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山形県いじめ調査 過去最多6611件
河北新報 2017年04月29日土曜日
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山形県は２８日、２０１６年度に県内の公立小中学校と高校、特別支援学校で認知されたいじめが６６１１件だったと発表した。
前年度に比べ８６６件（１５．１％）増加し、県が独自調査を始めた１３年度以降で最多となった。
県庁で開かれた県いじめ問題審議会で報告された。
内訳は小学校４０９５件（前年度比１３％増）、中学校１９０４件（同２９．９％増）、特別支援学校８６件（同７９．２％増）。
高校は減少し、５２６件（同１３．２％減）だった。
発見のきっかけは「アンケートなど学校の取り組み」が最も多い４１５５件。「本人からの訴え」（１０２８件）、「保護者からの訴え」（８２７件）などが続いた。
いじめの内容（複数回答）は「冷やかしやからかい」が４２８９件に上り、最多だった。全体のうち６０００件は、いじめが解消されているという。
県教委の担当者は
「早期認知が解消の第一歩と考え、増加は肯定的に捉えているが、未然防止の視点から件数を減少させることも重要。
増減だけに目を向けず、しっかり取り組んでいく必要がある」と説明した。
調査結果には、小学校で認知された東日本大震災関連のいじめ２件も含まれる。