋介石直系軍と勝ち馬に乗ろうとする
軍閥の集合体であることかが分かります。後の支那事変でもよく言われますが
出身地方が大きく違えば、支那人同士で言葉もろくに通じません。まあ、ソ連も
似たようなものですが。