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鈴与 就航路線見直し 福岡・新千歳 大手と競合回避静岡空港旅客参入
静岡空港 旅客参入
静岡空港を拠点に2009年7月からリージョナル航空(小型機による定期旅客輸送)事業に参入し、福岡、新千歳(札幌)に1日各3往復の就航を表明している鈴与は、日本航空、全日本空輸が相次いで競合路線に就航表明したことを受けて、路線の再検討に入った。
鈴与幹部は「県経済の活性化のために空港事業参入を決めた。(大手エアラインと)競合しても意味がない。県が期待する路線で再検討する」としている。
全日空は既に新千歳、那覇に1日各1往復、日本航空も新千歳に同1往復、福岡に同3往復の就航を表明した。
ただ、大手2社の座席供給数を合わせても年間60万席程度で、県が見込む国内線需要予測106万人の6割に満たず、鈴与が年間約20万人と見込むリージョナル航空需要に、県も期待を寄せている。
鈴与が再検討の対象として挙げる空港は、小松(石川)、成田(千葉)、新潟、松山、鹿児島など。鹿児島は、福岡、新千歳、那覇とともに国内主要4路線と位置づけ、大手エアラインへの働きかけを続けている事情もある。
羽田についても、現在は発着枠で制限があるが、「2010年に第4滑走路ができれば、現在とは事情も変わり、小型機が発着枠を得る可能性がある」と期待する。
鈴与は「事情が変わる可能性もあり、今すぐ決める必要もない」とし、航空需要を慎重に見極めながら、09年6月までに国の事業認可取得に全力を挙げる方針だ。
(2007年12月6日 読売新聞)
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