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菅義偉官房長官の記者会見詳報
「そもそも、この獣医学部新設は、今治市が平成19年、これは福田(康夫)政権の時だが、これ以降、
15回続けて愛媛県と共同で構造改革特区を活用して提案を行い、提案の当初から加計学園が候補として期待されていたが、実現に至らなかったものである。
実は民主党政権の間も7回にわたって要望があり、平成21年11月の今治市と愛媛県の特区提案は、大学設置母体は学校法人
『加計学園』と記載されている。これを受けて、それまで『対応不可』とされてきた措置を、平成21年度の要望以降は『実現に向けて速やかに検討』に格上げしたのは民主党政権だ。
こうしたことから、民主党政権における措置の変更は、大学設置母体は学校法人『加計学園』であることを踏まえたものであることは明らかでないではないか。
こうした経緯もあって、民主党の高井崇志議員が、昨年4月26日の国会審議で、『四国に獣医学部が1個もない状況に鑑み、
国家戦略特区の実現を要望していた』と国会で質問されているのではないか」
「また、今治市は、今治新都市開発事業に着手した昭和58年、いわゆるこの加計学園による獣医学部構想の誘致を決める前から、
今回、無償譲渡する土地を高等教育施設用地と位置づけて、歴代の市長が大学誘致を目指し、
市議会も将来的に市が土地を購入することを平成12年、平成19年、平成20年と3回も議決をしている。
まさに国家戦略特区というのは、こうした岩盤規制、抵抗するものに風穴を開けるわけである。
国家戦略特区諮問会議で決まったことを基に、内閣府が規制官庁と侃々諤々の大議論を行うことは当たり前のことではないか。
法律に基づいて行っていることであり、ゆがめられたということは全くない」
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