07/12/25 22:58:55
そもそも佐々木到一の場合は、孫文に対して個人的に私淑していたのであり、
「蒋介石なんか後継者じゃない!」と否定してしまえばそれまでだったでしょう。
また支那が真の革命を成し遂げて、独立を勝ち取り、日本のパートナーとなって
ともに東洋平和のために働くことを夢見ていた素朴な大アジア主義者は、佐々木
だけでは勿論無くゴマンといました。まあ、カンジなんかも「大アジア主義者」に
よく挙げられますけどねw。
支那も日露戦争の勝利を見て、日本の近代化に見習えと真剣に考えたこともありますし、
生まれた年代的に明治維新へ参加できなかった日本人が、その代わりとばかりに支那の
革命に熱中したところもあるでしょう。「大陸浪漫」と言ってもいいかもしれません。
実際、支那でも清朝を倒すことが(日本でいう徳川幕府を倒すことが)近代化に繋がると
考えられていました。こうした複雑な背景も考慮しないと、本質が分からなくなります。