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中央アフリカ駐留フランス軍に新たな虐待疑惑、少女に獣姦強要か
国連(UN)は30日、中央アフリカに駐留するフランス軍に「極めて問題性の高い」新たな性的虐待疑惑が浮上していることを明らかにした。
国連によると、フランス軍が中央アフリカで展開する「サンガリス作戦(Operation Sangaris)」に参加している部隊の兵士たちが、
わずかな金銭と引き換えに、少女たちに動物との性行為を強要したとの報告があったという。この件はフランス政府にも通知された。
AFPの取材に応じた国連関係者は、「フランス部隊が獣姦に関与したとの複数の報告を受けたが、現時点で確認はできていない」と述べた。
国連の声明は「極めて問題性の高いこれらの疑惑について、正確な件数や特質は現在も調査中だ」としている。
この虐待は、中央アフリカのケモ(Kemo)州で2013~15年に起きたとされる。国連は今週、調査チームを現地に派遣し被害者との面談や情報収集に当たっている。
PKO部隊の性的虐待疑惑を調査している非政府組織(NGO)「エイズフリー・ワールド(AIDS-Free World)」の報告によれば、
少女3人が国連の人権問題担当官に対し、2014年にサンガリス作戦の部隊指揮官の1人によって基地内で縛られ、服をはぎ取られてイヌとの性行為を強要された後、わずかな金銭を与えられたと話したという。
中央アフリカでは、平和維持活動(PKO)のため駐留する国連中央アフリカ多次元統合安定化派遣団(MINUSCA)をめぐっても多数の性的虐待・搾取の疑惑が出ており、
今年に入って既に25件以上の問題が発覚している。(c)AFP