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台湾 上海射程、自主開発ミサイル 「双十節」で公開へ
10月2日8時1分配信 産経新聞
【台北=長谷川周人】台湾立法院(国会)の王金平院長(国民党)は1日、
今月10日に総統府前で開催する双十節(「中華民国」の実質的な「建国記念日」)記念式典で、台湾軍が、
上海を射程に入れる自主開発の巡航ミサイル「雄風2E型」を初公開すると明言した。
台北市内の立法院で、産経新聞など一部邦人記者との会見で述べた。
2E型は、台湾の中山科学研究院が艦対艦ミサイル「雄風2型」の改良型として開発。
弾頭重量400キロで射程は1000キロあり、
中国沿岸部のミサイル基地や東海艦隊(司令部・浙江省寧波)本拠地の上海も射程に入れる。
量産化されれば、中台軍事バランスを変える潜在力を持つ。
台湾メディアによると、台湾軍は今年3月に2E型の試射を行ったほか、
支配下にある中台軍事最前線の馬祖島で、巡航ミサイル部隊の配置を計画中という。
台湾国防当局はこれを否定したが、中国の国務院台湾事務弁公室は9月末、
「台湾軍は福建や上海に脅威を与える計画を進め、長距離ミサイルの生産も計画中だが、
火遊びは自分自身を燃やすことになる」と強い調子で警告していた。
式典を主催する王院長によると、パレードは計36分間続き、F15戦闘機など空軍作戦機の展示飛行のほか、
陸軍地上部隊が最新兵器の一つとして2E型を公開する。
王院長は初公開に踏み切る意図について明言を避けたが、対外的には、
地域安保の安定を理由に台湾の軍備強化に圧力をかける米中両国を揺さぶる狙いがあるとみられる。
対内的には、次期総統選を控えて自主防衛力を誇示し、陳水扁政権の支持拡大を意図しているとみられる。
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