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中国の崩壊を願う日本人、日本の嫉妬…日経BP [07/11/27]
中国経済の発展について、日本人の意識は複雑である。
僕の周囲の意見を聞いていると、経営者と、部長よりも下のサラリーマン―
“庶民”と言い換えてもいいかもしれないが―との意識の間には、大きな差があるように感じる。
庶民の意識を1つの言葉にまとめると、「中国崩壊願望」という言葉がふさわしい。
実際に中国製の食品から認可されていない添加物が見付かったり、材料の不正表示が行われている
ことが発覚したりといった事件が報道されると、サラリーマン庶民の意見は勢いを持つ。
「やはりそうだったじゃないか」「中国経済の成長もそろそろ世界から見放されるはずだ」というわけだ。
では経営者はどうかというと、彼らの意識は少し違う。というより、明快だ。
「中国市場は2010年ごろには倍になる」「数多の問題を乗り越えて、世界の工場としての
中国の地位は今よりも強固になる」といった見解が主流に感じる。
この温度差は何だろうか―。
そう自問していて、はたと気付いたのは、中国に乗じて“利益を上げられる者”と、
中国に“利益を奪われる者”の温度差だということだ。
中国が発展することで、企業の代表者としての経営者は“利益”をそこに見る。
一方、庶民の代表者としてのサラリーマンは、仕事を奪われるという“脅威”をそこに見、同時に嫉妬を感じている
―その思いが、「中国崩壊願望」につながっているのではないかというのが、僕が考えたことである。
ソース(>>2以下に続きます)
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