03/06/15 10:02 m1odJYF2
>あえて1点を主張するなら、どんなに「完全なバランス」をとったとしても
>食材の組み合わせと体質の変化でもって、いくらでもアンバランスになって
>しまいます。それを計算することが不可能な以上、結局は、
>ある程度の乱数的な食事内容でしかそれらをフォローすることができないのでは
>ないかということです。
上記についてちょっと訂正を。
「体質」って確かにおかしいですね、「体調」と改めさせて下さい。
その上で。
カルシウムの吸収に関してリンとビタミンDの関係については良く知られていますね。
この3点のバランスを取るだけでも相当に難しいのですが、これに加えて
その他の因子も複雑に絡んできますし、ビタミンDが絡んだ時点で他の栄養素との
バランスが問題になってくることを推測することは難しくないはずです。
おなじアジでも人参といっしょに食べるかキャベツといっしょに食べるかだけ
でも体内に吸収される栄養は相当に変化します。
リンの量がタンパク質の吸収に影響するように、他の要素も複雑かつ乱反射的に
影響してくるのです。
現時点で判明している分のみでさえこの状態なのですから、未判明分に至っては
まるっきりのブラックボックスゾーン。
どんなに計算された総合栄養食でも人間の計算の範疇外で必ずアンバランスを
おこしています。(何しろ解っていないのですから)
尿石問題こそは当時の知識では総合栄養食であったものへの過信の副産物で
あったはずです。
一食における、ある程度の栄養上のアンバランスは問題ではありません。
問題はあるアンバランスを恒常的に維持してしまうことにあると思います。
もうひとつ、同じ状態の栄養物を反復摂取ということ自体にも問題がありそう
です。
乱数的な食事しかあげられないのではなく、乱数的な食事こそが健康の元だと
思うのです。(もちろん許容範囲はありますが)