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ルフトハンザ会長兼CEOマイヤーフーバー氏に聞く 中部路線に大型航空機
日本市場の状況把握のため来日したルフトハンザグループのヴォルフガング・マイヤーフーバー会長兼CEO(最高経営責任者)は4日、本紙の単独インタビューに応じ、
中部国際空港のフランクフルト線について、航空機の大型化を視野に置いていることを明らかにした。
中部空港の2本目滑走路建設に関しては「2本あった方が環境面や経済面で効率が良い」との見解を示した。 (聞き手・石川浩)
-日本や中部、名古屋の市場をどうみているか。
「日本は最先端の技術をつくり出し、世界をリードする国だと思っている。名古屋に対しても16年半にわたり直行便を継続運航している。
われわれの期待の表れであり、名古屋市場の発展性を確信しているからだ」
-名古屋市場、中部空港に対する将来的な戦略は。
「ルフトハンザの強みは欧州の広範なネットワークと、特に東欧への路線網が充実していること。
名古屋路線の次のステップは、現行の航空機A340-300からA340-600への大型化だ。
座席数で30%強の増になる。既にプランに乗り、近い将来実現させる戦略を持っている」
-実現はいつになるのか。
「今年は10機を新たに導入するため、需要が顕在化すればいつでも実現させる用意がある。
ミュンヘン線の新設は、現在のフランクフルト線を年間通して利益を出す路線にするのが大前提。
愛知県と経済界などから働きかけを受けていることを評価している」
■滑走路2本化は効率的
-中部空港は2本目滑走路建設が課題。環境対策を重視するルフトハンザとしてどうみるか。
「一般的に滑走路を2本造ることは環境に良くないと言われるが、逆だ。
着陸待ちで航空機が上空で待機したりすると燃料を余計に消費する。
2本ある方が環境面や経済面で負荷が少なく、効率的になる」
-原油高をどう乗り越えるか。
「基本的には技術の高いメンテナンスと最新機材の導入、運航効率を上げることだ。
燃料は戦略的に購入し、1990年代からこれまでに15億ユーロ(約2400億円)を節約し、燃費もメンテナンスで約29%省力化した」
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