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蔓延するフェイクニュース 朝日新聞のスクープ記事もなぜか不自然 加計学園問題の文書写真が…
【阿比留瑠比の極言御免】
22日朝、テレビで民放番組にチャンネルを合わせると、森友学園の籠池泰典・前理事長の顔が大写しとなった。
籠池氏が21日夜、安倍晋三首相の私邸などを訪ね、
寄付を受けたと主張する100万円を返却しようとしたが断られ、記者団の取材に応じた場面だった。
籠池氏は現金100万円だという紙の束を持っていたが、本物の一万円札は上下の2枚だけで、中身は白い紙であるように見えた。
国会で大騒ぎし証人喚問まで実施した森友問題も、内閣支持率を低下させた加計学園問題も結局、
火のないところに煙を立てた「フェイクニュース(偽記事)」ではないのか。
「怪しい」「疑わしい」「信用できない」…などといくら追及しても、核心に迫るファクト(事実)は出てこない。
その半面、忖度だとか面従腹背だとか曖昧な言葉ばかりが飛び交い、
「事実がないことを証明して納得させろ」と、不可能とされる「悪魔の証明」が堂々と求められている。
不自然な写真
「自分自身も(記事を)書かれる立場として、(加計問題が)いかにフェイクかとよく分かる。フェイクニュースは蔓延している」
自民党の小泉進次郎衆院議員は1日の記者会見で、こう指摘していた。
そもそも加計問題が一気に火を噴いたのは、
朝日新聞が5月17日付朝刊の1面トップ記事「新学部『総理の意向』」「文科省に記録文書」がきっかけだった。
記事は、加計学園の獣医学部新設計画について、文部科学省が「内閣府から『官邸の最高レベルが言っている』
『総理のご意向だと聞いている』などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった」というスクープだった。
それはいいが、記事に添えられた「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と題された文章の写真が不可解である。
写真はなぜか下側が暗く文字がよく読めないが、文科省が15日に発表した同様の文書をみると、その部分にはこうある。
「『国家戦略特区諮問会議決定』という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか」
つまり、安倍首相の指示だと取り繕ってはどうかという話であり、逆に首相の指示などないことを示している。
ところが、そこが朝日の写真では不自然に隠された形となっている。
これでは「印象操作」と言われても仕方があるまい。
URLリンク(www.sankei.com)
続く