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中西茂 6月1日 20:46 ・
読売新聞の現役記者時代、「教育ルネサンス」という連載を立ち上げるなど、
教育問題を長年取材してきたものとして、
今回の前川前次官の「出会い系バー」出入りの報道には、忸怩たるものがあります。
読売内部でどんな経緯があったか、については知りうる立場にはありません。
前川さんが「実地調査」と記者会見で述べたことに対しては、
ネット上ですさまじい批判が上がっており、私の知り合いの中でも、
批判的な立場にいる人も少なくありませんでした。
しかし、前川さんを良く知る人ほど、彼が、フルースクールや夜間中学など、
いろいろなところに「調査」に出かけていくのだということを知っていて、
そのことを私に教えてくれる人もいました。そして、退職後のボランティアでの
様子も含め、ネットや雑誌等で前川さんはこんな人だと表明する人が出始め、
そして、客となった女性が感謝しているという週刊文春の報道です。
私も、何年も前からの知り合いですから、前川さんなら「調査」もありうるな、
と思ってはいました。立場上、様子見をしてしまい、後出しじゃんけんの
ような意見を書くことに、後ろ暗い気持ちを禁じ得ません。
ただ、そういう前川さんのキャラクターは、読売内部にも、知っていた記者は
少なからずいたはずです。読売新聞は教育部という取材セクションを作っていて、
教育問題を取材する記者は多くいますので、前川さんをよく知る記者は
1人や2人ではありません。
しかも、社内には最近、特ダネの危うさを事前に検証するような組織まで設けています。
朝日新聞の不祥事を他山の石としたからです。だというのに、
読売記事では、前川さんの言い分を取れないまま記事化して、案の定の、
週刊文春による女性の証言です。
確かに通っていたのは事実なので、その点では誤りではありません。しかし、
その先を掘り下げないまま記事にされたのはなぜか。報道機関としての
矜持を持ってちゃんと説明してほしいです。
今回の報道で、読売は御用新聞などと批判を受けていますが、私の思いは
別のところにあります。この10数年、教育報道で読者の一定の信頼を得る
形を作ってきた思い(自負)が私にはあるのです。
それが崩れさってしまうのか。そこに忸怩たる思いがあるのです。
(以下略)