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★中国、日本の報復感情警戒 元ソ連大使に米補佐官説明
【ワシントン3日共同】ソ連のドブルイニン駐米大使(当時)が一九七一年七月の機密公電で、中国が
日本について「(第二次大戦の敗北に対する)報復感情」を強く抱いているとして、核武装の可能性を
警戒していると報告していたことが二日、明らかになった。ロシア外務省が機密解除した公電を米
シンクタンク「国家安全保障公文書館」が入手、同日公表した。
公電は七月十九日付で、当時のキッシンジャー米大統領補佐官との会談メモ。キッシンジャー氏は
同月九―十一日、国交のなかった中国を極秘に訪れて周恩来首相と会談しており、ドブルイニン氏
はその内容を聞き出した。ソ連は米中接触直後に秘密会談の情報を得ていたことになる。
中国は当時、ソ連との対立を背景に米国に接近したが、公電は「キッシンジャー氏は周首相との会談
を通じ、中国がソ連よりはるかに日本を恐れているとの強い印象を持った」と指摘。中国が当時の日本
の急速な経済成長に「神経をとがらせている」と記した。
さらに中国指導部は日本人の心の中に「強い報復感情」が潜んでいると確信し、日本の核武装を恐れて
いると報告。中国は「米国が日本を一定の枠内に抑え、限界線を踏み越えることを許すことのないよう
望んでいる」と記述している。
これまでに機密解除された米公文書によると、キッシンジャー氏は七一年十月二十二日の周首相との
会談で「自主防衛する日本は周辺地域にとって危険な存在」と表明。在日米軍撤退は日本の核保有を
招くとして日米安保条約の有用性を説いている。
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