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◯治安維持法を認め、反省も無い金田法相
法相の認識は治安維持法による犠牲に対し、あまりに無神経で無反省だと言えよう。
◯猛威をふるった治安維持法
治安維持法とは、1925年に制定されたもので、当初は共産党員の取締りにのみ使われるはずだった。
だが、適用の対象を一挙に拡大する改正案は1928年、議会で通すことができなかったため、
緊急勅令というかたちで強引にその強化が行われた。つまり、共産党系の団体のメンバーでなくとも、
そうした団体の「目的遂行のためにする行為」(目的遂行罪)を行ったとみなされた場合に、
処罰対象となるようになった。そのため、労働組合の活動、文化運動、弁護士の治安維持法被
告のための活動までもが「目的遂行罪」として処罰対象とされるようになった。
さらに宗教団体や農民団体、団体とすら言えないような集まりにまで、
その摘発対象が拡大していき、猛威を奮ったのだ。
◯治安維持法と恐るべき拷問、逮捕者は数十万人
治安維持法は、令状なしの逮捕、長期間の拘束、そして激しい拷問とセットであった。
その被害者として最も有名なのは、作家の小林多喜二だろう。共産党に入党していた小林は、
1933年2月、特高警察により拘束され、拷問の果てに殺されてしまった。その拷問がいかに凄まじかったか。
小林の遺体を引き取った小説家の江口渙の記録によれば、