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それにしても国民政府軍の「物資の欠乏」は深刻そのもので、先の『蒋介石
日記』の著者である黄仁宇が排長(第14師・小隊長)をしていたとき、
自分の小隊の兵士には歯ブラシも石鹸もタオルも何も無かったと云います。
そして小隊全員が1枚の布を洗面用に使っていたため、1人の兵士が目に炎症を
起こすと次の日には10人の兵士が感染していました。この辺りは、会社の便所の
手拭きで「1枚のタオルを全員が使い回す」のを想像してみて下さいw。
また黄仁宇の小隊では、便所はもちろん紙が無く、竹片や瓦のかけらを
チリ紙代わりにしていました。さらに靴下もなく兵士が自ら草履を編んで
いたのは言うまでも無いことです。
黄仁宇は当時を振り返って、●「先進国が戦時動員に際して、民間物資を欠乏
させてでも軍隊への供給は絶やさなかったという状況とは比較のしようがない」
と頭を掻いています。